世の中が太平であって欲しい。
今まで通りの世界がどれほどまで自由で、
豊かだったのかと思い知った。
山下達郎さんが、
サンデーソング・ブックの3月8日で、
「行けない人たちのために、ライブ音源をどうぞ」
そんな優しい回だった。
私も読んでくださった人たちが、
今日も楽しくなるように引き継いでみました。
こんにちは、
みんな元気です。
ジローくんは、
とってもいい波に乗りました。
「なんだ、かんたんだなと思いました」
そんないつものセリフの、
よく晴れた春分日の三連休の最終日。
ジローくんは、
海で遊ぶのが大好きです。
波に乗るのはもちろんのこと、
知っている人が近づいてくるだけで大喜びです。
たとえ波に乗れなくても、
海で遊ぶことが楽しいのです。
これだけ遊ぶと、
「すなはまに足がついたしゅんかんにホッとします」
そんなハッピーサーフィン日記の文体となる。
(巻末リンクを参照ください)
サーファーズ岬のきんちゃんたちが来ました。
「湘南はオンショア祭だよ〜」
「ジェフリーズは南西風はオフショアです」
「すごいね」
「けれど、昨日にくらべて波は90%減少しました」
「そうだよね。大きな板をさ、レンタルできるかな」
「もちろんです」
そんなことになって、
きんちゃんはキャッチサーフの8フィートに。
「きんちゃんたち」
もうお一人のマサルさん。
きんちゃんの従兄弟であります。
マサルさんは、
スキッパーフィッシュ66に乗り、
「これすごいね。どの波にも乗れちゃうよ」
大きく気に入ってくれました。
キャッチサーフは浮力と剛性のミクスチュア。
マサルさんは、
4月から仙台支社に転勤になるそうで、
仙台のサーフ事情に詳しくなっていた。
あちらでもいい波に乗ってくださいね。
「波は小さいけどね、
湘南サーファーからしたらたっぷりとあってさ、
なによりも三連休の日曜日で、
しかもこのコロナ騒動でどこも混んでいるのに空いていたから、
こんなのは湘南じゃありえないから最高だよ〜」
うれしそうなきんちゃんと、マサルさんでありました。
私も長い斜面を持つ波に乗り、
マンライ自己認定。
もしかしたらマグヤン(旧名ツナくん)が、
一番いい波に乗っていたかもしれない。
タキビシ・ピークからスネークまでつないだのは、
この波サイズでは稀なことだ。
チバリーズの覇者ドラグラ・ケイスケ。
あの日の5秒バレルは、
この界隈で語り草となっている。
ジローくんとナッキー。
女の子にも大人気で、
ナッキーは、
「ジローが前からやって来たので、
思わず抱きしめたくなった」
そんな気持ちだったと後から聞いた。
昨日もジブリKさんや、
ロレクス松本さん、
そしてSI(稲田三吉)さんを
自身の『ジロー』という存在だけで感動させていた。
こんな8歳児はあまりいません。
私たちにとっては、
ダライ・ラカ法王がジローくんと同種であろうか。
二郎の父ちゃんのふわり乗り。
波が優しいので、
こちらも柔らかくするのです。
後ろに母ちゃん(タカちゃん)が見える。
ニノちゃんは、
チバリーズ日にiPhoneですごい波写真を撮った人だ。
NAKISURFとバリー・マッギーのコラボ76がついに到着し、
それに乗って笑顔のマンライを連発していた。
フィンセッティングが完璧そのものである。
Vektor VT
Photo by @nino1011
.
これがその写真である。
またいつか乗りたいチバリーズ。
太郎くんは、
法王の跡継ぎでラカ39世とされているけど、
多感な18歳になったときに就任するかどうかは、
サーフィンの持つパワーがかかっていると思う。
前出のジブリKさん。
すばらしい日でしたね!
ハッピーサーフィン、
はじめましょう。
まずは視界を広く、
サーフィンのたくさんのことを見て、
感受性を上げつつ、
ジローくんのように寛容力を高めましょう!
閑話。
1978年に発行された
ポパイ誌の25号を読んでいたら、
『アポロ・エクササイザー』の広告を発見した。
この時代の
熱血
根性
そんなことに美学があり、
これらの単語が黄金だった少年時代を思い出し、
『リングにかけろ』
のようにパワーリストを付けて歩きたくなった。
この頃のサーファーたちは、
こんな言葉をポパイ誌から覚えた。
インターネットがなかったことと、
当時の一般サーファーたちは、
なかなか海外に行けない時代だった。
(今もそうである)
サーファーでない編集者たちが、
誌面製作のためにハワイやカリフォルニアに長期滞在して、
一流サーファーたちや、
一般サーファーたちの取材をしていた。
とすると、
「今も昔もサーファーたちが読みたいもの」
は変わっていないのだと再確認したら
北東風が吹いてきた。
昨日は21度という気温が8度まで下がった。
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【巻末リンク:ハッピーサーフ日記・初回版】
Happy Surfing!!
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