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【サーフィン研究所】小説「三部作のエピローグ」_(1449文字)

1970年代に細野晴臣さんが掲げた

『トロピカル三部作』に感銘し、

『ハッピーサーフィン三部作』を書いた。

それぞれ3000字弱、

3350字、2330字なので、

8680文字という量だ。

(巻末リンク)

けれど、

これだけの情報量を持ってしても、

人物紹介だけでしかない。

私たちの思想というか、

大義すら表現できていないと、

タキビパレスのDJタンテイブースで反省していた。

満月、昨夜のことだ。

これは、

法王の波乗りで、

「瀧朗のワイプアウトの瞬間」

と題名が付いた作品だ。

法王に密着警護していた瀧朗。

波から振り落とされる瞬間。

グラブレイルした法王はこれをメイクしてみせ、

その圧倒的なほど高い身体能力を披露された。

或る午後のことだった。

(ここから文体が小説風になります)

いまサーフ界は、

大空位時代となっている。

ジョン・ジョン・フローレンスが新皇帝だが、

まだ下々までは、

日本まではタクトを振っておらず、

結果、

ご存じのようにサーフ自粛警察や、

同調圧力が出現した。

解雇や休業の繰り返しで、

日々の生活が厳しい人たちの中にラカ法王がいる。

法王は、

そんな苦しみを一切見せずに、

私たちに優しさをあふれさせている。

従者というか、

摂政である瀧朗は、

ドラゴン・グライド・プロダクションズ内での問題解決、

意思決定、

記憶、

説明(メタファーなどの修辞技法)、

科学理論の形成などにおいて重要なことを法王に代わって執りおこなっている。

そうなのであるが、

瀧朗ゆえに論理的誤謬(ごびゅう)の排除が難しい場合も多い。

より霊感的な新概念の形成過程は、

タキビ神によるマハトマ・ガンディー理論として区別され、

これに瀧朗が意見を述べることはない。

彼はあくまでも法王の摂政であり、

神の領域には立ち入らないのだ。

その神、

タキビ神が内面的に持っていた融和力は、

ときに予兆というひらめきをもたらせる。

それがこの二郎くんの存在であり、

それはメタファー(metaphor)でもある。

「純粋なるこころ」

の結晶を二郎くんが持ち合わせ、

それを予見したタキビ神もまた同様に持ち、

前出したラカ法王も同様に持っている。

純粋なるこころでサーフすると、

理論物理だとか、

応用物理ということから精神はかけ離れていく。

これはつまり、

「ただただ自然と向きあう」

という始祖の姿となるからだ。

二郎くんのチャブ台スタンス(リバース)。

「スイッチ・スタンスの二郎は、

膝の立て方の組み合わせでクアッドスタンスとなります」

ドラグラ・ケイスケが研究結果を報告してくれた。

サーフィンのようなむきだしの危険は、

そのスリルの結晶が胸に入り込み、

何年も経ってからそれが鮮明に花開くときがある。

アクション映画を見ているときに、

サーフィンの感動と似ていると感じるのはそのせいかもしれない。

Tyler Warren 2+1 “One- Off” 6’5″

Nakisurf Original Twin Fin

.

Tyler Warren Tracker 7’0″

.

10フィートボード、

つまり3mのボードに乗っていて、

こうして2m程度のボードに乗るとレイルラインが軽く、

まるで125ccのモーターサイクルに乗っている気になる。

ドリフト、

ウィリーと思いのままのサーフィンというのも悪くはない。

本日は昨日まで続いた3部作のエピローグという内容です。

詳しくは、

以下の3つのリンクをご覧になってください。

【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)

【サーフィン研究所:記念号】サバ手の歴史_ラカ法王39世誕生日_(3358文字)

【サーフィン研究記念号】ラカ法王39世誕生日後編_ ツナマグ_ハッピーサーフ三部作完結編!_(2331文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!