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【サーフィン研究所】教育_Many Rivers To Cross_(1656文字)

「教育」

エックスで、

カメラ片手に波乗りを至近距離から見ていたが、

コーチ役のお母さんたちも浜に数名いて、

それは微笑ましいのだが、

気になったのが、

指導型のお母さんがいたことだ。

「あと10分!」

特定の子どもがショアブレイクまで乗ってくると、

そんな指令を出していた。

こんなことはよくあるのだが、

本当に10分経つと、

沖に聞こえるほどの大声で

「帰るよ〜!」と叫んでいた。

きっと、

送迎や塾とかがあるのだろう。

忙しいのだ。

そこまではそう考えていたが、

子どもたち(3人だった)が上がってくると、

それぞれのビーチサンダルを持って待ち構えていて、

波打ち際で履かせて、

その小川で足とボードをそこで洗って!

その足ヒレも洗えとか、

ウエットスーツのチャックを降ろして、

リーシュはボードに巻いてと、

全ての行動を指示していた。

また、

子どもたちは無表情でそれに従っているのだが、

お母さんは車に行くまで、

指示を出し続けていて、

はっきり言って怖かった。

けれど、

これも日本の縮図だと思う。

だから

「コレをしなさい」

「こうしないと非国民だ」

そんな人たちが増えていて、

いま見た3人も大人になったら、

子どもたちにそう教えるのだろうから、

日本はこれからどうなってしまうだろうか?

心配になりつつ車に戻ると、

棒を持ったジローくんがいて、

砂浜をうろうろしていた。

子どもには、

自由と時間を与えるのも親の大切な仕事ですねと、

父ちゃんことアキくんにそう伝えると、

「そうですかね」

そう苦笑いしていたが、

やはり大したものである。

千葉を出発して、

800kmくらい走った。

たくさんの川を渡り、

海も渡った。

いつも思いだすのは、

ジミー・クリフの楽曲

『Many Rivers To Cross』だ。

Many rivers to cross

But I can’t seem to find my way over

Wandering I am Takibishi

As I travel along

the white cliffs of Dover

Many rivers to cross

And it’s only my will

that keeps me alive

I’ve been licked,

washed up for years

And I merely survive

because of my pride

And this loneliness won’t leave me alone

It’s such a drag to be on your own

My woman left me and she didn’t say why

Well, I guess I’ll have to cry

Many rivers to cross But just where to begin

I’m playing for time

There have been times I find myself

Thinking of committing

some dreadful crime

Yes, I’ve got many rivers to cross

But I can’t seem to find

my way over

Wandering I am Takibishi

As I travel along the white cliffs of Dover

Yes, I’ve got many rivers to cross

And I merely survive because of my will

歌詞にタキビ神が登場するのは、

明日の予告なのかもしれません。(笑)

そして、

この下にあるリンクは、

細野さんとコシミハルによるSwing Slowの『ミスターエコー』。

【巻末リンク:細野さんとコシミハル】

Happy Surfing and Happy Summer!!