夜明けに近い夜中という時刻。
ドラゴン波が気になって見に行くと、
こんな波が月と、
朝焼けになる前の色の下で動いていた。
2+1 / 6’5″
Greenough 4A-9″ + VEKTOR VMK
Tyler Warren One Off Shape
.
バレル系は、
こうして後ろから入れば、
そのセクションを最初から最後まで味わうことができる。
足を波側において、
そこを*トラクションとするといい。
(*英和辞典を見るとtraction=摩擦とあるが、この場合は波との付着)
ヒザもずいぶんと良くなってきたので、
ちょっとしたエッセンスというか、
スパイスも波の上で効かせられるようになってきた。
リバース・グラブ・レイル・スラッシュという名前が付いたが、
おそらく世界初の動きだろう。
すばらしい日だ。
【第二部】
これはすでに回顧記となる。
先週ジャイアンとガラさんが来島し、
奄美写真家のCHARくんが、
グリーンヒル・カフェにやってきた。
「おいおい、ずいぶんと柔らかいじゃんかよ」
グリーンヒルの優人くんに長女がいて、
この子がそのミリちゃんだ。
「きかい・たいそお」(お、に平坦なアクセントの島口で)
「そうか、そんなのをやっているのかよ」
「ガラさんもやってみたらいいんじゃないですか?」
「そうか!じゃあさ、ふなきも一緒にやってみんべぇよ」
「はい!」
そうして開脚をするガラさんと私を見て、
ミリは、
「ぜんぜん、ひらいてない」
「あれー、年取るとなんでもだめだね」
「でもこうして挑戦することが大切だとガラさんに教わりました」
「でも孫というか、ひ孫世代はかわいいね」
「指とか足とかのパーツがまん丸ですよね」
「そうだよ。なんだっけ、ドラグラでさ、ほっぺたが人気の小学生いたじゃんかよ」
「ジローくんですか?」
「そう!そのジローくんはいいね。空海2世だってねぇ。かわいいねぇ」
(世界初のチャブ台スタンスで、波の真理にせまるジロー氏。
大師2世とされている。この詳細は巻末リンク*2を参照ください)
.
「ガラさんは本当にお詳しいです」
「年寄りは暇なんだから本は読むよスマホでだけどさ」
「本は最高ですよね」
「字なんかこんなに大きくしちゃったりするんだよ。なぁ!」
「あはは」
「あ、お前、またいい加減なことを書くなよな」
「大丈夫です」
「そうか、だったら良かったハハハ」
そんなありがたいお話をしていると、
パンダがやってきた。
あれは2年前の平成天皇の誕生日に、
この黒白ネコパンダのことを書いた。
(巻末リンクを参照ください)
このパンダには、
とっても好かれているようで、
グリーンヒル・カフェにいると、
いつのまにか私に近づいている。
たいていは気づくと下にいる。
それで誰かと話し込んでいると、
こうして足を私の靴に付けてまでいる。
飼い主というか、
パンダを昔から知る優人くんや緑くんに聞いても、
「なすがままネコ」ではあるが、
近寄ってくるほどの社交的な性格でないという。
ちらりと発心したのが「輪廻転生」のこと。
もしかすると、
パンダはシロ(初めて飼った猫)の生まれ変わりなのかと思うと、
空海が不空の生まれ変わりだったかのように、
ストンと腑に落ちて、
なんだかパンダが白く見えてきた。(笑。だけど本当)
最近は人種問題がいろいろあり、
各誌面をにぎわしているが、
毛の色で動物を判断しないように、
人もまた同じだと思う。
シロ(パンダ)またね。
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【巻末リンク:パンダ主役!!】
【巻末リンク*2:ジローくんのチャブ台スタンス解明】
【サーフィン研究所&ドラゴン・グライド・プロダクションズ特大号】二郎くんのハッピーサーフィン日記『チューブをショウメイしました』_(2944文字)
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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