カンフル・ガーデン。
水深などほとんどない珊瑚礁の上で崇高な波がブレイクしている。
この島には数人天才サーファーがいるが、
アスリート一家の血統を継ぐ牧野大智くんもその一人だろう。
血統というのは、
両親からの遺伝の影響は約33%に過ぎず、
残りの約66%は妊娠中の母体内の影響と、
育つ環境によることであるとされているが、
それでもなおサーファーの能力に血統が、
一定の大きな割合で寄与しているとあった。
(2002年研究:及川正明)
Daichi Makino
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ダイチくんのサーフィンを見ていると、
自由自在であるし、
水深50cmなんていうのは、
全く問題がないように安定している、
こちらも二代目サーファーん永田リトくん。
カービング、
エアなどを極めているヤング達人でもある。
父はアキラくんと言い、
ドラゴン・リーフあたりに現れて、
「30分だけ」
そんなことを言いながらバレルに入っていく。
前出の大智くんと同じようにグレイト・サーファー親子だ。
もしミシュラン・ガイドの調査員が島に来ると、
まず向かうのが用安のクルクルだとされている。
そのグラン・シェフのヒロくんもカンフル・ガーデンにやってきた。
彼の皿からは「何か良いもの」が発火するようなインスピレーションを感じる。
「来られた方に喜んでいただく料理を作ること」
そんなことを念じつつ、
日々パスタを仕込み、
白黒トリュフをそれぞれマッチする上等なハチミツに漬けつつ、
指定漁師からこれぞという魚を仕込み、
健康な島豚に目を細め、
農家の手伝いをして、
土をなめては野菜を見極めている。
そんなオールマイティで、
世界レベルなシェフがヒロくん。
一緒にサーフできて良かった。
私もパドルアウトしていった。
ダックダイブが楽しいほど、
波がブルンと崩れていく。
Catch Surf® Skipper Fish Ⅵ 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK
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勇生くんから学んだストールを武器に、
波壁をトレースしていくように滑る至福。
激浅だけど慣れてきたような。(笑)
9月のコーヒー画像を探していると、
この土佐波を発見した。
後ろにはシャッチョさんとジョニーが見える。
「ふむふむ、これはあの日だな」
そう記憶をたぐっていると、
このタイミングを見透かしたようにジョニーから電話が来た。
話は、
私の乗っている波だったり、
サーフヨギ・アパレルの話となった。
(巻末リンクを参照ください)
ジョニーは、
ダニー(・メルハド)と一緒に長野でスノー合宿をしていたのだが、
その流れで北海道に来たら、
いろいろのすばらしさに後ろ髪を引かれているという。
夏の朝陽が波面に陰影を付け、
その段のエッジの下に合わせるようにレイルを入れる。
しかも世界一のシャッチョさん(偉人たまちゃん談)直伝のグラブレイルで、
スタンスを結んだ瞬間が忘れられない。
今ここでサーフしたら奄美効果でさらに深いラインが見えるだろう。
ジョニーには、
サーフヨギス・アパレルが全量無事に完成したことを伝えると、
うれしそうに、
本土に戻ったら発送先について連絡をくれると言っていた。
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【巻末リンク:サーフヨギスT】
【サーフィン研究所特大号】環境系の高機能ウエットスーツ『アーバン・アイランド・ソシエティ』_Bパス再訪の巻_サーフヨギスT!_(2196文字)
【巻末リンク*2:世界一のシャッチョさんつながりでSR三部作】
【特別リンク:ジローくん初登場日】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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