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【サーフィン研究所】ハッピー・サーフィン@黒潮町!_般若心経秘鍵のお好み焼き_(2169文字)

黒潮町が誇る美しく広い砂浜には、

やはり美しい波がやってくる。

誰のものかわからないが、

夜明けごろに置かれたシングルフィンが、

持ち主がやってくるのを待っているかのようだった。

パドルアウトしてからさらに感激することになるのだが、

そんな感動的な波は砂浜由来であり、

それは美しいバレルとなった。

2日目の朝は、

ターボーくんやとおるくん、

コジマくん(写真)、

スマイリー・グリズリーや吉田さんたちと、

それぞれのすばらしい波を駆けた。

沖のピークはダブルアップするので、

大セットがその恩恵を受けてバレルとなるハッピー・サーフィン・セッション。

これは4日めの朝。

昨日は父の日なので、

「たっぷりとサーフィンしてきてね」

そんな後押しで楽しみに来られた方、

または子どもたちと一緒に海に来られる方も多かったようで、

前出の波とオフショアから無風というコンディションと相まって、

それはすばらしい日曜日となった。

これは3日目の午後のセッションだろうか。

うーやんことDJ VCA氏と、

刈谷農園のまっちゃんが映っている。

ひさしぶりにキャッチサーフ6を乗り、

なかなかのセッションができた。

大満足でボードを掲げた画がこれ。

このあたりの海岸は、

大きなスケールで見ると、

観音の住む補陀洛界に最も近いと言われる金剛福寺の東浜に位置している。

古文で恐縮だが、

この美しい入野松原を評した文章があったので、

自分のためにもここにペーストしました。

土佐ノ西南部

太平洋岸ノ砂丘ニアリ

延長三十町

西方蹉跎岬ノ諸山ヲ望ミ

東方井ノ岬ニ対シ

海山ノ風光ヲ

一眸ノ中ニ収ム

四國ニ於ケル

屈指ノ松原ナリ

その四国における屈指の松原付近で、

シャッチョさんナッキーとで弁当を買い求めた。

ここは、

前出のまるやTを掲げてくれたコジマさんが教えてくれた

「ニコニコ市」という生産者直売場である。

ニコニコ市では

あいにく刺し身が売り切れか、

入荷前でゼロだったので、

そこから380m(本当)西南に位置する

「業務スーパーあるね屋」に行くと、

このように400円で豪華な刺身視界となった。

水揚げ直後のカツオ、

グレ(たたき)、ハマチと何にするか迷ったが、

そのすべての魚が

「切り落とし」されている200円パックにすると、

これが大正解。

まるで刺身盛り合わせをいただいているかのような、

旬の土佐魚の味覚探検ができた。

ちなみに一枚目下のカツオの一サクは250円という破格値。

おそるべし黒潮町。

白飯と刺し身モーニングのおかげで、

念願のジロー朝飯の夢はかなわなかったけど、

明日にでも行ってみようかな。

私のおすすめは、

高知が誇るスーパー卵2個を使った「土佐ジロー」かけご飯。

「あそこは観光客価格やき」

黒潮町の人はそう言うので、

地元価格を設定すればもっと賑わうと思う。

ここにはおいしいものが揃っていて、

そんな買いものもまた楽しい。

大人気ノスタルの惣菜一式は、

ここ「道の駅ビオスおおがた」にも卸されていて、

シェフであるタッくんは、

いつ寝ているのかが気になった。(笑)

「ボカをボカボカかけるんです」

うーやんのささやき戦術がじわじわと効く逸品。

そのうーやんは、

キムチ等を求め、

「これから嫁さんの実家に向かいます」

そう言いながら須崎方面に走っていった。

またね〜。

(一部終わり)

私たちのそれからは、

グリズリーの生息地であるタヌビーチに行ったのは、

単純に彼に会いたかっただけだ。

すると、

すばらしい波が崩れているではないか。

予想だにしなかったと、

文字通り着の身着のままさっとパドルアウトすると、

一本目からこんな波を得た。

Tyler Warren’s One Off 2+1 /7’2″

.

最近は、

オーバー7フィートのミッドレングスを修練中なので、

ちょうど良いフィールド・ワークというか、

スマイリー・グリズリーや私たちが掲げるハッピー・サーフィンとなった。

バレルになるのだが、

サンゴ礁ではないサンドボトムなので、

安全というか、

こちらもバレルだけに集中できた。

サンゴ礁と書いたが、

正確には、

奄美大島や沖縄はナイフ状の貝が付いた岩礁である。

たっぷりとサーフして、

遅いランチは黒潮町が誇る「お好み焼きまるや」に。

その『まるや』の、

シェフ・ド・キュイジーヌであるターボーくん。

彼の何気ない話は、

「般若心経秘鍵」 の響きにも似た旋律でせまってくる。

今回は、

「それスジコン遥かに非ず。心中にして即ち近し。

トンチー外に非ず。身を棄てていずくにか求めん」  

そんなお言葉を受けたようだった。

「だった」と書くのは、

私の心象だからであり、

でないと、

ターボーくんに

「あのな、いい加減なことは書かんといて」

そう釘をさされている身なので、

正確に記しているだけにすぎない。

解説すると、

「スジコンの教えは、はるか遠くにあるものではありません。

それは心の中にあり、とても近いものです」

ということであり、

さらには、

「トンチーは遠い世界にあるのではなく、

あなたの心にすでにあります。懸命に食べてな」

そんなことを言っているように聞こえたお好み逸品二品だった。

(巻末リンクを参照ください)

【巻末リンク:シェフといろいろ】

【サーフィン研究所奄美支局】ウイスキーのススメ_(サーフィンの)真理と煩悩はどこに?_(1855文字)

【巻末リンク*2:黒潮町6月初日】

【サーフィン研究所】黒潮町〜四万十でスマイリー・グリズリーと38(サバ)大王降臨予感_(1773文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!