本日は（ハワイとの時差で）、
デューク・カハナモクの誕生日です。
デューク・カハナモクは、
いまも続く
『ハッピー・サーフィング思想』
を定義した人であり、
オリンピック水泳の金メダリスト、
ハワイ州の命を受けたサーフィン振興の父だ。
波乗りが誕生したころは、
ポイポ・ボードで寝そべって波を滑っていた。
ゆえに、
その行為には〜主義などはなかったに違いない。
それからずいぶんと時が経って、
１８世紀の終わり頃のハワイ王国で、
人は波の上に立ちはじめた。
それはオロ・ボードというものだったそうで、
いまも現存されている。
現存している当時のボード（Olo、オロ・ボード）を見ると、
長さ６〜７ｍの木片で、
８０ｋｇ前後という重量だ。
これでハワイの波を乗ることは武勇伝であり、
他者から見て驚異だったことだろう。
つまりこれがハワイを発端とするサーフ思想の原型となった。
この思想の中心になってきたのは、
ＤＫ（デューク・カハナモク）哲学であり、
正統なるサーフィンは武道のようなもので、
そのときに日本に伝わっていたら間違いなくサーフィン道となっただろう。
デューク・カハナモク哲学が確立すると、
＊キャプテン・クック派などは陰の異端として斥けられ、
これを制圧するための十字軍（＊＊ケアラケクア湾十字軍）なども出動した。
（＊キャプテン・クック派とは、占領、占有しようとする心を持つ派閥のサーファー）
（＊＊ケアラケクア湾十字軍＝歴史の勉強です）
このためキャプテン・クック派が提唱する競争主義は長らく陰にまわっていた。
ときは＊＊＊１９５７年。
ラグナ・ビーチのホビー・アルターと、
ゴードン・クラークが
「ひどい化学物質を混ぜ」
ポリウレタンフォームが完成した。
この合成樹脂のサーフボードを大量販売し、
（＊＊＊：実際に最初のウレタンフォームは、
サンタモニカのデイブ・スウィートが１９５６年に誕生させている）
１９６５年、
「サーフィン・ガールのアメリカ青春物語」
『ギジェット』がＴＶで放映されると、
初期サーフィン・ブームがやってきた。
その一方では、
デューク時代から続くコペルニクス定理を礎に、
ロックンロールをまとってデビッド・ヌイーヴァの主義が登場し、
他方ではナット・ヤングがグリーノウ・デザインと結びついて、
各ターンと思想が確立していく。
この後、
大きなシモンズ・ボードをぶった切って『ミニ』という概念が登場した。
さらに１９６７年、
スティーブ・リズのニーボードが、
スタンディング・ボードとして乗られ、
翌年にはジェフ・チンによってサンディエゴ・フィッシュとなった。
そして１９７０年代となって、
キャンベル・ブラザーズのボンザー、
ハワイのベン・アイパのスティングなどが登場する。
（１９７３年）
世界チャンピオンであるマーク・リチャーズの庇護をうけた「フィッシュ」は、
オールラウンド・サーフボードの復活に挑み、
競技主義が徐々に浸透してＷＳＬ時代の支配がやってきた。
ここからはスターウォーズの概念だが、
オープニングロールとして読んでいただきたい。
遠い昔、はるかかなたのサーフィン界で…
エピソード３８
新しい時代
ジョエル・チューダーがＷＳＬ帝国の支配に反乱軍として、
ダクトテープという「集い」の秘策で奇襲を仕掛け、
ＷＳＬ帝国に対し初めて勝利を収めた。
更にその集いの合間に、
オリンピック（ＩＯＣ）のスパイは、
ＷＳＬの究極波
『ケリー・スレーターのウェイブ・プールの設計図』
を盗み出すことに成功。
それは”波乗り天国”と呼ばれ、
魂をも粉々にするパワーを持つサーフ洗脳装置だった。
ＷＳＬ軍に追われながらレイア姫は盗み出した設計図を手に故郷へと急いだ。
真のサーファーを救い、
サーフシーンに自由を取り戻すために…
Episode XXXVIII
A NEW ERA
Joel Tudor as a rebel under the rule of the WSL Empire.
A surprise attack was launched with the secret strategy of
“gathering” called duct tape.
He won his first victory over the WSL Empire. Furthermore,
in between the gatherings Olympics (IOC) spies Ultimate wave of WSL’s
“Kelly Slater’s Wave Pool Blueprint” Succeeded in stealing.
It’s called “surfing heaven”.
It was a surf brainwashing device with the power to shatter the soul.
Chased by the WSL army,
custodian of the stolen plans that can save her people
and restore freedom to the surf scene …
□
【巻末リンク：デューク・カハナモク】
【テクニック編】ドラグラ始皇帝デューク・カハナモクのお言葉＿アンディ・ニエブレスのスーパー奇天烈フィンファースト＿（１５７５文字）
【巻末リンク＊２：エピソード３８関連】
【サーフィン研究所】ムジカ・ラッコリーノ Mr.ホーオーのブートラジオVS黒ネコのタンゴ＿タヌ・ダクトテープ土佐＿（１０９９文字）
【巻末リンク＊３：ダクトテープ】
【サーフィン研究所＆ドラグラ・プロダクションズ】ダクトテープ・インビテーショナル！！＿石田さんの波＿アンディ・ニエブレス優勝！＿（１０５３文字）
【巻末リンク＊４：ダクトテープ２】
Happy Surfing and Happy Summer!!
◎
