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naki's blog

【サーフィン研究所:準渾身号】バレルの郷愁アンチノミー論とタヌ星人の真偽_(2179文字)

現在の千葉一宮タマサキ(長生郡)の日の出が5時9分ごろ。

夏至時(6月21日)で4時22分ごろ。

とすると、

47分も遅くなった。

曇天の暗い夜明けだったが、

水平線の雲が途切れ、

しばしの朝焼けを見せてくれた。

しかもジェフリーズのバレル系ショアブレイクと、

タキビ神という神々しいショットを得た。

浅いショアブレイクは危険なので、

人を寄せ付けないが、

ひとたび仕組みが理解できると、

ワイプアウト角度さえ減少させられたらそこまで危険ではない。

The Takibi God on

Catch Surf® ODYSEA Plank X Barry McGee

7’0″ Side Bite

.

それから私は、

ヘリテージのノーズライダーを秀さんのバットフィッシュと替え、

ベン・ウエイのクールなアートで自身のミニ時代を回想していると、

全員をひたすら無視するサーファーガールまでやってきた。

「(あの子は)他人を見ないし、避けないのでとっても危険だ」

どこからひそひそ話が聞こえてきた。

まったく同感である。

突然晴れてきた。

その途端、

すばらしい波がやってきて、

私は成仏(上陸)まで乗り、

よろこびに震え、

この心象を切り取った波写真を撮りたくなって海から上がった。

撮れた。

ジローくんではないが、

役者が輝いているので写すのは「*かんたんです」。

(〈*かんたんです〉については巻末リンクを参照ください)

ジェフリーズ波のすばらしさは、

その長い斜面にあると思うけど、

風がなく、

潮が合うと、

そして晴れると、

このエリアは、こ

美しく、

妖艶に舞うようにブレイクするのだった。

その「たわわに実った」波にタキビ神が乗る。

サーフィンは、

乗るというよりは、

「波に浮いている物体を操る神たち」

と表現したくなる。

The Takibi God on

Catch Surf® ODYSEA Plank X Barry McGee 7’0″

.

この波はバレルの予感がたっぷりだ。

乗ってくると画像下に来てしまう。

タキビ神はやがて土手で見えなくなっていく。

この消失感がいいなと、

そんなことを次のNALU誌に書こうとひらめくと、

ナッキーがレフトに乗った。

Nacky on

Catch Surf® ODYSEA Plank 8’0″

A purveyor to the Happy Surfing(ラカ法王御用達=Royal Warrant)

.

ナッキーは、

「(無限であるはずの)円運動」

について考えるべく、

波壁に張り付きつつ、

真理を解明すべく求めはじめると、

解決できない矛盾にぶつかりはじめた。

解決できない矛盾というのは、

この場合は、

無限の円運動だ。

実際には無限ではなく、

どうしても有限に見えてしまう。

そんなことだ。

そういえば、

いつか同じような話をタヌ星のタヌくんにしたことがあった。

「それは二律背反(アンチノミー)ダヨ」

「よくそんな言葉を知っているね」

「ヒトの認識の枠組みには限界があるんダヨ」

「へー。タヌ星人は頭がいいんだね」

「タキローもなかなかダヨ。

マグローくんはニセタヌ人だから違うけどね」

そんな会話を思いだしていた。

長くなったが、

母のお墓参りに行ってきた。

最近は空海に夢中で、

母の墓がある千葉県銚子市には、

関東八十八箇所の〈満願寺〉がある。

ここにもお参りし、

上記した真理について考えていた。

サーフィンで得られる真理は限りないほど多い。

だが同時にサーフィンで得られるアンチノミーは、

時間と空間に加え、

普遍的な因果性に関していえば、

波の限界とわかりつつも、

このことをひたすら隠すように、

見ないように、

気づかないようにしているのだ。

母が大好きだった〈銚子の伊達巻〉。

根本さんの家でこれをいただくと、

幼いころに飲んだ甘い麦茶を思い出した。

さらには、

このコカドの根本さん家の冷や麦とキャンディキャンディ全巻、

せんげん台のライスカレーとサッポロ一番しょうゆ味に加え、

近所の肉屋のコロッケの香りから、

陣屋町の東京軒を思いだした。

丸十スポーツと銚子セントラル(銚子中央映画劇場)、

観音付近のミソラ模型、

十字屋に大久保、

そして愛宕町の二階屋とノザキに戻ってきた。

銚子幼稚園に行っていたことも。

ときは2021年。

幼稚園の記憶からはるか50年が経過し、

銚子には10年も前にイオンがやってきて、

新しい映画館『シネコン(シネマ・コンプレックス)』が開業し、

私が大好きなカルディまでもが開店している。

新しいもの好きの母はきっとよろこんだはずだ。

コーヒー研究所が〈マンダラ・コーヒー〉となり、

クラフト・コーヒーの第三期をご紹介することになりました。

「予約はできないのですか?」

そんなご要望がとても多く、

ならば、

むしろ一番良いフレッシュ・カスタム・ローストとなるべく、

今回からクラフト・コーヒーは予約可能となりました。

どうぞよろしくお願いします。

詳しくは、

@mandalacoffee_japan

か、

https://mandalacoffeejapan.com/

までどうぞお越しください。

【巻末リンク:かんたん理論】

【ドラグラ・プロダクションズ:鋭意号】かんたんジロくんのロケン・ロール_(1404文字)

【巻末リンク*2:マンダラ・コーヒー】

【サーフィン研究所】12年前と今の違い_マンダラ・コーヒー第1回販売編_(1908文字)

【巻末リンク*3:クレセント発見日の映像】

Happy Surfing and Happy Summer!!