EC SURFBOARDS🦅
el bien 6’9″ x 21-1/4″ x 2-5/8″
.
波が出た。
東うねりだろうか。
かなりサイズがあって、
しかもパワフルな波だった。
沖でセットを喰らって、
三回ダックダイブをすると、
すでにショアブレイクまで引きずられていた。
ここまでのパワーは珍しい。
(このECエル・ビエンについては、巻末リンクを参照ください)
天気図を見てみると、
どうやら沖合いを通過した1002hPa低気圧からのようで、
台風のようなパワフル波に驚かされた。
海神ヤマちゃん(中央)と、
広尾の隠れピザ屋さんのエグゼグティブ・シェフのチャッキーが、
予約していてくれたマンダラ・コーヒーをピックアップしてくれた。
海神ヤマちゃんは、
商社時代にアフリカでコーヒー豆を買い付けていたので、
やたらとコーヒーに詳しく、
ウォッシュとか後処理の話で盛り上がった。
さらに書くと、
彼は偉大なる大学チャンピオンだ。
何の勝者かというと、
ボクシングだという。
彼のジャブなどは見えないほど速く、
そして重く鋭く、
アベンジャーズを日本からスカウトするのなら、
このヤマちゃんを推薦したいと思った。
さて、
話は過去に戻るが湘南鎌倉。
鎌倉に到着したらとにかく妙本寺。
おやっさんにも合掌。
みんな奄美にいましたよ。
そうです。
鎌倉の朝は野菜市場で始まる。
野菜といえば、
私はその昔横浜市の野菜市場で夏バイトしていた。
Herbie Fletcher at Pipeline
.
なぜ冬でないかというと、
ちょうど私のノースショアシーズンで、
その滞在費はこの市場仕事で稼いでいたからだ。
ということもあり、
野菜市場大好きなんです。
あのときお世話になった加賀美さん、
トモちゃん、
ありがとうございました。
横浜の市場には、
私のすばらしき思い出が詰まっているのだ。
加賀美さんと同様、
故人となってしまったが、
野村克也さんは、
『ささやき戦術』で世に知られている。
野球というフィールドの内外の、
ありとあらゆることを研究していた。
そこから絞り出された言葉の重さがこの『ささやき戦術』のすべてだ。
なんと、
総料理長が、
この『ささやき戦術』の後継者だった。
「これ、おいしいよ」
「いま、マンガンジいいね〜」
「コリンキがあるよ。これ生でも食べられるんだぜ」
「ナスはさ、かたくなく、やわらかすぎなければ」
さまざまの教えが飛来し、
私の細胞を揺らすようにしみ入っていった。
総料理長は、
農家さんの成果品に『極美食』という魔法をかける。
彼が選んだパプリカというだけで、
どんなものだろうかという興味がわいた。
『スイスチャード、
これをさ、
500g分を切るんだ。
ここから上を、ね。
全卵5個あればオムレツができるよ。
タマネギを細かく刻んでさ、
パセリ、
前回はアスパラガスがあったから、
あ、
でもアスパラは入れても入れなくてもいいよ。
あとは塩とオリーブオイル、
それとパルメザンかな?
焼くときはフライパンにふたをするんだけど、
少し開けて蒸気をにがせば大丈夫」
こんな風にレシピを教えてくれた。
ポレポレ高橋さんの夕食会があるので持っていこう。
鎌倉野菜はいまやブランドとなったけど、
魅力はさまざまな野菜があることだろう。
上はハバネロ。
下は前出コリンキー。
鎌倉の市場は狭いのも良い。
例えば横浜市場本場ともなると、
コリアンダーからハバネロまでは、
およそキロの距離があるだろうから。
ラジオからホテル・カリフォルニアがかかっている。
1977年の曲だ。
明日に続きます。
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【巻末リンク:ECサーフボード:エル・ビエン初乗り日】
【巻末リンク*2:総料理長の表現力】
【サーフィン研究所特大号】 小島さんの天界味覚とハッピーサーフィンの絆_『ベージュ アラン・デュカス東京』_(4743文字)
【巻末リンク*3:サーフィンの真実】
Happy Surfing and Happy Summer!!
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