新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、サーフライターで知られるNAKIのコンセプトサーフショップです。

naki's blog

アップルストア銀座でのDOCのトークと、NAKISURF日本スタッフ&ライダー紹介を収録しました_(6688文字、中編です)

こんにちは、

今日は寒い日だと聞きました。

いかがお過ごしですか?

2010_applestore_V1100

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/11798

さて、

4月5日にアップルストア銀座3Fシアターで行わせていただいた

『NAKIPHOTOイベント』

そのスライドショー終了後、

ドッキーがサーフボードについて説明したり、

弊社日本スタッフとライダーの各紹介をさせていただきました。

ここに全文掲載しておきますね。

20100405_Applestore_V1061

ご来場いただいた方、

本当にありがとうございました。

20100405_Apple store_V1067

本日はこのサーフボードをデザイン、

シェイプしたドッキーがカリフォルニアから来ています。

皆さんにぜひご挨拶したいということです。

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ドッキー(Doc):

Domo arigato Naki-san.

Thank you, so you saw my boards,

NAKI has ridden in these lots of pictures of the boards.

ご紹介いただきありがとうナキさん。

皆さんに私のボードを見ていただいたわけですが、

彼が乗ったボードの多くの写真もここで見ていただきました。

We collaborated on making these new boards,

that are a lot smaller than we’ve been riding.

私はナキとのコラボレーションによって、

これまで私たちが乗っていたボードよりもかなり短いボードを作りました。

And to make those boards,

we not just made them short,

but we changed the rocker and changed outlines.

これらのボードを作るためには、

ただ長さを短くしたのではなくて、

ロッカーやアウトラインも変えました。

Those are able to make boards actually really easy to ride.

You would think you probably can’t ride a board that small,

but these boards have as much forms as,

maybe more than regular boards that used to ride waves that were over six feet.

It just fun,

the board is actually easier to ride and super fun.

みなさんはこんなに短い板は乗れないと思うかもしれませんが、

実際は乗るのがとっても簡単です。

実はデスネ、

これらのボードは、

6フィート以上の波に乗るボードと同じくらいの体積のブランクス量を使っています。

本当に乗りやすい板で、

なんといってもそれはとっても楽しいのデス。

Bush Wack Series,

that started as just a short board.

We did the

“Bush Wacking-Thang”

which is the single fin with two side fins.

That board is one of my personal favorites.

It is very easy to ride,

pretty much work with anything,

and you don’t have to pump it to make it work.

You get the single fin trim,

so you can just stand on it.

Get trim and speed.

BW(ブッシュワック)シリーズは、

最初はただの短いボードとしてはじまりました。

そしてBWTを作りました。

シングルフィンと2つのサイドフィンがついている板です。

このボードは、

私が個人的に気に入っているボードのうちのひとつで、

とても乗りやすい板で、

どんな波にでも乗れます。

それからしごかないでもグライドしてくれる板です。

シングルフィンならではトリムがあるので、

ただ立っているだけでいいんです。

トリムしてスピードを得ることが出来ます。

And after that we did the BWG,

Bush Wacking Gun.

That is a kind of board the backward mullet.

You know,

Monaherik cuts are business in front and party on back.

BWG is a party in front.

Because the nose is full easy to catch the wave,

business in the back that tail is the gun.

そのあとに、BWGをつくりました。

これは「ボラの逆さにしたかたち」をしています。

髪型の”モナヘリックカット”からアイディアを得たのです。

このスタイルは前から見るとビジネスマンですが、

後から見ると、

パーティ用のヘアカットなんです。

そのようにBWGは、

ノーズのボリュームを前に出してあり、

波を捉えるのが非常に簡単で、

テイルを絞ってガンタイプになって安定させるという二面性を持ったボードなんです。

And the other board right there,

that NAKI just showing up with Donovan photo.

NAKI send me a picture with a Ferrari and says

“Docky, this is inspiration for a new model.”

So we call that ND,

Naki Doc-experiment 1,

“NDE-1”.

That board has the wings,

bottom contour that was the inspiration from the Ferrari photo.

それからあちらにあるドノヴァンの写真がプリントされたボードは、

ナキが私にフェラーリの写真を送ってきて、

「ドッキー、これが新しいボードのインスピレーションだ」

と言うのです。(笑)

これをナキとドッキーの試作品(エクスパーメント)の1号機として、

「NDE-1」と名づけました。

これにはウィングがあって、

ボトムはフェラーリ写真からのインスピレーションを受けた形状になっています。

Working with NAKI has been really inspirationally comes up with these ideas.

“Do this, do that.”

I do this, I do that.

ナキはかなりのインスピレーションに溢れていて、

さまざまなアイディアが沸いてくるようで、

「あれをやって、これをやって」

と言うので、

ワタシは、

あれやこれをやっている次第なんデス。

20100405_Apple store_V1069

船木:

ドッキー、ありがとうございます。

ちょっと彼の言葉に補足しますね。

ドッキーは俺がいつもブラックダイヤモンド5’0″を乗っているのを(ブログの写真などで)見ていて、

「なんでワタシのボードに乗ってくれないんだ」

と悔しい思いをしていたと思うんです。

俺の波乗りは前足依存なので、

どうしても幅が広くて、

短いボードがすごく自分に合うことに気がつきまして、

それが43歳、サーフィンをはじめてから25年目にしてわかったことです。

すると、どうしても好きなボードに乗ってしまうんです。

そしてドッキーが考えたのが、BWTでした。

それは確か5′4″というサイズだったと思います。

これは短いレイルラインで、

なおかつ彼が強く推奨するボンザーシステムなんです。

これはキャンベルブラザーズのマルコムが編み出したシステムで、

1970年代後半から1980年代にかけて開発されたもの。

ボンザーに乗っている人は宗教みたいに

「いいぞ、いいぞ、いいぞ」

とずっと言っていました。

ぼくもようやくこれに乗ってみて、その良さが分ったんです。

すごく粘るんです。

ターンが粘る、

いい意味で粘るのっておもしろいなぁと思って。

僕もこれで急にボンザーが好きになりまして、

乗る回数が増えました。

次のBWGは、

俺に向けてドッキーがつくってくれたコンセプト。

短いボードなんだけど、

テイルがガンの形状をしているので、

斜面から滑らずに残ってくれるので、

急斜面のときに振り落とされなかったり、

このボードがあればそのまま走っている新幹線に飛び移れるみたいな感じです。

アバターでいうと鳥に飛び乗るシーンがあるんですが、

イナリーズ波にはあんな感じでテイクオフしていくんですけれど、

そんなことをよりイージーにしてくれるボードが出来ました。

なおかつ短くて、

いまメインボードになっていて、

小さい波でもこれでやっています。

ツインスタビにして、

小さい波の日もBWGでやって、

この一本でもいいかなーと最近思いつつあるんです。

このボードはですね、

ドックが考えだしたコンポジションと、

このフェラーリテイルが特徴です。

どうしてもフェラーリみたいなフォルムのサーフボードが欲しくて、

「フェラーリのサーフボードが欲しいんだ」

と彼に話したんです。

僕はそれしか言えないんですけれども。(笑)

シェイパーであるドッキーはすでにボードを何万本も削っているので、

そこからフェラーリの形で一番機能するボードというのを作ってもらったのです。

これからはこんなステルスみたいなシェイプのとか、

または(戦闘機)F15みたいのとか、

アバターの鳥みたいのとか、

そういう形のボードを作れたらおもしろいなぁと思っています。

またはエイの形とか、

全く乗れそうにもないタライの形のやつとか、

そういうので波に乗れたらおもしろいな、って。

乗った途端に回っちゃったりして。

これからはそういう無理難題を彼に押し付けて、

乗れるサーフボードを作ってもらおうと思っています。

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▼スタッフ紹介

船木:

私たちは”NAKISURFコム”というウエブをやっています。

ウエブですと、

ご存じのようになかなか人が見えてこないので、

今日はライダーやスタッフがここに来ているので紹介しますね。

NAKISURFでは、

ドノバン(・フレンケンレイター)もライダーですし、

クリスチャン(・ワック)はライダーまでいきませんがいろいろとお手伝いしてくれています。

僕はソウルサーファーが大好きで、

あまりコンテストや決まりごとを気にしないで、

サーフィンのすばらしさを伝えてくれるサーファーがライダーにはいいなぁとおもっています。

日本では真木勇人さんが一番大好きなサーファーなんです。

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真木勇人:

皆さんこんばんは、

ナキサーフのライダーの一人としてやらせてもらっています。

ナキさんは本当に沢山のボードをプロデュースされていて、

乗っていても楽しいですし、

調子がいいのはもちろんのことですが、

本当に楽しい板です。

自分もブログをやらせてもらっているのですが、

それが適当になっちゃうくらいサーフィンばっかりやっていて(笑)、

楽しんでいます。

こうやってNAKISURFの一員になって、

一緒にやらせてもらっていることに本当に感謝しています。

ありがとうございます。

船木:

続いて三浦さんことD先輩です。

この先輩は、

ぼくがサーフィンを始めたときにずいぶんにお世話になった先輩なんです。

叱咤激励する…。

じつは激励というのはわからないですけど、

とにかくぼくを叱咤する役で、

先輩にはよくしごかれているんです。

最近ではカルト的な人気があって、

駅で「あっドドゲ!!」

と言われたりしているみたいですよ。(笑)

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D先輩:

今日は言っちゃいますよ!(笑)

こんばんは、三浦です。

幸か不幸か、船木がサーフィンを始めてまもない頃にね、

知り合いまして、

そのときにはまだ彼はチョッカリ(直滑降=初心者)で、

まだカットバックもできない頃に知り合ったんです。

通常は、(サーフィンが)上手くなるとですね、

昔のことを知っている人間をね、

とにかく排除してしまうのですよ。

船木流ですとね、

「先輩」だとかね、

「ライダー」だとかね、

勝手なことを言ってですね、

近くに置いて、

昔いじめられたりしたことをリベンジするというか、

「ああ俺はこいつにこのまま一生いじめられるんだな」

と思ってしまったりするんですよ。

皆さんもサーフィンの向上はいいんですけれど、

ライダーになろうとか考えると、

かえってね、ヒドイ目にあいます。

彼のような人間が近くにいたらね、

あまり話しかけないようにしたほうがですね、

後々いいかと思います。(笑)

船木:

(池田)潤ちゃんは創立当時のNAKISURFの元ライダーなんです。

彼がいなくなってからもロングボードについてわからないので、

「これどうなの?」と聞くと、

潤ちゃんは全部明確に答えを持っていらして、

そんなこんなで色々とお手伝いいただいています。

将来的にまたライダーになってもらいたいなぁと思ってます。

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池田潤:

こんにちは。

えっと、

ここ最近は自分でサーフボードを作ったりしていましたが、

まもなくナキサーフに復帰予定です。

キャッチサーフというスポンジボードと、

キャンバス、

AVISOやその他ロングボード担当で、

ブログも再開予定なので、

どうぞよろしくお願いいたします。

船木:

リリーちゃんは古着からMILSOLというボードケースや帽子など、

なんでも作ってしまうんです。

古着業界では、「この人あり」という人なんですよ。

NAKISURF原宿の店長でもあります。

それからイベントや出店のマネージャーなど、

なんでもできる人です。

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リリー:

こんばんは。

MILSOLという古着を使ったサーフボードのケースをやっております、

リリーと申します。

これは2008年にナキさんに出会って、

私のお店の古着をすごく気に入ってくださって、

「古着でボードケースを作ってみてよ」

というところから始まったのです。

これらにはテーマが色々あるんです。

(展示されているボードケースを指し示して)

20100405_Apple store_V1086

あれはみな1970年代の古着を使っていて、

ハワイだったり、

ジミ・ヘンドリックスをテーマにして作っています。

まずはお客さまのテーマを聞いて作ります。

今まで作ったことがあるのがパンクだったり、

バットマンやアンパンマンだとかです。

いまオーダーがいっぱいなんですが、

納期のご相談も承っていますので、

どうぞよろしくお願いします。

船木:

次に佐保とおる。

彼がNAKISURFジャパンを運営しています。

いろいろと、まあとにかく、

ぼくが日本で一番迷惑をかけている人です。

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とおる:

みなさん、いつもありがとうございます。

ナキサーフは個性的なボードを沢山扱っているんですけれども、

船長(船木)の写真だとか、

思想だとか考えかただとか、

すごくいい、他のサーフブランドには全くない世界を持っていると思うので、

そういう部分で楽しんでもらえたらなぁと思いながら、

忙しく、毎日楽しく仕事をしています。

これからもナキサーフは続いていくんですけれども、

また新しいこういうボードや考えかたや、

セールスの仕方だとか、

いろいろ楽しみながら、

新しいものを提供していくので、

これからもよろしくお願いします。

船木:

谷沢JUNは、

ナキサーフメディアというのを作りまして、

Facebook、Twitter、Mixi、

あとMySpace、

NAKISURFのトップページ更新は、

彼が毎日しています。

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JUN:

ナキサーフでMIXIやTwitterとかを担当しています。

先ほどツイッターを見たら、

会場に来ているかたでツィートしている方がけっこういらしたので、

そういったものの管理をやらせていただいております。

これから動画もどんどんHPでお見せしようと企画しておりますので、

きょう出展したボードのライディングの映像とかもこれからどんどん流していきますので、

ぜひよろしくお願いいたします。

9J4V1111

これからのNAKIPHOTOアップルストアイベントは、

銀座のみならず地方でも開催していきますので、

どうぞお越しくださいませ。

長々となっていまいましたが、

今日もNAKISURFにお越し下さいまして、

ありがとうございました。

すてきな日にしましょうね。

ALOHA!