The Mid-length 2+1
6’8″ x 19-5/8″ x 2-1/2″ by @hiroyuki_maeda
Nakisurf Original Twin Fin / WBP Muroto
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「『夢波』に乗ったらサーフィンをやめてしまえばよいのではないか」
そんなことをかねがね思っている。
畏怖にも乗った強大にも乗った。
崖のようなものを滑ったが、
夢波は、
天変地異系波と両刃の剣だというのは、
サーフィンをしたことがある人なら全員わかるはずだ。
叩きつけられた。
吹き飛ばされた。
打ち付けられた。
チリみたいに小さくなった…。
ここまで書いて気づいたのが、
「この悪夢に向かうために波に乗っているのではないか?」
そんな反対側にあることだ。
サーフィンには陰と陽がある。
その陰とは「辛いこと」だろうか。
ただその辛さに立ち向かい、
結果的には自分のこころを救っているのではないだろうか。
「辛いことに挑む」のが、
サーフィンを極めるための唯一の道で、
私たちはその褒美(ほうび)に夢波を与えられているのではないだろうか?
ただ、
夢波には上記したように『結実』がある。
なので、幕切れとか引き際の美学と考えるのだが、
辛いことには結末はない。
なので、
悲劇の結末を書くのはわりとかんたんだろう。
むしろ
「喜劇の大団円を描くことはむずかしい」
という原則を思いだしていた。
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【巻末リンク:直近の夢波】
【巻末リンク*2:去年の夢波】
【巻末リンク*3:夢波の説明】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎