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【サーフィン研究所特大号】アッチーとのハンティントン・ビーチ1990年_アッチーの愛弟子図鑑_(2197文字)

祈りの朝。

東日本大震災からすでに11年になるという。

河津桜が散り始め、

けれどいくつかの樹は、

まだたっぷりと花をたくわえている。

樹にも個性があるのだと桜を見て気づかされた。

Atushi Imamura @iriecoffeeandsea1

at the King of Dragon, Izu

.

アッチーとは、

ザ・サーフの紀藤さんのご縁で、

1990年ごろに『バドツアー』という米国戦に一緒に行った。

ロスアンジェルス国際空港に到着し、

予約していたレンタカーを借りると、

アップグレードされていて、

スポーツカーみたいなものがやってきた。

これはサーフトリップではNGだよ〜と言いながらチェックすると、

この車はトランクスルーで、

サーフボード群はトランクから入ったので、

これでビーチ・ブルバードやコーストハイウエイを走らせていた。

会場はリバージェッティ。

そこはハンティントン・ビーチの外れというか、

隣町とのニューポート・ビーチとを分けるサーフスポットだ。

いまも昔もパワフルなブレイクで、

日本で言うところの新島と千葉北を混ぜたような波質だった。

三十年前のことになるが、

滞在先の紀藤さん家の食事や、

ラリーズのゴールデン・フライドチキンは、

いまだに記憶に焼き付いているほどおいしかった。

当時からサーフ天才のアッチーは、

いくつかのヒートを勝ち上がっていたけど、

私はといえば、

アメリカ人のサーフ力にただただ驚くばかりだった。

いわゆる頭くらいの高さの波サイズがあったのだけど、

湘南から来たボクあたりでは、

パンチのあるサーフはできないので、

点数を得ようとしてもどうにもならなかったのをおぼえている。

(ボクについては巻末リンクを参照ください)

あれから30年。

サーフ天才のアッチーはあいかわらず各地に弟子を持っている。

その一人の遠藤くんは、

ミッドレングス・フィッシュで龍王波を疾っていった。

@laidbackinc

遠藤くんは伊豆赤沢に家がある。

具体的にはアッチー・エリアまでは30分程度の距離だ。

遠藤くんをほぼ毎日見かけるほど、

敬虔な弟子頭の姿勢を見せていた。

その遠藤くんの親友が、

サーフファームの新井くんだ。

彼とは徳島のレキくんと一緒に何度か会い、

昨秋の高知帰りに立ち寄った南伊豆でも偶然一緒になった。

@Surfarm

彼もまたアッチーのサーフ力と思想に崇拝し、

空海思想にも傾倒し、

さらにはカムカム・エブリバディを毎朝見ては涙する純粋なサーファーだ。

調布で『サーファーム』という農園を主宰されているので、

農業サーファーのグレイトのひとりだろう。

Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish 6’0”

Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)

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もしかしたらこの日ナッキーが、

一番良い波に乗ったのかもしれない。

トリッキーな波質だけど、

ごくまれに波壁が連続するものがあり、

彼女はそんな稀に乗っていた。

The Mid-length 2+1の68

6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″

Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda

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前回の龍王波はスティングというシングルフィンで乗ったけど、

今日はツインに乗りたく、

ザ・ミッドレングスをそのフィンセッティングとした。

これが大正解だったようで、

奔放なセクションを右へ左へと滑っていけた。

ハッピーサーフィン満開。

海上がりに、

毎日散る桜を追いかけるように撮ってもらった。

伊豆にしては水温が冷たく、

上述したアッチーなどはグローブをしていたが、

アーバンのスーツがあればブーツだけで大丈夫だった。

海上がりには、

アッチー店長のIRIE Coffee & Seaに行き、

サーフ談議と昔話。

宮崎式という唐揚げは、

うなるほどおいしく、

フレンチフライも同じように感激し、

前述したラリーズのチキンを再び思いだした。

このパンは、

上質なメープルシロップが内包されていて、

グルメなアッチーならではの美味の連続だった。

ちなみにここをフォトスマイルこと佐々木さんと私は、

『入江カフェ』とカゲで呼んでいる。

(巻末リンク*2を参照ください)

本編おしまい。

Photo by Tabo Tadashi Takamatsu

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黒潮町のターボーくんがこの画像を送ってきてくれた。

スマグリはんことスマイリー・グリズリーと、

伯爵コジやんが写っていて、

さらにはターボーくんのミラ・ジーノもあって、

突然土佐の仲間に会いたくなった。

もう少しで行きますね。

Photo by @kei_kojima

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これは先日の総料理長編のプティ大根。

このようにオリーブオイルに漬けられたそうで、

料理には時間がかかるものだと感じさせられた。

(巻末リンク*3を参照ください)

@keisuke_watta38

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最近スノーに夢中のポパイ・ケイスケからこんな画像が届き、

彼のインスタグラムを見ると、

雪の上でサーフ・カービングを示していた。

山斜面を波に見立てることを想像し、

その連続に息をのんでいた。

【巻末リンク:私がサーフィンをはじめた頃】

ある語録1万1千字。「七里ヶ浜1980年」(実名なのでクレームがあったら削除します。それまでお楽しみください)前編

【巻末リンク*2:アッチーのカフェ詳細】

【サーフィン研究所】「光る波」徹底研究_入江カフェの地下には!?_38段_(1359文字)

【巻末リンク*3:総料理長の御大根】

【サーフィン研究所特大号】湘南鎌倉のいろいろ_料理と農家と世代のスパゲティーニ・カチョエペペ_(1926文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyle!!