祈りの朝。
東日本大震災からすでに11年になるという。
河津桜が散り始め、
けれどいくつかの樹は、
まだたっぷりと花をたくわえている。
樹にも個性があるのだと桜を見て気づかされた。
Atushi Imamura @iriecoffeeandsea1
at the King of Dragon, Izu
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アッチーとは、
ザ・サーフの紀藤さんのご縁で、
1990年ごろに『バドツアー』という米国戦に一緒に行った。
ロスアンジェルス国際空港に到着し、
予約していたレンタカーを借りると、
アップグレードされていて、
スポーツカーみたいなものがやってきた。
これはサーフトリップではNGだよ〜と言いながらチェックすると、
この車はトランクスルーで、
サーフボード群はトランクから入ったので、
これでビーチ・ブルバードやコーストハイウエイを走らせていた。
会場はリバージェッティ。
そこはハンティントン・ビーチの外れというか、
隣町とのニューポート・ビーチとを分けるサーフスポットだ。
いまも昔もパワフルなブレイクで、
日本で言うところの新島と千葉北を混ぜたような波質だった。
三十年前のことになるが、
滞在先の紀藤さん家の食事や、
ラリーズのゴールデン・フライドチキンは、
いまだに記憶に焼き付いているほどおいしかった。
当時からサーフ天才のアッチーは、
いくつかのヒートを勝ち上がっていたけど、
私はといえば、
アメリカ人のサーフ力にただただ驚くばかりだった。
いわゆる頭くらいの高さの波サイズがあったのだけど、
湘南から来たボクあたりでは、
パンチのあるサーフはできないので、
点数を得ようとしてもどうにもならなかったのをおぼえている。
(ボクについては巻末リンクを参照ください)
あれから30年。
サーフ天才のアッチーはあいかわらず各地に弟子を持っている。
その一人の遠藤くんは、
ミッドレングス・フィッシュで龍王波を疾っていった。
@laidbackinc
遠藤くんは伊豆赤沢に家がある。
具体的にはアッチー・エリアまでは30分程度の距離だ。
遠藤くんをほぼ毎日見かけるほど、
敬虔な弟子頭の姿勢を見せていた。
その遠藤くんの親友が、
サーフファームの新井くんだ。
彼とは徳島のレキくんと一緒に何度か会い、
昨秋の高知帰りに立ち寄った南伊豆でも偶然一緒になった。
@Surfarm
彼もまたアッチーのサーフ力と思想に崇拝し、
空海思想にも傾倒し、
さらにはカムカム・エブリバディを毎朝見ては涙する純粋なサーファーだ。
調布で『サーファーム』という農園を主宰されているので、
農業サーファーのグレイトのひとりだろう。
Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish 6’0”
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
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もしかしたらこの日ナッキーが、
一番良い波に乗ったのかもしれない。
トリッキーな波質だけど、
ごくまれに波壁が連続するものがあり、
彼女はそんな稀に乗っていた。
The Mid-length 2+1の68
6’8″x 19-5/8″ x 2-1/2″
Shape, Design and glass by @hiroyuki_maeda
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前回の龍王波はスティングというシングルフィンで乗ったけど、
今日はツインに乗りたく、
ザ・ミッドレングスをそのフィンセッティングとした。
これが大正解だったようで、
奔放なセクションを右へ左へと滑っていけた。
ハッピーサーフィン満開。
海上がりに、
毎日散る桜を追いかけるように撮ってもらった。
伊豆にしては水温が冷たく、
上述したアッチーなどはグローブをしていたが、
アーバンのスーツがあればブーツだけで大丈夫だった。
海上がりには、
アッチー店長のIRIE Coffee & Seaに行き、
サーフ談議と昔話。
宮崎式という唐揚げは、
うなるほどおいしく、
フレンチフライも同じように感激し、
前述したラリーズのチキンを再び思いだした。
このパンは、
上質なメープルシロップが内包されていて、
グルメなアッチーならではの美味の連続だった。
ちなみにここをフォトスマイルこと佐々木さんと私は、
『入江カフェ』とカゲで呼んでいる。
(巻末リンク*2を参照ください)
本編おしまい。
Photo by Tabo Tadashi Takamatsu
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黒潮町のターボーくんがこの画像を送ってきてくれた。
スマグリはんことスマイリー・グリズリーと、
伯爵コジやんが写っていて、
さらにはターボーくんのミラ・ジーノもあって、
突然土佐の仲間に会いたくなった。
もう少しで行きますね。
Photo by @kei_kojima
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これは先日の総料理長編のプティ大根。
このようにオリーブオイルに漬けられたそうで、
料理には時間がかかるものだと感じさせられた。
(巻末リンク*3を参照ください)
@keisuke_watta38
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最近スノーに夢中のポパイ・ケイスケからこんな画像が届き、
彼のインスタグラムを見ると、
雪の上でサーフ・カービングを示していた。
山斜面を波に見立てることを想像し、
その連続に息をのんでいた。
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【巻末リンク:私がサーフィンをはじめた頃】
【巻末リンク*2:アッチーのカフェ詳細】
【巻末リンク*3:総料理長の御大根】
Happy Surfing and Happy Lifestyle!!
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