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【サーフィン研究所渾身号】4月のたっぷり_オンショア・サーフのすすめ_(1999文字)

春分の日が過ぎ、

暦は4月となった。

新入学とか入社、

新しい生活が始まる人も多いだろう。

良い月になりますように。

昨日は湘南にいた。

春8番と書いたが、

そんな南風が吹いて、

少々の波があった。

聖式カルちゃんの公休日なので、

ヘア・カリフォルニア・スタジオの家の前の波を見てもらうと、

「腹くらいあって、沖からずっと乗ってこられます」

「おー!」

「オンショアですが、風が止んでいるときもあります」

そんな情報があり、

さらには、

「とても空いています。もしかすると誰も来ないかもです」

ふむふむと、

ドライブ・マイ・サバットで辻堂東海岸まで向かい、

上の画を得た。

波はこんな風景で、

パドルアウトすると、

風が強まったようで、

向かい風であおられてなかなか進まなかったけど、

波はありあまるほどあった。

(聖式カルちゃんについては、

巻末リンク1、*2に過去の追記がございます)

10フィートのクラシックを操るカルちゃんは、

ドラグラ界では聖式と呼ばれるほど心が美しく純粋な人だ。

まじめで堅実、

知識欲が旺盛な研究熱心だからか、

なんでも質問してくれる。

よって質の高い結果を出し続けている。

またファッションへの関心が高く、

さらには「熱心な人」だけではなく、

ご覧のようなグッド・スタイルがあり、

そして競争ではなく、

協奏を基調とするドラグラ・スタイルのサーファーなのがうれしい。

熱く静かで、

そしてクラシックなるサーフィン。

彼がスノーボードに行くのは、

広大な斜面で滑りたいことが一番であり、

サーフ・ブレイク周りのプレッシャーによるのが二つめの理由だという。

これは、

波のある週末に辻堂界隈でサーフすると、

いろいろあって心が痛んでしまうほどなので、

冬は山に向かうのだと聞いた。

まるでジョニーと同じ理由でスノーが好きになったようだ。

(傭兵ジョニーについては、

巻末リンク*3を参照ください)

楽しいはずのサーフィンだけど、

こんなことになるのが日本的だと感じた。

これがサンオノフレならば、

多くのサーファーがいても楽しく波乗りができるのに、

日本のサーフィンは根本的に何かが違うのかもしれない。

(考察:サーファーたちはなぜかお互いを見ない↓

→よって喝采や歓声がない→セッションの一体感がない↓

さらには上記の理由から他者の目がないので→サーファーは恥ずかしい行動をする)

恥ずかしい行動というのは、

他者へ表向きは「注意」している風の恫喝とか、

また謝ればいいと決めているのか、

頑(かたく)なに目を閉じつつ思考停止し、

セクションの一番良い場所にいて動かないサーファーも含まれる。

ナッキーもキャッチサーフの大谷翔平モデルで良い波に乗った。

私がオンショア波を好きなのは、

「斜面がデコボコ、
セクションが途切れ、
パドルアウトが大変=修練となるがフィールドが空いている」

ということが大きな理由だ。

Catch Surf® Odysea Log 8’0″

.

湘南でサーフィンをしていると、

波が出るソースの多くは、

低気圧ではなく、

このオンショア由来ともなっている。

私もキャッチサーフ8の、

ログ(トライ)のフィンをメガサイズでセットした。

強いオンショア時に波に乗ると、

風で押されながら加速することも確認した。

そしてセクションのトランジットでの無重力感を味わった。

ヘアカリフォルニアには、

7フィートのフィッシュがあるというのでお借りすると、

それは楽しいセッションとなった。

22インチという幅広ミッドレングスのツインの愉楽。

このボードに目を入れると、

7フィートということだったが、

実際は68しかなく、

どうやらカルちゃんがサバを読んだとわかった。

でもサーフボードなんてそんなものでいいよねという話になった。

数インチもいろいろも。

生クリームに四万十コンデンスミルクを入れてホイップし、

逗子リコッタ・パンケーキと栃木のイチゴを添えると、

晩餐会のデザートのようになった。

ドライブ・マイ・カーの劇後は、

その下のカルディ茅ヶ崎店へ行く。

ここではさまざまなメキシカン食材と、

これからやってくるロングドライブ用のお菓子を得た。

『料理界の奇跡』と呼ばれる総料理長。

鎌倉の聡明人なので、

いろいろにやたらと詳しい。

例えばこの季節の海蔵寺の美しさのことと、

瑞泉寺、

巨福呂坂切通しのすばらしさを教えてくださった。

妙本寺入り口は比企谷(ひきがやつ)と言う。

現在源氏山にいるサーフィン研究所所長の中村竜さん家族の故郷でもある。

鎌倉レイラインということもこの比企谷から知った。

最近短かったので、

今日はちょっぴり多く書いてみました。

みなさんのすばらしい日となりますように🙏

【巻末リンク:聖式カルちゃんについて】

【サーフィン研究所】心を打つ日_(1269文字)

【巻末リンク*2:こちらにもカルちゃん】

Catch Surf Skipper Fishとの自分回帰旅_聖式カルちゃんについて_(864文字)

【巻末リンク*3:傭兵ジョニーについて】

【ドラグラ・プロ】曇天の皆既月食と格闘家、傭兵サーファーたち_(1396文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!