室戸阿南海岸国立公園。
四国東南端の高知県室戸岬は、
西の足摺岬と相対している。
また日本の歴史としては、
弘法大師空海がここで、
「明星来光=発火した(御厨人窟)」
そう記されていることで知られている。
室戸にやってきて感じるのはこの土地の持つパワーだ。
県や市は室戸観光を喧伝しているが、
少々不便なのと、
そこまでの決まり手がないので、
全くというほど人気(にんき)がないようだ。
よって、
俗化されていない景勝地であり、
海沿いを歩いていると、
ネコはおろか犬すらおらず、
まるで無人島にいるような気分にさせてくれる。
スカイアンドシー・ムロトに滞在している。
ちょうど桜が満開で、
星空道場から見る景色はこのようになっている。
「心を磨きつつ、休める」
という心の良いところ取りの場所が、
スカシーこと、
スカイアンドシー・ムロトの裏庭に新設された。
星空道場と勝手に呼んでいるが、
本当の名前は『星テラス』であり、
そのじつは『こころリラクゼーション地』でもある。
そのスカシー館長の河合さんと一緒に近くの河口まで行くと、
小ぶりできれいな波がやってきていた。
河合さんは、
私がシェイプ&デザインと手がけたSX7で、
この美しい波を滑っていった。
河合さんは、
ROTPのスーツがお気に入りで、
Z1から続くウエットスーツ系譜から逸れていないのが見事だ。
グラブレイル加重なら、
得意中の得意と胸を張ることができるのがナッキー。
ずばりとテイクオフし、
適度な加重でスルスル〜とセクションを抜けてきていた。
それを見た私と河合さんは拍手喝采だった。
ナッキーはアーバンのスーツ一辺倒だ。
アーバンのスーツを着た人は、
環境にやさしく、
機能的にも完璧なのが良いと口を揃える。
(最近のウエットスーツのことは巻末リンクを参照ください)
さて、
東洋町白浜で見たのは、
高知県から出現したのは世界初の電車の線路と、
道路両用というDMV(デュアル・モード・ビークル)だ。
水陸両用が待ち遠しいが、
例によって規制が多く、
その計画は頓挫(とんざ)することは間違いないだろう。
【おまけというか追記】
かなり前のことだけど、
トーベ・ヤンソンのことが気になって調べていたときがあった。
トーベはフィンランド出身の画家&作家で、
よく知られたところだと、
ムーミン一家の作者であり、
ひとりぼっち(スクルット)の畏怖という視点からの物語を描き、
児童文学と一般書の両方に橋渡しをした人として知られている。
彼女が描く「ひとりぼっち」とは、
外に出ると居心地が悪く、
人の輪の中に入ることができない人が持つ、
恐怖感だったり不安のことだ。
そしてその畏怖から離れ、
穏やかな心やシンプルな世界を表現し続けていた。
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【巻末リンク:ウエットスーツ】
【サーフィン研究所】偉大な新作アーバン・アイランド・ウエットスーツのインプレッション_スーパーネコの日_(1783文字)
【巻末リンク*2:トーベ・ヤンソンつながり】
【巻末リンク*3:ムーミンではなくスヌーピー】
【巻末リンク*4:ラカリーノ・ラジオ】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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