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naki's blog

【特大号】7週間の四国旅総括-前編_ハレタの損得_(2539文字)

今日は法王誕生日。

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ぼくたちは今日、とびきり特別なことをしなくっちゃ!

だって、最高に輝ける日になりそうだもの。

Today we must do something very special,

for it will be a glorious day.

トーベ・ヤンソン(ムーミン作者)

河口が開いた日。

一級河川の、

前日の70ミリ近い雨を受けて急流というか、

猛、激流だった。

シャッチョさんが、

このテイクオフを真横で見ていて、

信じられないほどの激速テイクオフだと感じられ、

いつくかの質問を受けました。

波の芯
インパクトパドル

そんなことが重要ですぞとお伝えしました。

慣れてくると、

瞬速だったリップ(波先)が見えるようになってきた。

これは手を使って、

リップに押されながらセクションの前に出ようとしているところ。

浦ノ内湾は、

内海なので、

日本のエーゲ海と名付けるに至る。

これは夜明け前の時間。

未明の3時台に見られる美景色。

さて、

すでに高知を後にしていて、

移動が始まっている。

この7週間となった旅を振り返ると、

鎌倉妙本寺。

ラカ法王のドラグラ会館と、

カルディ鎌倉店の感動。

さらには藤沢駅南口の伝説店

『ヘア・カリフォルニア』で聖式ヘアカットをお願いして、

さまざまな旅支度を進めていた。

鎌倉にはドラグラ・モンドセレクション金賞、

さらにはバリスタ賞をW受賞したumi cafeがあり、

ここでおいしいラッテと、

2019年度の金賞候補となっている

『KAMAKURA CHIP CHIP』

というドライフルーツ&ドライベジタブルを手土産に得た。

さらにumi cafe特製サンディエゴ・チーズケーキも追加で。

沢木耕太郎さんではないが、

深夜特急なので、

umi cafeで大量のレッドアイ(エスプレッソ&コーヒー)

をディスペンサーに入れていただき、

ラオシャンのタンメン400円と、

平塚のピースマン・ギャラリーに寄って、

松風王国を背にし、

土佐を目指し続けた。

富士山に桜。

出発前はまだ桜が咲いていた。

それから10時間が経過して、

新東名だとか、

名神、

新名神、

淡路大島、

鳴門を経由して四国に入国。

パスポートはいらないが、

そんな気分だった。

徳島、

高知市、

そしてそのまま土佐佐賀までやってきて、

土佐清水の海の幸に感激する。

獲れたての名魚群の価格一覧。

ファーストライドはMLB西で。

そのままラキラニビーチまでやってくると、

ジェイくんがいて、

遅れてやってきたマグやんと合流した。

こんなサーフボード・セレクション。

物産弁当は、

奄美大島のシゲタマ並で、

マグやんは、

一尾800円という伊勢エビに感激しかり。

しんじょう君と、

ジローという文字のそろい踏み。

中村温泉で疲れを取る。

入湯料金は400円。

大岐の浜のハイビスカス食堂の森ヤンこと、

トシくんがやってきた。

チュラさんこと、

ベンチュラ・セイジの実兄でもあります。

今回役立ったのが、

ヒューナースドルフ社の10Lタンク。

車中泊が基本だったので、

ブリタと兼用して飲料水を確保したり、

水漏れを気にせず車内に転がせておけた。

重さもちょうどよい。

スカシーの河合会長もラキラニにやってきて、

ポイくんもキャッチサーフをチェックされて、

「耐久製の高い戦闘機ですね。これは」

そんなお言葉を発せられていた。

これは土佐市。

良く行ったのが産直市場ハレタ。

この日は、

シギーGが横浜は上大岡に帰るというので、

お別れ食事会だ。

このときマグやんは、

「あ”〜ずる・ずるい…。

ぼ、ぼくの豚汁、肉が少ないです。ガギ〜」(マグ)

「それなら俺のと取り替えてあげるよ。はい」(私)

「あ”〜、すいません…」(マグ)

(食べ始めて

「でもマグやんさ、

これじつは具がたくさん沈んでいて、

こっちの方が得だった気がするよ」(私)

「あ”〜損しました。ガギィ〜」(マグ)

「マグやん、ご飯のおかずの盛りが多いとか、

損したということは(世間で)言わない方がいいですよ」(シギーG)

「そうですか..。あ”〜だめだだめだ」(マグ)

「そりゃそうだよ。

人をうらやんではいけませんって、

校長先生が朝礼で言っていたでしょ」

「あ”〜、ぼ、ぼく朝礼苦手なので聞いてませんでした」(マグ)

「朝礼は大事なことを聞けるので、

聞いた方がいいですよ」(シギーG)

「あ”〜〜これからは聞きます」

そうやって人生勉強をしていくマグやん。

「サラリーマンだとさ、

人生のことは教えてくれないんだよ」

きんちゃんが言っていたことを思いだしていた。

受からない資格試験はやめるようにと諭したが、

手当がついて月給が上がるの一点張りで、

こちらの意見を聞こうとしなかった。

(ちなみに不合格が続いている)

シゲタマとの違いを見極めるツナくん。

(シゲタマのことは巻末リンクします)

足摺岬に立つジョン万次郎。

道の駅すさきのしんじょう君。

なんでも低気圧の中心の意匠になっているという仮説がある。

(巻末リンク*2)

長くなるので、

ここから先は明日また書きますが、

湘南経由で無事にこの夕陽を拝み、

NAKISURF千葉に舞い戻り、

タロジロに再会し、

そのニューボードにワックスを溶かし込むと、

高知県からゆうパックが届いた。

配達してくれた郵便局員も

「じつは自分もウナクネです」

とカミングアウトしてくれて、

日々の配信は実を結ぶのだと感激しながらパッケージを開けると、

なんと宗安寺の糖度18度と言われるとうもろこしが詰まっていた。

差出人は金山さんからで、

何回かここに書いたが、

彼は高知新聞浦ノ内販売所の所長さんで、

私の気持ちを追いかけてくるようなうれしき贈りものでした。

このコーンを生でいただくと、

糖度18度というのは、

まるでメロンが小粒になって張り付いたような味で、

至極昂奮という四字熟語が浮かんだが、

これはきっと私の造語であると思いつつ、

感動するコーンに高知の空が浮かんだ。

乗った逸波とか伝説波、

龍と竜に空海だとか、

友人たちの顔と、

あちらにいる片岡次郎先生の笑顔が浮かんだのだ。

ありがとう土佐。

ありがとう四国。

そしてサーフィンという世界へ。

【巻末リンク:シゲタマ弁当について】

【サーフィン研究所・特別特大号】奄美_[波乗道・操作型波乗印]_シゲタマ・シホーイン_(4477文字)

【巻末リンク*2:しんじょう君は低気圧】

【GW追加編】しんじょう君のおへそ学説_ヘッドディップに見るレトロ路線の総和性について_(1935文字)

Happy Surfing!!