「『あの波』を思いだしたのは、
今日のような天気と温度の日だったから」
そんな仮説を立てて語るほど、
『あの波』は、
ぼくにとって鮮烈な記憶を持っていた。
『あの波』
は予期せぬものだった。
また唐突で奔放だった。
低気圧が抜けた。
外海に行ってみると、
地を轟かすほどの太いうねりがやってきて、
あたりを揺れ動かせていた。
つぎにデジタルでうねりの向き、
厚み(間隔、周期)を求めてみると、
それはどうやら膨大すぎる数字であるらしかった。
いろいろを省略して、
無事にパドルアウトすると、
感激や興奮の連続でものすごい世界を味わった。
このいろいろをさらに省略するが、
ときには果てしないほどの困難や呆然が、
反義語として存在しているのもまた事実だった。
了
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Une vue présentée aux “amateurs de poissons”. Style Kei Kojima
A view presented to “fish lovers.”Kei Kojima Style
総料理長からの魚好きへのお便り
.
↑のキャプションは、
日本語だけは当編集部による意訳だが、
漢字圏の人たち、
ドラグラ系にとって、
「だいたいのいろいろ」はわかるので善しとした。
Catch Surf® Skipper Fish 6’0” Vl
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
.
キャッチサーフで滑る。
または友人がシェイプしたボードに乗る。
どのボードであっても、
主語は波なのだということがわかる。
村上春樹さん文体になるのは、
やはりその世界に感情移入するからだろうか。
隠れハルキニストのシギーGにそのことを聞いたついでに
私が先日観た映画のことを問うと、
「ワンダヴィジョンの続編なんですね」
今度は映画側の話題となった。
まだその続編を見ぬ彼は、
多少のキーワードだけでその映画の系譜というか、
「そんなだいたい」を理解していた。
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【おまけ】
クマ・ビーチに行ったので、
『梅ちゃん™』に会いたくなった。
「ワンワン〜」と連絡すると目の前にやってきた。
そしてウメちゃんは私のことを
「よくわからない&遊んでくれるであろう」
そんな推察と突進でこちらに向かい続け、
犬流でというか、
大変喜んでいた。
でこちらは「ガォー」と、
クマビーチでおぼえた
「ヨロコビ・ポーズ」をすると、
ガォーのことは何もわからないようで、
先ほどから同じ頻度と圧力でウレシ・トビハネていた。
良い波に乗ったときのように「ガォガォ〜」とやっていると、
こちらがうれしくなってきた。(笑)
@axque_pie
.
これはアンキュー・パイと読むそうで、
何語だかはわからないけど、
この四万十イチゴミルク・ジャムは傑作だった。
イチゴとクリーム世界の『丸み』という構成があって、
これはその芯のような味だと気づいた。
関係ないけど、
いつかの『マンライ個展』のチラシをここに。
もう8年も前のことになります。
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【巻末リンク:私たち主義の代弁一例】
【おすすめ巻末リンク:先生による銀サバ鉄道の夜】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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