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naki's blog

【サーフィン研究所】「沈思シングルフィン、華ツイン考」_クマビーチのクマ・ロック_梨の行方と戻りカツオ_(1558文字)

すでに鬼籍に入られてしまったが、

東洋のヘミングウェイと形容された開高健さんは、

こんなことを言っていた。

「ウイスキーは人を沈思させ、
コニャックは華やがせるが、
どうしてかぶどう酒は人をおしゃべりにさせるようである」

サーフィンにもそんなようなものがあると気づいた。

例えを書くとこうなるだろうか。

「シングルフィンは人を沈思させ、
ツインは華やがせるが、
普遍的ボードは人をおしゃべりにさせるようである」

カリン塔ではないが、

天空の果てにある果樹園のご子息であるベンチュラ・セイジは、

夫婦で針木の県道38号線沿いの森本果樹園2号店のマネジャーをしている。

森本果樹園より室戸「おいしいもの研究所」へ

新高梨1ケースが寄贈された瞬間。

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ベンチュラ・セイジの秋は、

葡萄(ぶどう)と梨各種を直売していた関係でなかなか忙しいようだった。

新高梨の販売が一旦終了したので、

一緒にサーフしようということになった。

Smiley Grizzly

October, 2022

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民話のあらすじを考えつつクマ・ビーチまで行くと、

なかなかの波がブレイクしていた。

ここのライトはクマ・ロックとか、

グリズリ・ピークと呼んでいる。

さぞかしの岩場であるのと、

クマという字面はちょっぴり危険なので、

金言というか金名だと思う。

Nacky on

The One / 6’4″ x 19-5/8″ x 2-5/8″

Nakisurf Original Twin-Fins

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ナッキーがクラシックな波に乗り、

スマグリはんことスマイリー・グリズリーが

「ガォ〜」と雄叫びを上げていた。

私たちも浜からガォ〜!

そんな瞬間らしい。(笑)

初めて64で滑るナッキーは、

テイクオフの速さに驚いていた。

上がってくると、

このマジックボード(巻末リンク)をべた褒めしているので、

前田博士の気持ちになってドーダと胸を張ってしまった。(笑)

そのクマ・ロックを駆けるベンチュラ・セイジ。

正確には「駆ける」ではなく、

「滑る」なのだが、

サーフィンは慣れてくると水の上を滑っていると感じなくなるから、

駆けるでも、

または駈けると表記してしまう。

ずっと恐ろしかったロック・エリアを通り抜けたセイジ。

サーフィンの魅力は自然由来のスリルであると、

うーむと再確認しながらシャッターを押した。

私の番となった。

64で入ろうと思っていたが、

大きなボードならば

「もっとスリルがあるかも」

そんな予感によって倍増計画となった。

Catch Surf® Heritage Collection 8’6″

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やはりというか、

スリルが倍増した瞬間が続き、

「忘れられない日」がまたやってきた。

私は、

冒頭の言葉を思い出していた。

「クマロックは私を沈思させ、

クマ・ビーチは私たちを華やがせる」

そんなすばらしい日となった。

やはりこのクマ・ロックは、

波先に突き出る岩群が大きな欠点であり、

じつはこれこそが魅力なのだと一同感じ入った。

ベンチュラ・チホちゃんとナッキー。

それにしても懐かしのLS-Tだったり、

スペシャルサーフTに目が奪われた。

グリズリー家に巨大梨が進呈された瞬間。

「ムシクイやけんど、うんまいで」

幡多弁と土佐弁を混ぜてそんなことらしい。

帰りは、

カツオ関係にお世話になった。

ちなみに私はマヨネーズ&生ニンニク、

醤油少しでカツオを食べるのが好きだ。

本日の高知新聞には、

「戻り鰹・水揚げ」というこの記事があり、

じつにおいしそうであるし、

いよいよ季節が進んでしまったと、

過ぎ去る夏を名残惜しく思う北西風。

【巻末リンク:マジックボード】

【サーフィン研究所渾身号】生涯マジックボードNo.1の64生誕記_(2296文字)

【巻末リンク*2:UFO!?】

【サーフィン研究所渾身号】波に乗るむずかしさ_高知でUFOを_(1684文字)

【巻末リンク*3:森本果樹園2号店について】

【サーフィン研究所シルバーウィーク渾身号】台風15号_森本果樹園の秋月梨_(1485文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!