「西風が強い」
そんな発想で、
伊豆のあの波に乗りたくなって向かうことにした。
アクアラインを通ってからは、
センチメンタルまな理由で
「湘南経由ルート」を予定していた。
横浜新道を抜け、
西湘バイパス、
熱海の海を通って伊豆に入ると、
海がどんどん青くなってくる。
ただ、
Googleマップで検索すると、
このルートは日没後に到着すると表示された。
日曜日だし、
これは本日到着しないと一度あきらめたが、
東名高速、
小田原厚木道路、
伊豆縦断道を通って天城越えをし、
さらに須原を通るという山越え内陸ルートだと、
日没の50分前に到着するとあった。
しばし考えたのち、
この内陸ルートを選択して伊豆を目指した。
箱根の山を越え、
天城越えもして千葉を出発してから5時間後、
日没前に「西風のブレイク」に到着した。
なのだが、
浅暗く、
かんじんの波はそこまで上がっていないようだった。
風速17mという西風が痛いほど冷たかったが、
パドルアウトすると、
すぐにノースハワイのカパア波を思い出した。
それほどまでにパワフルな腰+波と、
青く、
暖かい海を半時間だけ味わった。
海から上がって車まで戻る間に耳と手が寒気で痛くなり、
猛風の下にボードを置いてようやくドアを開けた。
あまりの寒さだったが、
千葉から持ってきたお湯だけがあったのでありがたく浴びると、
バン後部で零下山道を数時間通過し、
熱かったはずの湯は冷たくなっていた。
着替えてから確認すると、
体感温度が零下となっていた。
零下で着替えるのは、
サスペンス・ドラマみたいに胸が高鳴るものかと感じ入った。
こんな日の夕食はおいしいものを食べようと、
下田市内の「藪」に向かった。
ここは、
数年前の「サーフィン研究所」の取材で来たとき、
とても気に入ったお店でもある。
高波邦くん、
その節はありがとう〜!
その名店藪では、
「わさび丼」の偉容に感激して写真を撮った。
これで500円。
素朴で甘く、
辛く、
そして旨かった。
今朝も猛風模様。
超冬型の気圧配置だ。
けれど、
まだあきらめられずに「あの波」を求めて、
夜明け前から波を見に行った。
波質は昨夕とあまり変わらなかったが、
自分の足跡がきれいになっていたことに感動した。
ただ、
しばらくは南極探検隊の鍛錬をしたくないので、
さきほど下田港付近のジョナサンへやってきて、
鮭と暖を取りつつこれを書いている。
外食で和食が多いのは、
「私のあこがれ」みたいなのがあるからだろうか。
アメリカ生活では、
日々和食に恋い焦がれていたものだ。
これは今回の西風で想像した波。
また次回。
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【おまけというか積み残し】
鎌倉滞在時に鍛錬をしようと、
法王と一緒に近くの公園に行くと、
前に見知らぬ3838号が停まった。
法王の新しい御料車と並んで、
「由比ヶ浜3838直列」だと、
この超事象が命名された。
3838は引き合うのだろうか、
本当に不思議だ。
これは日産ラッコスタ151。
151は馬力数値だ。
この車の詳しくは巻末リンク*3をごらんください。
法王と私は、
こういった鍛錬をしたが、
すべてがじつに波乗り向きで、
これに加えてプールで泳いだら完璧ですねと話していた。
鎌倉の山は、
まだ紅葉しているので、
ほんのりと華やかだった。
風情を大切にする法王。
ここに一句を得た。
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法王の ご案内や 散る紅葉
さまざまな歴史と人間模様の舞台となった妙本寺。
ここは、
サーフィン研究所所長の中村竜さんと、
鎌倉和楽の豪さんの故郷でもある。
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【巻末リンク:西風の見事な一例】
【巻末リンク*2:伊豆西風2】
【巻末リンク*3:法王御料車】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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