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【サーフィン研究所】西風の伊豆にやってくると_由比ヶ浜3838直列_(1503文字)

「西風が強い」

そんな発想で、

伊豆のあの波に乗りたくなって向かうことにした。

アクアラインを通ってからは、

センチメンタルまな理由で

「湘南経由ルート」を予定していた。

横浜新道を抜け、

西湘バイパス、

熱海の海を通って伊豆に入ると、

海がどんどん青くなってくる。

ただ、

Googleマップで検索すると、

このルートは日没後に到着すると表示された。

日曜日だし、

これは本日到着しないと一度あきらめたが、

東名高速、

小田原厚木道路、

伊豆縦断道を通って天城越えをし、

さらに須原を通るという山越え内陸ルートだと、

日没の50分前に到着するとあった。

しばし考えたのち、

この内陸ルートを選択して伊豆を目指した。

箱根の山を越え、

天城越えもして千葉を出発してから5時間後、

日没前に「西風のブレイク」に到着した。

なのだが、

浅暗く、

かんじんの波はそこまで上がっていないようだった。

風速17mという西風が痛いほど冷たかったが、

パドルアウトすると、

すぐにノースハワイのカパア波を思い出した。

それほどまでにパワフルな腰+波と、

青く、

暖かい海を半時間だけ味わった。

海から上がって車まで戻る間に耳と手が寒気で痛くなり、

猛風の下にボードを置いてようやくドアを開けた。

あまりの寒さだったが、

千葉から持ってきたお湯だけがあったのでありがたく浴びると、

バン後部で零下山道を数時間通過し、

熱かったはずの湯は冷たくなっていた。

着替えてから確認すると、

体感温度が零下となっていた。

零下で着替えるのは、

サスペンス・ドラマみたいに胸が高鳴るものかと感じ入った。

こんな日の夕食はおいしいものを食べようと、

下田市内の「藪」に向かった。

ここは、

数年前の「サーフィン研究所」の取材で来たとき、

とても気に入ったお店でもある。

高波邦くん、

その節はありがとう〜!

その名店藪では、

「わさび丼」の偉容に感激して写真を撮った。

これで500円。

素朴で甘く、

辛く、

そして旨かった。

今朝も猛風模様。

超冬型の気圧配置だ。

けれど、

まだあきらめられずに「あの波」を求めて、

夜明け前から波を見に行った。

波質は昨夕とあまり変わらなかったが、

自分の足跡がきれいになっていたことに感動した。

ただ、

しばらくは南極探検隊の鍛錬をしたくないので、

さきほど下田港付近のジョナサンへやってきて、

鮭と暖を取りつつこれを書いている。

外食で和食が多いのは、

「私のあこがれ」みたいなのがあるからだろうか。

アメリカ生活では、

日々和食に恋い焦がれていたものだ。

これは今回の西風で想像した波。

また次回。

【おまけというか積み残し】

鎌倉滞在時に鍛錬をしようと、

法王と一緒に近くの公園に行くと、

前に見知らぬ3838号が停まった。

法王の新しい御料車と並んで、

「由比ヶ浜3838直列」だと、

この超事象が命名された。

3838は引き合うのだろうか、

本当に不思議だ。

これは日産ラッコスタ151。

151は馬力数値だ。

この車の詳しくは巻末リンク*3をごらんください。

法王と私は、

こういった鍛錬をしたが、

すべてがじつに波乗り向きで、

これに加えてプールで泳いだら完璧ですねと話していた。

鎌倉の山は、

まだ紅葉しているので、

ほんのりと華やかだった。

風情を大切にする法王。

ここに一句を得た。

.
法王の ご案内や 散る紅葉

さまざまな歴史と人間模様の舞台となった妙本寺。

ここは、

サーフィン研究所所長の中村竜さんと、

鎌倉和楽の豪さんの故郷でもある。

【巻末リンク:西風の見事な一例】

【サーフィン研究所:特大号】伊豆西風のサーファーと銘ブリ_(2790文字)

【巻末リンク*2:伊豆西風2】

【サーフィン研究所】 空の一点とは?_(775文字)

【巻末リンク*3:法王御料車】

【サーフィン研究所】フィンを替えると?_多様性のビール信者_新型サバット3838_(1215文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!