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【サーフィン研究所】突然的な3m/15秒の北東うねり_セレブレーション_(1161文字)

波が大きい。

そんな予想だったのか、

気象の不思議なのかはわからない。

太平洋の北東側に向いた海は、

まるで台風通過中みたいだ。

この天気図を見ても、

ここまで波が大きくなるとわからなかった。

確かに強い西高東低だが、

ここまでのうねりがやってくるとは…。

ブイ情報というのは、

大気による天気図ではなく、

海上の起伏図みたいだと感じた。

このうねり群はまたハワイに向かうのだろう。

またもやブロードキャストでハワイ波に乗るサーファーたちを見ている。

勝敗は一切見ていない。

サーフィンだけだ。

バックドア・シュートアウト、

続いてパイプライン・マスターズを見て、

自分の好きなサーファーを見るという中毒性に気づいた。

好きなサーファーは、

ロボ(ジャック・ロビンソン)だったり、

セス・モニーツやカノアくん、

そしてジョンジョンたちだろう。

サーフスタイルには好きがあれば苦手もある。

これはマスターズでのガブリエル・メディーナ。

バレル・アウトして、

『クレイム』しているところだ。

私はこれを見て、

彼はとても良い人なのではないかと感じた。

だって、

バレルアウトして、

天に祈るという行為が真摯で、

自分に正直な人だとわかった。

逆にジョンジョンなどは、

どんなにすごい波をメイクしても、

『ノン・クレイム』の人だと知られている。

喜びたいと思うのだけど、

「大したことはない」

または、

「まだまだこれからです」

と自分を戒めているからに他ならない。

日本人流に言うと、

「美徳マインド」だろう。

そんなことを考えつつ、

サンセット・プロを観ていると、

チアンカがこのエクセレント・ライドをし、

そのリプレイを流しながら解説者がこんなことを言っていた。

「(私が)ブラジルの友人(イタロー)から聞いたのは、

ポルトガル語ではクレイムという言葉がない。

これは、

“セレブレーション=祝福”という行為なのだよ」

(Celebration=祝賀、称揚、祝賀会、儀式)

ちなみにクレイムとは、

英語でclaimと書き、

要求、

注意を引く(英)と辞書にあった。

で、

いま話題としている

「(サーフィンにおいての)クレイム」

に近い和訳が、

「宣伝(する)」

ということだろうか。

クールなアメリカ人やオーストラリア人たちには、

この特有のボディアクションに対して、

『クレイム』していると映る。

だが、

ラテン系は、

一切そんな意味ではなく、

これは祝福行為だと言う。

ブラジル人たちのおかげで勉強になった。

【巻末リンク:今年のマスターズ】

【サーフィン研究所】コスモス・サーフボード始動!!_パイプライン・マスターズ_(675文字)

【巻末リンク*2:バックドア・シュートアウト】

【今日のコラム】Pro Shop_バックドア・シュートアウト_木製脚立に創刊当時のPopeyeを思い出す_(2123文字)

【巻末リンク*3:バックドア・シュートアウト2】

【サーフィン研究所】パイプライン合宿_イワシとゴジラに寺田寅彦さん_(1188文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!