春の西風が強く吹くというので、
反射的に南にあるバレルというか、
ベロン波が思い浮かんだ。
予想だと3m弱のうねりがあって、
強いオフショアになるという。
迷わずそこに向かってみると、
よくあることだけど、
予想の半分くらいのサイズだった。
Cosmos Surfboards
TheOne 6’4″
Nakisurf Original Twin-Fins
.
それでもこの、
「ベロン」と巻き付くように崩れる波質は変わらずで、
夜明け後にすぐにパドルアウトした。
少し遅れて湘南から聖式カルちゃんと、
美住町のフィッシュゴッドと、
伊豆宇土金あたりから天才Shinさんたちがやってきた。
「ちょうど3時間弱で到着しました〜」
湘南からはここまではそんな距離感だ。
ちなみに千葉からだと5時間+くらいだ。
カルちゃんは、
この画像からもおわかりのように、
かなりのサーフ力を誇る。
カルちゃんの最近は、
雪山へ行っているので、
あまり海では見かけなくなった。
ヘア・カリフォルニア・スタジオ主宰なので、
予約を取れば必ず会えるドラグラ・プロのベテラン登場人物だ。
作詞好きの私は、
松本隆さん風にカルちゃんの詩を書いた。
タキビ神に言わせると、
「それは、替え歌ではないでしょうか?」
そんなようなものだと思う。
渚を滑るキャッチサーフで
カルちゃんの小指から
流れ出す虹の幻で
空を染めてくれ♪
(メロディは巻末リンクに)
Nacky on
Catch Surf® Special Skipper Fish 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear)
.
ナッキーはハマムラで鍛錬を重ねているだけあり、
このベロン波をじつに見事に乗っていた。
それはむずかしい
「横向き」のレイト・テイクオフも完成間近に見えた。
歩みを止めないということはこんな結果を生むのだと、
よーくわかった。
オーストラリアから伊豆へ逆輸入のSHINさんこと、
青木真さんもミッドレングスですばらしい波を滑っていった。
さてフィッシュゴッド。
「生まれて初めての波質です」
そんなベロン波に苦戦していたが、
セッション後半に、
たった一人ですばらしい波をメイクして、
感動的なドラマを演出した。
それはまるでWBC準決勝で村上が、
サヨナラを打った感動と同じものだと気づき、
そう考えると、
人間は追い込まれると、
持っていた実力が出るのだとわかった。
フィッシュゴッドは、
サーフボード好きで、
数々のタイラー・ウォーレンやECを所有し、
今度はコスモス・サーフボードに食指が動いているらしい。
この68を長いあいだチェックしていたのが印象的だった。
サーフ後、
暑いので気温を見るとなんと夏日。
みんなで市内のランチに行き、
500円のワサビ丼と、
絶品そばを堪能した日でした。
春が来た。
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【巻末リンク:3年前の西風ビッグビーチ】
【巻末リンク*2:ビッグビーチいろいろ】
【巻末リンク*3:カルちゃんの歌のメロディ】
【巻末リンク*4:コスモス・サーフボード】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎