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【サーフィン研究所】クマビーチで仲間と楽しくサーフ_儚(はかな)き夢波_(973文字)

「ずっと地形が悪い」

これはクマビーチの春だ。

それでも行ってみたのは、

スマイリー・グリズリーに会いたかったからに他ならない。

波乗りをしていると、

こんなこと、

つまり波がよくないけど、

そのスポットに行くことというのはよくあることだ。

例えば、

千葉ジェフリーズでは、

「仲間と楽しくサーフしたい」

波質よりもそんなことが優先されるので、

他の波の情報は聞かずにジェフリーズ一択で向かうことも多い。

もっと書くと、

波情報の発達で、

良波のスポットは混雑している。

波が悪いと、

代わりに人はおらず、

たいていは無人になる。

なので、

干潮でも満潮でもよそから波を見に来る人は、

いまのクマビーチにはいない。

もしいたとしてもクマ波フリークなので、

何も問題はなく、

気が好いサーファーたちと一緒にサーフするのは楽しい。

Nacky on

Catch Surf® Heritage Collection 8’6″

.

温かくなった水温。

19度はあるだろうか。

ナッキーとグリズリーは、

ウェットスーツ・ジャケットを脱いでサーフしていた。

「トランクスで入ろうかな?」

スマイリー・グリズリーにそう言うと、

「水は温(ぬく)いけんど、風がまだまだ冷やいで」

そう言われたので、

2mmジャージのフルスーツでサーフしていた。

ウェットスーツが軽い。

パドルが楽で、

こころ軽やかにサーフするのは、

春の持つ華やかさだとしみじみ感じた。

スマイリー・グリズリーを短くして、

スマグリはんとなる。

昨日は彼の歌とウクレレを聴くことができた。

サーフハッピー♪
みんなハッピー♫

そんなサビだったが、

音と響き、

そして韻がすばらしく、

いまも口ずさんでいる。

今回は、

岩場近くのささやかな波だったけど、

こころには、

優しく温かい記憶を残してくれた。

もう散ってしまった桜のことを思い出し、

「はかないこと:儚い」

そんな想いが湧いた。

このクマビーチのこと、

音楽のこと、

友人たちもきっとはかなく、

諸行無常、

一期一会だと、

あらためて感じさせてくれた。

クマ波に、

そして波乗りに乾杯した日。

【巻末リンク:ジェフリーズからクマビーチまで】

【サーフィン研究所】昨日のハマムラ_スマグリはんとキングジョー_(1639文字)

【巻末リンク*2:クマさんの周辺】

【サーフィン研究所】ギンテツ考察50周年記念_真のローカル_(1288文字)

【巻末リンク*3:クマさんがお好きならば、もう一篇どうぞ】

【サーフィン研究所】夏麺_クマさんはデュークの化身_トルティーヤについて_(1152文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!