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naki's blog

【サーフィン研究所】ハリギのベンチュラと海賊岬と青龍波の関係考_(1279文字)

「なぜ山に登るのか」

「そこに山があるからです」

「なぜ波に乗るのか」

「そこに波があるからです」

明答であるが、

相手が山のこと、

そして波のことを知らないと、

解答はこうなるのだろう。

けれど、

私は、

——少なくとも私は——

波があれば乗りたくて仕方がなくなるようだ。

Ventura Sage on

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7’

.

ハリギのベンチュラ・セイジこと、

チュラさんが、

ささやかで美しい波を見つけたという。

直結的に

「乗りたい」ということになった。

ちなみにハリギは新高梨の産地であり、

カリフォルニア州ベンチュラ郡には、

セイジのワイナリーがあるので、

地名の二重使いとなっている。

セイジはリンコン岬を好み、

少し前はベンチュラ在住であったので、

クイックサーフとして、

Cストリートの波を知った。

Ventura Sage on

Catch Surf ®ODYSEA Plank 7’

at the Rincon’s Third Section

.

どちらも岬波という共通項があるが、

ときには岩好きの私の嗜好に合わせて、

海賊岬やWBPでサーフする心の広さと、

あくなき探究心を持っている。

このショアブレイクを越える下半身のやわらかさは、

あれら岬波のウェッジを年月をかけて通過し、

濾過させ発酵させたからこそのスタイルだと思う。

Cosmos Classic 8’

.

私はというと、

この美しい波でコスモス・クラシックを満喫するときとなった。

遠くまで伸びる斜面を使って、

長いレイルで加速し、

そのままテイルを踏んでターンする。

そんな繰り返しがあった。

そして、

アムステルダム・コミュニティのウェットスーツの輝きと、

軽さと美しさという感覚。

無限トリムというのかな、

波面に対しての摩擦を最小、

ミニマムにすると、

どこまでも乗っていくことができて、

ショアブレイクあたりでも数十メートルかせげた。

そうなると、

パドリングで戻るより、

一度上がって歩いたほうが良いというリンコン式だった。

よく聞かれるのが、

ミッドレングスでダックダイブできますか?

(日本式だとドルフィンスルーか)

ということ。

ごらんのように58キロの私だけど、

8フィートのボードならばかんたんにできます。

ナッキーもすぐにできるようになったと言っていたので、

そこまで難易度は高くないはずだ。

ダブル・マンライ・ジョーブツという

バック・トゥ・バック(Back to Back)状態で上がってきた私たち。

国が変わっても一緒に波乗りができてうれしい。

マンライは満足ライディングの略で(©オガマさん)、

ジョーブツは波の最後まで、

具体的には、

「フィンが海底について終わるまで」

というのを指した言葉だ。

とにかく私たちは、

昔日(せきじつ)を思い出すように波に乗っていった。

【巻末リンク:海賊岬とは?】

【テクニック編】海賊岬病_3838文字の真実_ボディサーフのすすめ動画_(732文字)

【巻末リンク*2:デビルズダンジョンに見られる空海感覚】

【サーフィン研究所】啓示その後_カレンダーとベンチュラセイジの里帰りにデビルズ・ダンジョン再録_(1476文字)

【巻末リンク*3:さよならベンチュラ】

日本へ!_(1773文字)

Happy Surfing and  Happy Lifestyles!!