Cosmos TheOne 6’8”
Cosmos Original Twin Fin
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朝のセッションで、
64でなく68を使ったのは、
ターンの整合性というか、
自身の軸を確認したかったからだ。
サーフ後は、
JR京葉線で東京に出た。
電車の中では、
クリスチャン・フレッチャーの引っ越し先の波をながめていた。
これはきっと、
サーファーズ岬の大潮干潮リーフの鋭利さだと推測し、
もちろんウニもいるのだろうなと、
あの黒紫茶の長いトゲトゲを思い浮かべていた。
このフィリピンの外れへ行くための膨大さ、
寛容さ、
鋭敏や自衛のみならず、
もし自分がここで暮らすとしたら?
そんなさまざまなことを想像していると、
乗客のほとんどが立ち上がった。
終点の東京駅に到着したようだ。
東京駅は「巨大ステーション」と言われている。
構内(改札内)がどのくらいの広さかというと、
例えば、
この京葉線から山手線のホームまではしっかり20分もかかるほど遠い。
よって、
京葉線の途中にある踊り場では、
ディズニーランドからの乗客が、
大量のお土産を抱えたまま放心しているのを見かける。
お土産というか、
名店街も改札内(駅構内)にあり、
しかもエリア区分けまであるエキュート東京や、
巨大なグランスタ、
「お土産ストリート」という名の商店街風、
さらには一番街、
ギフトパレット、
新幹線乗り口付近にあるのはHANAGATAYA、
北通路エリア、
南通路エリア等々。
もうまさに毎日お正月にクリスマス、
誕生日にお祝い食というのが必要とされていることがわかった。
そして日本人の、
お土産消費量のすごさにおそれいってしまった。
そのなかでも『東京ばな奈』の行列がすごかった。
せっかく書くので、
この正式名称を調ると、
“東京ばな奈 見ぃつけたぁ”
だとあったが、
なぜかこの店名は、
タイプテスト並に打つのがむずかしかった。
いったいそんなに並んで何を求めているのかと聞いてみると、
東京ばな奈のクリームあんドーナツと、
伝説のカレーパンなのだという。
バナナもどら焼きも何も見ずに進んでいくと、
食事の一番街があり、
その中の一角にラーメン屋さんの集まりがあった。
ここもすごい人で、
ラーメンブームがいまだ続いていることに驚かさせられた。
というより加熱しているようだ。
このストリートは、
ダントツで六厘舍というところが大行列だった。
列は建物の角で折れていくのだが、
その折れ曲がりがずっと続いていて、
見積もると、
ジェフリーズからエックスくらいの距離を並んでいた。
待ち時間はおよそ90分、
いや120分かもしれないと推測した。
またもやラーメン屋さんの集まりがあり、
これではまるで包丁人味平(©牛次郎/ビッグ錠)の、
札幌で開催された「全日本ラーメン祭り」ではないかと、
大行列とか、
満員御礼の店内を見ながら通り過ぎた。
そしてそのとき宮崎駿さんの、
「千と千尋の神隠し」前半のヤマ、
神のために用意された料理を父母が食べてしまった風景がよみがえった。
八重洲口には、
名店カフェ・カルディーノや、
大好きなカルディ・ヤエチカ店があったので、
渾身の台湾パイナップルケーキと、
サルサソースなどを求めに入店していった。
帰りは、
東京駅からの総武線が大混雑で、
40分後の千葉駅でようやく着席できた。
錦糸町まではすし詰め状態だったので、
慣れない満員電車でかなり疲れてしまった。
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【巻末リンク:クリスチャン・フレッチャー】
【巻末リンク*2:宮崎駿→宮﨑駿となった新作】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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