夏が過ぎたのか、
夏の終わりを表現したのか、
こんな朝焼け空となった千葉一宮。
上総一ノ宮とも書くのは、
この後ろにある玉前神社が、
上総国の一宮だからだとあった。
一宮川。
ここからおよそ数百メートル流れていけば、
海に出ることができる。
これは休日のマーちゃん。
タイラー・ウォーレンやECのPU、
そしてキャッチサーフの二刀流サーファーであり、
バス釣りに関してはちょっとした名人でもある。
コスモス・サーフボードはTheOneやクラシックばかりではなく、
1960年代のサンディエゴ・フィッシュのリバイバルや、
フィッシュ成分を高め、
マジックボード仕様としたリベラル・フィッシュがある。
このフィッシュは遠く屋久島からのカスタム・オーダーで、
やさしく、
やわらかい暖色が混ざり合うマーブル模様が、
あの緑の島に行くのだと思うと、
エンスーラボに潮風が吹き抜けた。
これも別日。
タキビ神の公休日は、
ブレイク周辺で待ち合わせた。
メインの人出も少なく、
海水浴場も同じだった。
どうやら波情報社が、
この付近の点数を低く見積もったようだ。
ありがたい。
しかし、
潮が干きに向かうころとなると、
写真内のタキビ神の言うところの、
「ハンノー(反応)がよくなってきました」
そんな瞬間が写っている。
これまでフラットというか、
ブレイクしなかったうねりが次々へと崩れていった。
人口過多エリアの水着万全水温で、
見渡す限りの無人は、
ちょっとしたファンタジーだ。
Takibi God on
Herbie Fletcher’s Thrill is back 9’8”
.
夜明けごろに行くと、
タキビ神はすでに数時間サーフしている雰囲気がある。
本人に聞いてみると、
やはりそんなことも多いという。
猫のように夜目が聞くのか、
心眼なのかはわからないが、
新月の闇のなかでも波にラインを付けていく。
私たちは元々このレフトをスーパーレフトと名付けていた。
そして今はモニースと呼ぶのは、
本家パイプラインと同じく、
インサイドにボーナス・セクションを持つからだ。
一宮という名の通り、
夜明けに面した東向き海岸なので、
東うねりがメインで届く。
そして現在は地形がいいので、
こんなサイズでもホールドする。
Cosmos Surfboards TheOne 6’4”
Cosmos Original Twin Fin
.
ジェフリーズの駐車場が入れなくなった。
毎年の例によって、
ここがテトラポッド(消波ブロック)製造基地になるのだろうか。
安心です
護岸です
高くそびえさせています
という名目に多くの国民がだまされている。
高知県だと、
消波ブロック1個が、
52万6000円だと試算できる。
この無駄と滅岸が、
すべて国民の血税からだという事実に目を閉じてはならない。
.
残念な滅岸の一例。
ここで質問です。
Q. この画像内には、
一個52.6万円の消波ブロックはいくつ使われているでしょうか?
海底から積み上がっているわけなので高さ20個はあるはずだ。
.
このエリアの衛星画像をさらに見ると、
このテトラ島群はずっと続いていた…。
日本はこの滅岸予算を有益に使えば、
たとえば日本国民は医療費や学費、
有料道路、
公共交通機関等がすべて無料になるほどの天文学的な無駄が海に流れている。
.
海岸のみならず、
自然環境にコンクリート等を入れるのは、
すべて滅岸させる要因となる。
ダムができて川が痩せたから砂が流れてこない。
砂の供給源である陸地をコンクリートで埋める。
よって付近の海岸が消失していく。
あの浜もこの浜も、
昔は大きな砂浜があったと聞くが、
今は国土という名の人工物に波が打ち付けている。
行政や識者は、
海岸の原理と仕組みをもう一度おさらいして、
まやかしではない護岸を作っていただきたい。
具体的には、
海岸にコンクリートではなく、
砂を入れるといいだろう。
□
【巻末リンク:テトラ製造工場は砂浜?】
【巻末リンク*2:告発続行中】
【巻末リンク*3:法王のお考え】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎