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【サーフィン研究所】コスモス・サーフボード『ツインザー』_(1386文字)

サーフボードの進化は、

歴史というラインで大きく見ると、

トライフィンが1980年に登場し、

シーンに大きな変化をもたらせた。

(サイモン・アンダーソン)

それから43年も経ったが、

サーフボード界は、

トライフィン登場ほどのエポックメイキング的なことはなかった。

ここではもちろんのこと、

クアッドやミニボードのことも含めている。

それでも「ない」というのは、

デザイン変革という観点で言えば、

やはりトライ以降は何もない。

そのトライフィンのコントロール性能をアウトラインに求め、

操舵性を両翼に付けて速さを追求した

ツインピンというものがある。

じつのところこの究極デザイン「TheOne」は、

奇しくもそのTWINPINと同じものだった。

ここ数年、

誰が考えたのか、

ツインザー・システムというものが出てきた。

ツインザーとは、

ツインフィンの前、

ノーズ側に小型トレーラーフィンというシステムだ。

Shacho san on

Cosmos Surfboards TheOne 6’4”

Cosmos Original Twinzer

.

最初はあまり興味が沸かなかったが、

私たち(ドラグラ)の中で、

最初にツインザー(ザワン)に乗った人がいる。

シャッチョさんだ。

「もっと早くからこのすばらしさを知っていれば良かったです〜」

そんなことになった。

ちょうどおなじころ、

ザワンのツインザーを自作して試した前田博士までもが、

「ラインが太くなりました」

上下画像は、

動画からの切り出しだが、

なるほど前田くんの深いボトムターンや、

オッキーのようなカービングトップが、

断然太いラインになっていた。

私は動きの迅速さよりも、

太いラインを目指している。

よって、

すかさずエンスーラボに持ち込み、

後付けを施してもらった。

博士はツインザーというシステムを理解していて、

私のザワンの位置はここですと求めて、

樹脂が硬化してサンディングされて、

そして研がれて完成した。

博士謹製の、

というか博士がフォルムをデザインした

ツインザー・専用タブ(フィン)も一緒にやってきた。

完成後だが、

完全硬化させたので、

翌日から乗れると博士が言うので、

ジェフリーズで試してみた。

するとなんと、

シャッチョさんや前田博士の言葉が瞬時に入りこむように、

ターンは加速してさらに伸び、

それでいて正確かつ細密な操作性という言葉が降りかかってきた。

Cosmos Surfboards TheOne 6’4”

Cosmos Original Twin + Twinzer

.

理論上ではもちろんわかっていたが、

たった小さなフィンがここまで自分を変えてくれるとは、

すぐには信じられなかった。

下は、

1本目のボトムターンの連続写真だが、

このパワーのない千葉ジェフリーズが、

まるでパンパンの波に感じられるほどの効果を見せた。

でないと、

こうして連続写真をまとめることなどはしない。

1ターンで10m。

それほどまでの加速と、

そしてコントロール性能を感得したのだ。

で、

この夢のような水流を解説したく、

鋭意作成したのが上の画像だ。

大きな違いというか、

新しく、

ヤングマンだったころのサーフィンがやってきた。

【巻末リンク:シャッチョさんのザワン】

【サーフィン研究所】ザワン・ツインザー_マジックボード工房=エンスーラボの前田博士がツインザー設置_(1332文字)

【巻末リンク*2:ザワンの出自】

【サーフィン研究所渾身号】生涯マジックボードNo.1の64生誕記_(2296文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!