土佐高知。
すばらしい秋晴れというか、
美しい季節となった。
気温が下がって、
大気の粒子が詰まったかのような、
細密な景色がまばゆい。
土佐の中央付近に横浪半島というのがあり、
そこにサントリーニ島にある建ものを模したホテルがある。
いわゆるハイエンドな宿泊施設だが、
眼下に拡がる青い海と、
この白に池田満寿夫さんの、
「エーゲ海に捧ぐ」を思い浮かべるのはいつものことだ。
とすると、
エーゲ海と土佐の海は同じ水色であり、
温暖な気候という確信に満ちた錯覚を受けた。
私は空海こと弘法大師のことを学んで久しいが、
修業時代は、
阿波(徳島)から室戸にやってきたようだ。
その室戸岬で明星が来影し、
何か(修行と書いてあるが)が成就したとあった。
今週の頭から続く東うねりは、
少し小さくなった。
けれど、
潮位によっては、
ライダブルなセクションが出現する。
Cosmos Surfboards TheOne6’4”
Cosmos Original Twin + Twinzer
.
軽く、
トレースするように滑らせる。
「流すサーフィン」とも言えるのだが、
この清浄なる気分を掘りさげたコラムを書きたいとも感じた。
乗れば乗るほど、
そのマジックボード風味を現すザワン。
うれしい気持ちで撮ってみた。
冒頭に書いた空海の言葉でこんなものがある。
「道理に迷って苦しむのも、
心の中にある仏に目覚めるのもすべて自分次第だ」
このことをサーフィン世界として考えてみると、
「道理に迷って苦しむのも、
心の中にあるサーフに目覚めるのもすべて自分次第だ」
間違いないことだ。
『星の王子さま』
Le Petit Prince
The Little Prince
フランスの飛行士でもある、
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの小説。
1943年。
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【巻末リンク:室戸奇譚】
【巻末リンク*2:室戸のホコラ】
【巻末リンク*3:はぐれサーファー】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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