こんにちは、
2010年の真夏日をいかがお過ごしですか?
新聞を読むと、ロシアが猛暑、
大寒波が南米に到来しているという両極端な気候です。
都会の夏を想像するに、暑い外気、寒いエアコン。
これではどんな頑強な人でも体調を崩してしまいますよね。
どうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。
こちらでは、
ニュージーランドから届いていた波がだんだんと小さくなってきました。
波は徐々に大きくなって、だんだんと小さくなる。
波動って不思議ですね。
昔はーーサーフィンをはじめた頃ーー
波って、突然大きくなったりするかもと思っていまして、
波を待っていて、
水平線の彼方から大波が来たらいかにして逃げるか、
または乗るかを想像していたんですよ。
今みたいにインターネットはおろか、
携帯も、ましてや波情報もない時代の話ではあります。
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さて、
AVISOのジョンとニックと長時間の電話ミーティングをしました。
かれらは会社で言いますと、
社長と部長ということになるのだが、
あまりそんな肩書きは関係ない内容でそれぞれについて話していった。
カーボンファイバーが品薄、
ニューモデルの完成時期、
NRSSの可能性と進んだ。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/4140
いまだに大人気なのがこのBD3で、
https://www.nakisurf.com/brand/aviso-model.html#bd3
「小波から大波までこの一本」
というキャッチコピーそのままに全世界に普及している。
多くのBD3ユーザーとお会いしたが、
全員の感想で一致しているのは、
「もうBD中毒でして、他のデザインには乗れなくなってしまいました」
ということ。
俺もその一人でした。
それを脱却するために
BWT、BWGというBWシリーズ亜種を
ドッキー(Surf Prescriptions)によって誕生させていただいたのです。
https://www.nakisurf.com/brand/doc.html#bwt
BWT.
サーフボードって、不思議な乗り物で、
ちょっとの角度とか、
その膨らみ、曲線、位置、長さ、
厚み、丸みで全く違った波乗りになる。
「浮き板一枚で荒波の沖に出ていき、
それを滑って岸まで戻って来られる」
と書くと単純なのだが、
その中にはロマンと希望、
夢やスリル、そして工芸がたっぷりと詰まって、
そして絡まっていると感じる。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/11168
↓これはBWGですね。
もうひとつわかったのは、
ハワイの波も千葉の波も同じだということ。
海はやはりひとつにつながっている。
そんな大切なことを波乗りから知った。
サーフボードはこれからどのように進化し、
そして退化するのだろうか?
そんなことを想っていたら、
https://www.nakisurf.com/beams2010/
オンザボード誌の辣腕編集長であり、
今回の”NORTH HAWAII”ブック
の製作に多大なる力を添えてくれたMIOさんからチャットが届き、
そこには「クークボックス」
と呼ばれたアライア以前の木製中空ボードの映像があった。
tuna fun, alaia fun, finless rocks!! from matt williams on Vimeo.
クリスちゃんも主演的に登場していて、
そのアライアはもちろん、
クークボックスも自在に操作していたのには驚いた。
俺もこのボードに乗ってみたくなりました。
簡単には乗れないだろうな。
そういえば、
先日キャッチサーフのファンボードのフィンを外して乗ったのですが、
概要的には、こんな乗り味なのだろうか。
これはミニグライダーで、
太古というか50年前のボードを意識して製作したのだが、
結果的には
「乗りやすいボード」として生まれかわったデザイン。
https://www.nakisurf.com/brand/canvas.html#miniglider
こういう重いボードって走り始めると、
大排気量、シングルシリンダーのモーターサイクルみたいで、
「ズドズドズド?!」
と滑っていくので、それは爽快なのだ。
ノアの乗るのは、
ショートボードでは最高峰とされるルースキャノン。
ディノの息子コロヘに感化され、
そしてボードに感化されて波乗りがさらに好きになっている。
https://www.nakisurf.com/brand/cole.html#lcannon
波乗りは余暇を越えて、人生となっていくのですね。
ライアン・カールソンからも意味不明のエアが届き、
サーフィンを取り巻く環境や技術は進化を続け、
それを伝える俺はというと、
なんだか滑走退化しているようで、
のんびりと波に乗る。
「お好きなように」
こんな標語を掲げながら波に乗るのは愉しい。
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さて、これは友人マーちゃんからのメールで、
Z1サーフスーツのロングスリーブタッパと、
ロングジョンの組み合わせで、
『Almost Full Year』
というスタイルを確立してくれました。
Z1サーフスーツはご存知のように
「ボディグローブ・ジャパン」
が後ろ盾になってくれているので、
こうした技術や素材、
行程などは40年間の歴史をそのまま受け継いでいるんですよ。
https://www.nakisurf.com/wetsuits/z1-surfsuits.html
「Iさん、いつもありがとうございます」
「マーちゃん、どうぞごゆるりと波に乗ってくださいね」
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なんだか旧くなったり新しくなったりと、
時代がめまぐるしく変わる本日のポストですが、
「新しい気持ちで旧きを愛する」
として今日を進みましょう。
いつも、そして昨日ももしかしたら開始の頃から、
NAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
GA(グライド・アテンダント)の潤ちゃんがまた奄美動画をアップしました。
https://www.nakisurf.com/blog/gajun/archives/502
これはご存知のCANVASのミニノーズライダーとクリスちゃんですので、
どうぞ見てみてくださいね!
それではHave a greatest day!!
Aloha!
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