岩に当たったうねりは、
本体のうねりと重なってピークを形成する。
これはウェッジと呼ばれるものだ。
うねりの跳ね返りというウェッジは、
セクションを形成して、
波の中に最後まで存在していた。
上画像のウェッジは際だったものだが、
たいていの波にウェッジは存在していて、
それを見極めることでサーフィンというのは、
飛躍的に理解できるはずだ。
普段から、
大小すべての波で、
このウェッジはどこにあるのか、
どこに出現するのかを確認している。
ウェッジは湖に出るさざ波にもあるのだから、
海洋波となると、
かなりオビエス(明らか、obvious)だ。
ドラグラ学童クラブで、
教育に詳しい人にお会いした。
さまざまな話をしたが、
印象に残ったところを書き出してみた。
「日本の義務教育は中学校までです」
そうでしたね。
「現在、高校進学率は男女とも95%を超えています」
「へー」
「けれど不登校の小中学生は、30万人近くもいます」
小中学生の人口はどのくらいですか?
「昨年度で923万人です」
とすると、
およそ3.25%の子どもたちが学校に行っていない計算になりますね。
「その通りです」
その子たちはどうしているのですか?
「不登校児童を支援するフリースクールがあります」
どのくらいあるのですか?
「全国に一千校以上あり、増加傾向です」
すばらしい!
「しかし学校教育法に該当しない校が多く、
国が定める履修を習得していないとみなされます」
とすると?
「フリースクールを卒業しても進学できないんです」
そうなんですね。
「しかも低年収世帯に対しての授業料免除も一切ありません」
国は遅れているからなぁ。
「前例がないことはしたくない典型です」
軍隊教育から抜けられないんですね。
「はい、日本の学校制度は、
18世紀の産業革命を契機に作られました」
やはり。
「これまでの学校は、
国民国家に貢献する人材を育成することに念頭を置いていました」
学校という名の兵隊養成でした。
「そうです。
でも今は決められた学科で競うことを止めて、
好きなこと、
得意なことができることを選ぶ子どもたちは増えていますよ」
それは明るいニュースですね。
「国はもっとフリースクール系の学校に注目すべきです」
これからAI世界になりますし、
人ができることの多様化が必要ですね。
「その通りです」
明るい未来のことを想像しながらジョーに行くと、
湘南ナンバーの親子が駐車場にいて、
ターンが甘いと得点が低いから、
もっと強くと、
子どもに注意していた。
私もコンテストに出場していたが、
ターンの甘い辛いは、
いまとなっては一切関係ないと言いたかった。
でも前述した軍隊教育のことを思い出して、
全体で基準に向かう世の中は、
この自由なサーフィンでも同じなのだとわかって、
体がさらに冷えたように感じた。
さてコーヒー。
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【巻末リンク:有事への国民修練】
【巻末リンク*2:3年4ヶ月前の教育】
【巻末リンク*3:白虹の日】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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