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【サーフィン研究所】大寒波イブの低気圧_35年間の茫洋と述懐_(1495文字)

週末ごろに大嵐が過ぎ、

その影響で海が轟(とどろ)いた。

「海のトドロキ」からおよそ48時間後、

ようやく海面が落ち着いてきた。

余談だが、

タイトルに難しい字『茫洋と述懐』などと使ったのは、

いま読んでいる本に関係があるらしい。

嵐後の予想を編むように練ると、

夜明けごろのハマムラ狙いだとなった。

タマサキもろくに見ずに太東の荒れ具合だけは確認しつつ、

九十九里浜を背中に南下していく。

ブイ情報を見ると、

北東うねりと東北東のミックスの4〜5mがメインであるようで、

加えて、

南からの風波を混ぜた波群だった。

オーバーヘッドはあるだろうか。

ハマムラは予想通り、

フィルシィ(巻末リンク)で、

たっぷりの愉楽が詰まっていた。

だが、

この後、

突然北東風が吹いてきて、

もろもろの計画とか夢が崩れ去った。

気象予想だと、

9時から10時ごろに弱く吹く風がこれだったが、

自然現象なので仕方がない。

で、

北東風&東うねりならば、

小川直久くんのレガロだと思いついた。

南房総の入口。

ここから30km弱くらいだとマップでわかった。

Takibi God at the Regalo

.

レガロは、

波情報にも掲載されるサーフ・ブレイクなので、

あそこが良いとかんたんに思いつくことに加え、

とても混雑することだろうと、

着想をすぐに打ち消した。

消去法というか、

フィルシィ波に乗る、

またはひどいめに遭って、

海中8回転という夢をあきらめつつ、

これからやってくる父ちゃんとタキローのこともあり、

風が合っているという理由でノース・ジュクオンを導きだした。

Nジュクオンは、

うねりの向きを横にするので、

サイズが半減してしまう。

それと引き換えにクリーンなフェイス、

コンパクトなバレルを手に入れた。

のみならず、

千葉エックスやサン・クレメンテのTストリート、

またはベンチュラ・エマウッド似の波に乗ることになった。

2時間後、

ここも混雑し始めて見学に回った。

懐かしい顔、

新井トオルくんが来ていた。

上の画像は入水前のものだが、

彼が浜に立っていた。

トオルくんと昔話をすると、

「(彼と一緒に)サンクレメンテに長期滞在していたのは、

すでに35年前のことになる」

そんなぼうだいな時を改めて知った。

すべては一瞬なのだと、

誰かの格言を思い浮かべようとしていたが、

言葉がうまく見つからなかった。

タキローのダウンザラインがやたらと安定していたのは、

留学先のカーディフやスワミーズあたりでおぼえたものらしく、

波選択が良いのは、

ブラックスやミッション・ビーチでのウェッジ経験が礎にあるからだとわかった。

とすると、

千葉も前出したエックスやNジュクオン、

はたまたハマムラやイリエが同じウェッジ系なので、

ワールドクラス波でサーフできるのだとわかった。

そういえば、

私のよく行く土佐もウェッジ波の宝庫だ。

逆に言うと、

この仕組みがわからないと、

テイクオフすることすらできないブレイクが多数ある。

こちらが本日千葉北関連のブイ情報。

多くのサーファーと話すが、

この波高ブイ計測が知られていないとわかった。

ブイについて詳しく書いたものがあるので巻末にリンクしておきます。

これは父ちゃんが飼っているミソ。

そっぽを向いているところがネコらしくてとてもいい写真だ。

タマサキ・ニャーズの生息地に行くと、

このいつもたいていいるボサブサが、

沖縄魔除けシーサーのまねごとをしていた。

【巻末リンク:波高ブイについて詳細ポスト】

【サーフィン研究所特集号】巨大波のはじまり_ブイ(GPS波浪計)について_(1188文字)

【巻末リンク*2:フィルシィという言葉の解説】

【サーフィン研究所】ドラゴン_フィルシィ(filthy)な12年_(955文字)

【巻末リンク*3:タキローもレガロも同時掲載号】

【サーフィン研究所】マウイの景色_天界からのレガロ波_ドラグラLA展_うらやましいタキロー_(1125文字)

Happy Surfing and Happy Lifestyles!!