「波情報は✗(バツ)が付いていました」
ハスラー・マシコさんはそう言った。
私はナウファスはチェックするが、
波情報は見ないからとお伝えし、
正午ごろに南東風が北に変わり、
それが北東になりますよと、
ナッキーが断言したのでジュクオンに向かったのですと、
あれらの逸波に乗れた顛末をお伝えした。
@masami_mashiko
正午ごろが干潮なので、
13時ともなれば、
「潮による押し」も頭に入れていた。
上画像は、
その正午ごろの波(潮止まり)に向かうマシコさんだ。
Cosmos Surfboards The Glider 9’8”
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私たちは、
スペシャルなノース・ジュクオン波に乗ったのだ。
先日尾崎紅葉の名文をここに載せたが、
私の気持ちと似ているので引用してみた。
『全ドラグラ写真展2024』応募作品
ちなみに下の画像は、
チュラさんことベンチュラ・セイジによる紅葉作品だ。

Photo by @seijimo
アートの権威であるタキロー評は以下の通りだ。
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現代美術的な構図であり、
「今」を撮っているのに「過去」をも想像させる。
パースペクティブ(遠近法)をできるかぎり排除し、
季節による起承転結を意識しつつ、
作者自身のノスタルジー(生まれ故郷)が、
どこかに見え隠れするような感覚が印象に残る。
今朝読んでいた尾崎紅葉の文章を思いだした。
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今年お19とやらにて、
この小石川に名代の御容色美、
御学問も優れ、
裁縫遊芸何にもあれ未熟ななくて、
誇らず矜らず、
おとなしくして高等なるは、
今珍しき御嬢様。
明治文学を勉強する身としては、
これを昨日のセッションへの心境文へと転換してみた。
腰サイズとやらにて、
このジュクオンに名代の御容色美、
ブレイクも優れ、
バレルにも未熟なくて、
誇らず矜らず、
高等なるは、
今日珍しき御波。
ちなみに御容色美は、
「ご・きりょう・よし」と、
矜らずは「たかぶらず」、
御波は「おんなみ」と読む。
私たちの企みに参加してくれたマシコさん。
快活CLUB(茂原東部台)にあるビリヤード、
詳細を書くと、
ブランズウィック・ゴールドクラウンⅣタイプで、
マスワリ(ブレイク・ラン・アウト)を決め、
のみならず、
スーパー・マッセのスピン超回転数によって、
ビリヤードの達人=ハスラーという異名が付いたと記憶している。
Hustler Mashiko on
Catch Surf® Heritage Collection 8’6″
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だが、
それを本人に聞くと、
「それらビリヤード関連は、
全てナキさんの妄想です」と、
サイゼリアでの夕食時に教えてくれた。
想像が現実だと、
感じることが頭の中にフラッシュする。
世間はこれを長嶋茂雄症候群と呼ぶと教えてもらった。
長島さんは、
「球場内の風呂で展開をイメージ・トレーニングし、
それを現実だと信じて試合前に帰ってしまった」
そんなエピソードがあるが、
どうやら他人事ではなくなってきた。(笑)
Cosmos Surfboards The Glider 9’8”
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要点としては、
到着後ナッキーが3本だけ波乗りを撮ってくれて、
その後パドルアウトしてきてバレルを得た。
それからというもに、
上記した潮位によるプッシュも、
そして北風によるコンプレスもあり、
波はさらにさらにと、
グングンと良くなってきて、
私たちのマンライは続いていった。
最後は潮が上げすぎたのか、
またはオフショアによって波が小さくなってしまった。
「完璧なタイミングでした!」
マシコさんはうれしそうにそう言って、
オオハラ日在(ひあり)にある
『農産物直売所なのはな』経由で瀟洒なご自宅に戻っていった。
前日のタコスの残りがあったので、
ゴマダレで冷やし中華を作ったのは、
武蔵中原の名店Ohanaの、
『冷やし黒酢アボカド麺(通年)』が食べたかったからだ。
こちらはきんちゃんからで、
藤沢駅前の名店シンブン第二号の巨大バナー画像を送ってきてくれた。
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【巻末リンク:紅葉方面】
【巻末リンク*2:その名店の銘品】
【巻末リンク*3:名店シンブン第2号発行報告】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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