こんにちは?、
九月2週目の水曜日をいかがお過ごしですか?
この時季になると、
シェイパーたちはこぞってニューモデルを出してくる。
それらは画像を用いて、
説明、打診、またはジマンされることになるのだが、
ドッキーの新作には驚かされた。
なぜ驚いたかと申しますと、
俺と彼とのコンセプトの伝搬が、
言葉を介さないで達成したからだ。
以心伝心という言葉があるが、
それはまるで夢で見たことが現実に起きる
「デジャヴ」なのかという気分であります。
このボードのことを書きたいのだが、
もう少し秘密にしないといけないようなので、
今日は黙っておきますね。
ああ言いたい。
そんな驚きをこめて、
”ニューデザイン刺繍”をデザインしてみた。
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こちらは相変わらず最小南うねりで、
セットでやっと膝から腰程度。
ビーチハウスなどでは、
棚に当たって切り立つ波なので、
ピークでは胸くらいになるのだが、
それも1?2秒くらいの出来事で、
ピークした後は、そのささやかな斜面を
「ゆらりゆらりスケーティング」している。
今日は猛烈な雨が多く、
それも裏山にどさりと降ったからか、
山で大気は冷え、
ヒンヤリと寒い日となっている。
現在の気温が22度。長袖を着て仕事していますよ。
昔の、5年前のイナリーズ写真を発見した。
「たっぷりと海の水を動かす波」
そのエネルギーというのはすごい、
と感じながらじっくりと見入る。
またイナリーズの季節がやってくる。
だからしっかり体を鍛えておこう。
それにしてもすごい波だ。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9592
写真では伝わりづらいのですが、
実際に見た人はこんなことを言う。
「今までイナリーズ写真を見ていて、
”巻かれてみたい”
などと思っていましたが、実際に見ると、
絶対に巻かれたくない波だとよくわかりました」
「そうなんだよね。実際に入っていて、
突然オバケセットが来ると、
凍り付くように恐怖で体が動かなくなるもんなぁ」
そんな波の季節がやってくる。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9553
そして日本では台風シーズン到来ということで、
各地では狂騒的な滑走が味わえることだろう。
ただ、
これらはエキスパートサーファーのみが乗れる波なので、
1)始めて間もない
2)自信がない
3)(ブレイク位置から)ボードがないと岸に戻れない、泳げない
4)怖いと感じている、波が恐く見える
ということにひとつでも当てはまるようでしたら、
海に入らないでくださいね。
実際に荒れた、または高波の海では、
どんな熟練サーファーの命を簡単に奪います。
ひとたび台風波が届くと、
あんなに楽しかった海はシリアスな鉄槌をふるいます。
本当に事故にだけはお気を付けください。
自信と過信は違いますから。
□
トレードウインドが吹くノースハワイ。
風が速ければ天気の変わるのも早い。
大雨の日でも突然こうして晴れる。
不思議だが、
海洋性気候というのはこうであるらしい。
ビーチハウスに行く途中で、
「ホヌホヌ」
という名の道路を見つけた。
ホヌ=HONUはカメだから日本語で言うと、
『カメカメ通り』となり、
カメラ屋さんがたくさんあるの?
と間違われることだろう。
ビーチハウスに到着すると、
夜明けセッションからレジーが上がってきた。
AVISO JJの偉大なる操縦者。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/13780
パパジョニーも
「波がないのだ。朝寝しに帰るのだ」
などと、うらやましいことを言って去っていった。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/15023
先日ここでお伝えした
『長老フレちゃんの自作極小クアッド』
の調子がイマイチだったようで、
本日はノーマルのバックフィンを装着されてきたが、
これだとバックフィンが大きすぎて、
乗り味が重たくなってしまうだろう。
マルチフィンは表面積の和が大事なので、
多く付けすぎると、
海草を引っ張っているかのように重たくなります。
今年のサーフボード・メガカタログを見ていたら、
5フィンを売りにしていた某メーカーのモデルがあり、
その5枚全てに普通サイズが装着されていて、
「まさか!これは重いだろう」
とフレちゃんとふたりで驚いたことを思い出した。
これを紹介していたのが、
老舗ブランドということに重ねてびっくりとした。
ノアはあいかわらず
「危ない方」の岩場からエントリーしているが、
まだ怪我をしていないので、
彼の岩場歩行能力が高いことを知る。
きっとスリリングでおもしろいのかもしれない。
イナリスシを求めにメネフネマート近所店に行くが、
あいにく全て品切れであるという。
そこで、
ブレッドプリンというパンを購入する。(写真右上の四角いの)
そのおいしさといったらなかった。
アメリカパン独特の甘さがなく、日本的でやたらとおいしい。
それをフレちゃんにお分けすると、
「あそこのはオイシイだろ。
むかしはマツウラ・ストアという日系店だったが、
壊滅的なハリケーンがここに上陸して、
電気もない、水は止まってしまった。
とにかく何もない
というときに俺たちが必要だったのが水と氷で、
(氷で食品を保存する)
でもこのマツウラストアは、
それらを高額販売したんだ。
仕方がないから10倍もの値を出して買ったけど、
復旧したときにみんなで「不買運動」
を起こしたら倒産しちゃったんだよ」
そして現在のメネフネマートに到り、
マツウラストアで調理をしていた人たちは、
今もここでパンやイナリスシを製作しているという。
さらにメネフネマートは、
島のスーパーチェーンである
『ビッグセーブ』の経営ということも教えていただいた。
ちなみに前出のパパジョニーは、
「このチェーンマート・グループの御曹司」
ということはあまり知られていない事実である。
だから気品あふれるお顔をされていたんですね。
□
クリスちゃんと電話で長く話した。
『CANVAS ライアン・イングルのシェイプルームでマル秘NEWモデルのプロトタイプを撮影。
という長い題名の新しいCANVASモデルのマル秘レポートをスタッフブログで見て、
「あのテイルでターンできるの?」
と聞くと、
「クアッドですマスケド…」
「それはわかるけど、大丈夫かな?と思ってさ」
「ミニシモンズと同じコンセプトだから調子いいですよ。キット」
「ならいいんだけど」
「ダイジョウブ、ぼくがしっかりと乗って、
ちゃんとチューンナップしてから発売スルノデス。
フナキさんの4’12”もシェイプ済みですよ。シャシン送ります」
「これはすごい!これに俺のボヘミアンラミネートがされるんだっけ?」
「そーです。その通りデス。カシコマリマシタ、ゼヒー!!」
その後でメールが届き、
それはコールボードに乗るクリスチャンだった。
「カリフォルニアに波はない」
とドッキーたちから聞いていたが、
こんなにいい波が立っている。
しかもフルターン。
この位置をこの速度で切り返すのは半端ではない。
オモシロそうだなあ。
↓バックサイドもこの通りで、
これは冷夏ソルトクリークでありましょうか。
ノーズライディングのチャンピオン&キングは、
ショートボードに乗せたらaspプロ並ということを改めて知った。
これはローワーズですね。
上のターンはNAKISURFメンバー必須のレイバックスラッシュ。
さすがクリスちゃん、
お約束ターンをしっかりと決めている。
それにしてもコールボードの調子がいいようで、
「CANVASとコラボレーションしたいデス!」
と言っているが、
間違いなくその日は近くにやってきているのでありましょう。
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今日もNAKISURFにお越しくださってありがとうございます。
暑さは少しやわらぎましたか?
週の真ん中なので、
少しのんびりしてくださいね。
いろいろとアップしてあるので見ていってください。
https://www.nakisurf.com/index.html
明日またここでお会いしましょう。
アロハアロハ!
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