これはすでに20年も前のことだが、
パヴォネスという岬波を目指して向かっていた。
具体的には、
サンホセ空港からカリチェ岬経由で、
道なき道を4WDで突進&邁進し、
コスタリカの果てまでその逸品波に向かったというわけだ。
いくつもの小川を越え、
また大河を渡るためにイカダに車をのせ、
その信じられないほど遠きサーフブレイクについに到着すると、
噂通りのワールドクラス間違いなしの波質だった。
パヴォネスは、
寄ってくるセクションが連続して数百m走れる波質だった。
だが、
世界中からのサーファーがこの辺境に集まっており、
夜明けから日没までものすごい混雑で、
滞在中はまともに波に乗れることはなかった。
けれど、
世界的に有名なサーフブレイクはどこもこうなので、
パヴォネスの向かいのマタパロまで船をチャーターして、
無人のすばらしい波に乗ったことが忘れられない。
さてさて、
私は無宗教だが、
仏教、
とくに密教世界に興味を持って、
その色彩やビジュアル、
思想に魅せられている。
仏教のなかに密教がある。
仏教と密教の違いは、
「この生で成仏を感得できる」
とあるが、
ここに密教の達成感と奥深さがある。
赤い線は、
この密教がインドから京都まで伝わった流れだが、
長安から京までは空海が持ち帰ったのだ。
ちょうど地球自転による
「コリオリの力」
force de Coriolis
のことを学んでいたのだが、
この自然発生的な流れと、
密教の伝わりが似ていることに気づいた。
そのことをタキビ神と話すと、
やはりそうでしたかと納得されていた。
密教が日本に伝来して1200年が経つ。
それが長いのか短いのかはわからないが、
日本人の遺伝子に焼き付けられている観相かもしれないと直感した。
話が突然変わるが、
これは新しいタキビネコらしく、
タキビ神が、
「名前がまだなんです」
というのでここに募集してみた。
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【巻末リンク:密教を学ぶには】
【巻末リンク*2:そのコスタリカ・トリップの概要】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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