先日はフォーちゃんこと、
フォード・アーチボルドが、
タマサキに来てくれた。
フォードはマット・アーチボルドの長男である。
彼は自身のアート展示のため、
この週末ロンハーマン京都店に行ったとまで書いた。
昨日は湘南逗子のサーファーズにやってきて、
法王と長老(横山泰介さん)に旅の報告をしていましたと、
フレッチャー家の養子であり、
フォードの同行者であるタキローから連絡があった。
ナルちゃんもお元気そうだと聞いて、
やけに逗子に行きたくなった。
Photo by @taiseye
マットの1980年代を泰介さんが撮る。
40年以上もの歳月が流れ、
フォードは青年となった。
法王のセンパイにTさんという人がいる。
アムステルダムの石田さんの友人であり、
タキローとは違うスタイルの事情通だ。
何が違うかというと、
タキローは独自視点があり、
Tさんは全体的というか、
世間一般の評価例をきわめて多く持っている。
私はというと、
(波情報もそうだが)
評価というものをあまり気にしていない。
これは、
好きな映画の評価が低かったり、
感動した本は誰も知らなかったりしたからだ。
これをアンダーグラウンド・ラバーというらしく、
「ランキング外のものを探そう」
そんな前向きな視点を持っていると理解している。
家業であるサーフボードやサーフ関係でも同様である。
けれど、
多くの悩めるサーファーにサーフボードの相談を受けるのだが、
私なりの評価は伝えている。
最初に伝えるのは、
「世間の適正浮力はまやかしだ」
ということだ。
私の計算式は多岐に渡るが、
日本の波を平均化して、
真の適正浮力を求めつつ、
要約してかんたん化したのが下の数値だ。
【サーファーの体重を体積リッター数に変換する公式】
これぞという波用=体重 x 0.65〜0.7
いわゆる普通の波用=体重 x 0.71〜0.8
小波用=体重 x 0.81〜1.0
初中級者にとっては、
これぞという波は入らないのだろうから、
0.8〜1.0の間で良いだろう。
とすると、
65kgの人が普通の波(小波用でない)にアプローチするための、
必要なサーフボード体積は46L〜52Lだとわかった。
ただこれだけだと、
ボードの長さに対しての揚力を考慮していない。
おぼえておきたいのが、
ボード長が増すほど浮力は少さくていいので、
5フィート台はフルで計算し、
6フィート台はほんの少し減らして、
7フィートで85%程度とやるといいだろう。
どちらにしてもいわゆる机上理論なので、
実際には多少の誤差があるが、
私が多くのサーファーのトライ&エラーを見ている限り、
だいたいこんな数字となった。
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【巻末リンク:4年前の適正浮力編】
【巻末リンク*2:自作ボードのこと】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
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