曇天、しかし夜明けのイナリーズ。
『長いバレルに夢馳せて』
海に包みこまれる気分というのを伝える最も簡単な手法。
“Photography”
というのは偉大な発明であります。
リリコイリーフ。
この島のアナザー良い波。
シンジラレナイほどのパーフェクション。
けれどブレイクするのは年に4?5回だけという限定スタイル。
じわりと人気沸騰寸前の早川さん。
偶然ですが「ぜひ」がお顔に映りこんでいます。
俺と彼とは、
アマチュアコンペティション時代にご一緒していました。
彼が20歳、俺が18歳からのサーフ仲間です。
早川さんは18歳からノースショア修行を始め、
俺はもう少し遅く、
23歳からハワイ波をスタートさせました。
これは俺が初めてパイプラインを滑ったときの写真。
下重さんシェイプのブルーワーボードで、
伊豆の土屋TAさんがシャッターを押してくださった。
まだロニー・バーンズが生きていて、
沖に彼や、トム・キャロル、
ホー兄弟、マーチン・ポッターたちの姿を見て、
興奮していた波乗りオタクのボクでした。
3時間待って、
この一本だけを乗ることができた。
今はもっと混んでいるというから、
人と波の比率から考えると、
乗れたことがミラクルなのであります。
今から思うと、
そんな混雑ブレイクに入っていたことが信じられないけど、
それはモーレツなる時代だったのですよ。
さー、ニール・ヤングを聴こうっと。
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話が逸れたけど、早川さんのことをもう少し。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/9847
これは去年もここに書きましたが、
こうして波乗りを見ていてくださる。
友人に滑りを見てもらえるというのは、
一体感というのかな、
とてもうれしく、そして楽しいものであります。
俺もこうしてニコリン凝視しているから、
お互いの顔も自然にほころびますしね。
楽しい愉したのし。
イナリーズはいつもひとりだから、
こうして友人がいるのはとてもうれしいこと。
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ノースショア歴29年の早川さんは、
「イナリーズでは日々、毎回修行なんですよ?」
と言うが、
なんのなんの島中でサーフして楽しまれていました。
もう日本に無事に着かれたようで、
“雪浮かべ ラーメン食べつつ 島想ひ”
と高尚な句を送って来てくださった。
“イナリーズ あなたが去れば 孤独波”
と返答句を返しておきました。
あ、季語はイナリーズ(冬)ですぅ。
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カラヘオカフェのサンドイッチ。
これも大変においしいのですよ?。
帰りにカウアイローステリーに行き、
濃いめに淹れたモカマカダミア(Moca Mac)をいただいて、
なんだか至福のときを味わった。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/16166
これからカリフォルニアに向かいます。
ロングビーチで行われます
『インスピレーション』にパーシャル出展と、
シェイパーとのいろいろ、
そしてキャンバスやAVISO新作等々を試してきます。
それでは行ってきます!
みなさんもすばらしい週末をお過ごしください。
雪は止みましたか?
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