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naki's blog

D先輩のお帰りでごんす_先輩がキャッチサーフのサイトに登場!?_(1991文字)

こんにちは、

真夏日だそうですね。

みなさんはいかがお過ごしですか?

オンザボード誌の辣腕Mさんから

「梅雨の合間の晴れです。マサモでサーフしてきました」

とスカイプがあったので、

「こちらはホワイトハウス波が上がってきました。明日にはダブル以上になりそうですよ」

と返信する。

ようやく波が上がるのだけど、

Dセンパイは帰る日となった。

明日までいられたらモノスゴ・ホワイトハウス波をお見せできたのに…。

ただ、ホヌ(海亀)はやたらといて、

それを見ることができたセンパイは喜んでいた。

「ホヌのペナントって、売っていないかな?」

「日本式のお土産屋さんはここにはないですよ」

「じゃ、NAKISURFで作ればいいんだよ。あったら飛ぶように売れるぞ」

「センパイにだけ、飛ぶように1枚売れますよ」

「いや、言い出しっぺだから責任取って5枚は買うよ」

「いつか作りますね(笑)」

ホワイトハウスで朝の1ラウンド。

でもこの南うねりの噂は島中に広まっているようで、

海から上がるとあっという間にサーファーたちが集まってきていた。

混雑して、明日はここではサーフできないんだろうな。

ちなみにホワイトハウスは、

ワンピークなので、3人で満員なのです。

「出発前にさ、グラスホッパーのバリバリ伝説を撮ってくれる?」

「いいですけど、3本だけでお願いしますね」

「なんでだ?」

「このあいだ(ビーター日)は暗くなってしまって、ぼくがサーフできませんでしたから」

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/22808

「わかったよ?。あの日は悪かった。つい夢中になっちゃったんだよ」

と3本限定の入水となりました。

ビーチハウスは岸の近くで波が撮りやすいのだが、

沖で一度崩れた波が再生するだけなので、サイズは半分ほどに落ちる。

それでもこのサイズを超得意にしているセンパイのことですから、

鈴鹿を攻めるように、全てのターンが真剣だった。

「どらゃ!」

「うぬ!」

という渋い声が聞こえてきそうです。

無人だったので、

センパイのアフターサーフは完全ニコリン状態でした。

「グラスホッパーやばいでしょう?」

とコールが聞いたら泣いて喜ぶ言葉を発し、

慌てて荷支度をし、空港に向かう。

羽田便なので、ホノルル出発が7時。

ノースハワイ島出発は3時40分。

ノアともお別れですね。

センパイはノアの機敏な動きと、

植物、海洋生物の博識さに敬意を表し、

「ノアさん」と呼んでいた。

なんだか、とてもセンパイぽいエピソードだと感じた。

お送りついでに空港付近でサイミーンサラダとベントーをごちそうになり、

そして涙のお別れがやってきた。

「俺さ、ホワイトハウスだけは一生入れないと思っていたけど、

なんとかなっちゃったな」

「はい、次回はこの天井くらい(約3m)のサイズでバリバリ走りましょうね」

「やめてくれよ。でも今回は俺に運があったということだな」

「悔しいです。オソロシ波でセンパイをしごきたかったのですが…」

「俺の勝ちだな。へへー」

と、普通のサーファーは、

旅先で波が上がって欲しいと切に願うのですが、

ノースハワイだけはあまり波が出ない方がいいみたいです。

ま、大波乗りでなければそうですね。

さよならセンパイ、また修行に来てくださいね!

ベントーで釣られたアニーも一緒でした。

今度は波の高さも取りそろえておきますから。

http://twitter.com/#!/nakisurf

ツイッターで、

「(Dセンパイが)CATCH SURFのブログにも登場してますよ!!ごいす?」

とツイートがFgver2さんよりあり、見に行くと、

「サンセットビーチでのボトムターン」のようなセンパイ画像がしっかりと掲載されていた。

http://www.catchsurf.com/blog/2011/06/random-beater-pix-monday-2/

俺の波際クイックスイープもあって、

ビーターマニアとして、国際的に貢献できたとうれしくなりました。

メールを開くと、友人が「これ初めて読んだけど、すごく感じたよ」

とあり、そのリンクを開くと、3年前に書いた自分のブログだった。

『飢える?_オーガニック旅_1000円が一万円説_著しい対照の長いお話』

リンクはこちらです↓

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/2005

この話内にあるのは、亮太でして、

彼は現在NAKISURFのニコリン寨のスタッフです。

そういえば世界一周旅行中の亮太とこの時に知り合ったのですね。

そう考えると、この旅は必然であったように思えてきた。

壮烈な雨や、永遠に乗れるような波を思い出し、

あのとき食べたププーザと酢漬けキャベツの味が口の中に拡がった。

あちらも今頃は暑いのでしょうね。