波_(詩、148文字)

夕陽頃、

わたしは陸地までやってきました

遙々とした時間でした

この美しい陸地を見ながらここで果てます

なあにまた海に戻るだけです

風が吹いたらまた波に生まれかわります

わたしに触れてください

わたしを天国に導いてください

あなたの思うがままに

夢で見たように

導きのように

わたしが消えるまで

滑り続けてください

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