「コール、そういえば先週末はリンコンに行ったんですよ」
「お、ブログで見たよ、どうだった?エピックだっただろ?」
「はい、かなり良かったです」
「何に乗ったんだい?」
「カーブボールです。抜けられなさそうなセクションを全て抜けたのです」
「おー、それは良かった。うれしい報告だな」
「うねりの角度がかなり良かったです」
「ブイの入手角度は見た?」
「はい、プライマリーで292から293度でした」
「かなりいいな、リンコンはね、287度が一番いいぞ」
「そんなに細かく!」
「一度違うと、大きな違いだろ」
「そうですけど」
「まあ、これは俺のオピニオンだからさ、
違う人に聞けば286度と言うのかもしれないけど」
「勉強になります」
「今日はなんだい、浮力の勉強をしようか?」
「コールのラインナップで、
ハイパフォーマンス・ショートボードってなんでしょうか?」
「うーん、いろいろあるよね。V12でしょ、
シングルバレル、HPS、ルースキャノンプロもそうだね」
「何か、どれか1本に絞れますか?」
「うーん、(長いあいだ自分の手を見つめて考える)
どんなことをしても2本は必要だよ。
後ろ足で操作するサーファーには、
シングルコンケイブが欠かせない、
そしてオーソドックスなシングルダブル+VEEというのは、
ショートボードでは永遠のボトムコントゥアーだろうし」
「そうなのですね…。
でもモデルがたくさんありすぎて絞れないので、
このあたりで
“ハイパフォーマンス・ショートボードならこれ1本”
というのは作れませんかね」
「いや、2種類はないといけないんだ。
主流はシングルダブル+VEEモデルになるのだろうけど、
シングルコンケイブ信者もたくさんいるんだよ」
「知ってます。それでは究極のシングルコンケイブと、
そしてシングルダブル+VEEを製作してください」
「毎日してるよ」
「そうでなくまとめモデルを作りませんか?」
「難題だけど、年も変わるしいい機会かもね。
家に帰ってスケッチしてみるよ」
「よかった。コールの決定版にあたる
ハイパフォーマンス・ショートボードを楽しみにしている人も多いはずです」
「よし、完璧なのを創るとするか」
ハイパフォーマンス・ショートボードは根強い人気があります。
それを(ハイパフォーマンス・ショートボードの)
大御所COLEがリデザインするということになりました。
俺も楽しみです。
続編をお待ちくださいね。
□
サンクレメンテは夜半から大雨となった。
予報だと月曜日まで雨だという。
とすると、昨日浜に集まっていたペリカンの群れは、
嵐の前に休んでいたのだろうな。
自然界の生きものたちはそれぞれの感覚で、
天候の変化を予測しているのだろうか。
潮が干いてくると同時にうねりが入ってきたので、
カラフィアに行くと、
霧雨が止んだところだった。
ささっとウエットに着替え、
かなりいいオーバーヘッド波に乗りました。
これは上がってきてからのショットだけど、
かなりすばらしい波でした。
クローズアウトバレル狙いのテイクオフをしているのは、
この前に住むブラッド。
サンクレメンテのビーチブレイクは、
Tストリートとピア以外はいつも空いている。
ひさしぶりのパワーあふれる波で、
クラクラするほどのスリルを味わった。
上がってきてから
クリスちゃんとミーティング。
オンザボード誌の取材で行ったバハメキシコ、
ココサンシャインたっぷりのノーズライド。
それは美しいショットをクリスちゃんはインスタグラムにアップしていた。
291ほど美しいです。
はい。
その新しいオンザボードのカバーと、
THE DANGERSのバックカバーにご満悦のクリスちゃん。
本日より一般書店で販売開始です。
このバハ特集のフルDVDが付録として封入されていて!
それはすばらしい波と、
作品として完成度だと聞きました。
観るのが楽しみ!
裏表紙の作品ですが、
これにもエピソードがあるので明日にでも紹介しますね。
□
インスタグラムついでだが、
ドッキーの美しいのがあったのでここに。
Surf Prescriptions
「ハーレーの営業(スペルが違っている気が)のトニーと、
ワタクシのスルドイ5’6″フライングタートル。
それらをニューポートビーチで撮ったショットが
ロスアンジェルス・タイムス紙に掲載されてマシタ。
それは美しい写真でアリマス」
というのが説明文でした。
次は12歳のタイラーくん。
この様子だとかなりの大物ライダーらしく、
ボードの説明があって、左から
F-money chop tail? 4’10” x 16-1/2″ x 2″ / 5 fin option
F-money thumb tail 4’10.5″ x 16-1/2″ x 2″
F-money thumb tail 4’10.5″ x 16-1/2″ x 2″
F-money thumb tail 5’0″ x 16-1/2″ x 2″
F-money round tail 5’4″ x 16-1/2″ x 2″
サムテイルというのはラウンドで、
チョップテイルというのは、
最近ドックがやっている切りっぱなしの超スクエアテイルです。
このタイラーくんは、
今年の冬をロッキーポイントで一月過ごすのだそうで、
さらに大物になっていく気がします。
でもこちらには子どものグッドサーファーが多いことに驚きます。
日本も早くそうなるといいのになあ。
サウスハワイ、つまり本島に住むCJの大波用ガン。
ここには書いてないけど、
CJと話したときに
「大波で巻かれるとさ、
野球場の端から端までくらいの距離を引きずられるんだよ」
「そんなに!」
恐ろしい話であります。
□
もう金曜日なのですね。
早い早い。
と思ったら明日から師走ではありませんか。
2012年も後り少しで終わってしまいます。
そろそろグローブの季節でしょうか。
そしてホットパックの用意をしておこう。
それではまた明日!
すばらしい週末になりますように。
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