こんにちは、
今朝はNAKISURF広告デザインをしていました。
レトロ好きのセンパイなので、
車体屋号は旧式に進行方向に忠実に。
さらにはフェラーリの扁平タイヤだったり、
最新のフィンレスボードもデザイン内に入れたりしていました。
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先週から続いている南西うねりは下がる気配もなく、
不思議なほど波があります。
サンオノフレ、フォードアーズ。
サンオノフレでは、
ほとんどのサーファーがノーリーシュでサーフしています。
カリフォルニアやハワイ、
オーストラリアでサーフした人なら気づいていたと思いますが、
ロングボード世界は、
日本とは逆にノーリーシュが基本のようです。
上の写真の人はリーシュプラグすら付いていません。
しかし初心者にはノーリーシュは厳しいので、
ビギナーは必ず付けています。
ということを基にこの写真を見てください。
じつはこのボードを持っている人は、
とっても「おせっかいな人」なのです。
というのはサーフボードを流すと、
ショアブレイクでボードが壊れないために、
即座に拾ってくれる人が存在します。
俺も拾います。
または流れてきたボードを止めます。
拾った人はその後、
ボードを砂浜の満潮ラインより上に引き上げて置いておくか、
ボードを持って所有者が戻ってくるのを待ち、
ーーショアブレイクを超えて上がってくるのは大変なのでーー
タイミングを見て、
泳いで戻ってきたサーファーにボードを押し戻します。
このボードを見ると、リーシュが切れています。
ということは、
泳いでいる人はかなりの確率で初心者なのです。
このボードを拾った人は、
この後リーシュが切れた人に、
上級者にするようにボードを海に押し戻しました。
ボードの持ち主は、上に書きましたがやはり初心者でした。
初心者はボードの取り回しが苦手です。
ショアブレイクから陸に上がってくるには、
ボードがない方が安全で簡単です。
「ボードを砂浜に置いておいてくれたらどんなにありがたいことか」
「ありがた迷惑」
そんなことがこの写真の背景にあるのです。
ボードを拾った人は、
ノーリーシュの上級者か、
リーシュが切れた初心者かを見極めることなく、
ーー他の人にそうしたようにーー
ボードをサーファーに向けて海に押し戻しました。
何が言いたいかといいますと、
ボードを拾う人もサーフィング世界の仲間だということです。
ボードが流れてきたら、
その状況を瞬時に判断しなくてはならないということです。
とすると、この人は他の人がしていた真似をしているだけで、
本質は理解していないことがわかります。
ボードを見て、リーシュが切れていたとすると、
[もしかしたら泳げないかもしれない、危険かも]
と沖を見て、サーファーの存在を確認します。
サーファーが泳げるのか?
ボディサーフできるのか?
カレントは強いのか?
そして目を離さずに泳いでいるサーファーの観察を続けます。
日本にいると、
ノーリーシュが非国民だとか、
危険だとかという論になりがちですが、
立ち戻って考えてみますと、
リーシュは切れるものです。
もしリーシュが切れたときに陸に戻れないと感じるサーファーは、
その波でサーフできないということを意味しています。
リーシュを命綱のように使用しがちですが、
切れるときは必ず切れます。
それは劣化だったり、キズだったり、
または強い瞬間的な負荷だったり、
またはフィンに絡んだりすると簡単に切れます。
そしておわかりですが、
泳いで岸まで帰って来られないと大変なことになります。
以前、お客さまから
「リーシュが切れて溺れそうになった。この責任はどこにあるのか?」
という苦情を受けましたが、
車のブレーキではないので、
そこまでの安全性はリーシュには確立されてはいません。
そもそもサーフィンは大自然を相手にした遊びです。
リーシュが切れても笑いながら泳いで着岸できるのが、
サーフィンでの重要なる基本だと思います。
波で遊べるように泳いで波に乗ることができるのが最上級ですね。
機会を作って、ボディサーフの練習をぜひしてみてください。
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キャッチサーフのジョエル・マナラスタスが、
新作ロスドスでサーフしていた。
ジョエルはいい友だちなので、
こうして同じブレイクでサーフするのは楽しいです。
彼の名前「マナラスタス」がロック風味で、
さらにはロスドスを加えて発音すると気持ちがいい。
“マナラスタスロスドス”
そんな感動を込めてロゴデザインをしてみました。
駐車場で損をしていないジョエルは、
ツインフィンでソウルグライドでした。
http://blog.nakisurf.com/naki/archives/43362
1957年のPlymouth Plaza(こうすけさん調べ)が、
フリーウエイを80マイル(約130km/h)で走っていた。
56年も昔の車がこの速度を出せるのがすごいし、
スタイルも4Vし、881(ヤバイ)です。
このクラシック号も古そうです。
新しいのもいいが、
古いものもいいですね。
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業務があったので、
キャッチサーフ本社に行くと、
卓球チャンプのジョニーがポスターとなっていた。
パワードライブをする瞬間のショットですね。
いいね!
社内は、ライアン・イングルが持ってきた試作
『リックケイン・モデル』を見ながらの
ディスカッション真っ最中でした。
1980年代のサーフボード。
キャッチサーフがこの夏に発表するサーフボードがこれです。
レトロ感たっぷり。
俺がサーフィンを始めたのは1980年代だったので、
とっても懐かしいデザインなのです。
今朝のグラブルズでふざけた画像を確認する
ジョニー、クリス、ネイト。(左から右に)
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今日のサンクレメンテは満ちたりた日でした。
長くなってしまいましたが。
明日またここで。
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