大きな南うねりは少し下がったようです。
「明日まで少しづつサイズを下げて、火曜日からまた大きくなります」
とは波予想。
このようにホワイトハウスも美しいパーフェクションを取り戻し、
俺とクレイグは「魂のセッションに行きマショウネ」という日本語で、
とっておきのシークレットブレイク「リリコイ・リーフ」に行きました。
俺はここを岬(ポイント)だと思っていて、
カイル鞠黒によると、ここは岬ではないそうなので早速改名しました。
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この「ポイント」という表記では20年前に苦い思い出があるので、
「ポイント」、「リーフ」、「ブレイク」、「スポット」
の使い分けを細かく厳格にしています。
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その苦い思い出とは…。
1989年にカリフォルニアにハワイ経由ではじめて到着しました。
まず向かったのは「サンクレメンテ」という海沿いの街。
インターネットもない当時は、日本人が行くサーフタウンというと、
ハンティントン・ビーチが主流でしたが、
俺はなぜかサンクレメンテだった。
到着すると、そのコンドミニアムの裏が海になっていて、
今思うとカラフィア(ステートパーク)だったのだが、ちょうど地形も悪く、
「波乗りにはあんまりだなあ」と他のブレイクを探していると
エルカミノ沿いに『スチュワート』というサーフショップを見つけ、
「何か買って、波乗りできるところを教えてもらおう」
と考え、店員に「このあたりでサーフポイントはどこですか?」
と聞くと、
「うーん、この辺りにはサーフポイントは数えるほどしかないぞ。
コットンズにチャーチ、そしてサンオノフレだな。
サーフポイントだったら車で3時間かかるけど、リンコンにイキナサイ」
「そうですか、ではそのチャーチというポイントの行き方を教えてクダサイ」
と聞いて、
「なんだ、カリフォルニアにはもっとサーフできる場所がたくさんあると思ったのに」
と不満を持ったものだ。
後になって、Tストリート、王子邸前、トラッセルズにトレイルズ、ピアに204、
さらにはノースビーチにロスウインド、カラフィア、ステートパークというブレイクを知り、
「あの時、店員は教えたくなくて嘘を教えたのだ」
と考えていたが、渡米して気づいたのはアメリカ人は「サーフポイント」と使わずに
「サーフブレイク」または「サーフスポット」という単語を使うので、
それはナゼですか?と聞いてみると、
サーフポイントというのは「サーフィングができる岬」という意味で、
「サーフする場所」という意味とは違うのだと知った。
で、永年抱いていた店員への誤解が氷解した瞬間であります。
そして国際化しつつある現代のサーファーが、
現地で俺のようにならないように普段からの使い方を考えた結果、
「ポイント」=岬というのを徹底しているのであります。
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話は戻って、
リリコイ・リーフはライト(レギュラー)オンリーで、
パーフェクトにブレイクするが、異常に速く、
カミソリみたいなリーフの上を飛ぶように滑りぬけていく斜面が特徴。
普段は誰もいなくて、俺たちだけ。
空いているのは、浅すぎるリーフのせいなのか、
はたまた他の理由があるのかはわからないが、
いつも俺たちだけである。
今日はそのパーフェクションをクレイグとふたりでしっかりと味わい、
「サーフィンで頭内部のデトックスをシマシタ」
という彼の言葉がこのセッションの全てを物語っていると思う。
波は確かに危険だけど、空いているブレイクLOVE?!
と思いましたデス。
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オフィスに戻って、メール仕事から始めると、
AVISO DVSでこの6フィートバレルにセットする写真がAVISO王子ニックから届いていた。
それにしても凄い波だ。
こういうのを写真で見ると、
「最高?!巻かれてみたい」と人はよく言うものだが、
実際にこの場にいたら巻かれたいとは絶対に思わないことを俺は知っている。
やはり写真、つまり平面だと人の感覚を鈍らせるのだろうか?
そのニックからにメールには「SENDIT.COM」のリンクも付いていて、
内容は「クリスちゃん(クリスチャン・ワック)がMTV出演しました」
というもので、さっそくダウンロードして観てみると、
クリスちゃんのこの顔がMTVに映っていた。
へへー。
題名は『ペアレンタル・コントロール(両親による操作」』という30分番組。
内容はというと、
プロサーファーのボーイフレンドを持つガールフレンドの両親の物語で、
すごく心配されたり、協調されたり、引き離されたり、という内容。
あまりにも本当ぽいので、クリスちゃんに「あれは台本なの?」
と電話をすると、
「はいソーデシタ、あれは完全にダイホンデス。私には○島に好きな人がイマス」
ということで、
そーか、でもクリスちゃんを起用するMTVはすごいなあ、という感想を持った。
そうだ、次のMTV番組は『D大先生の日本ツアー』ですね。
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(おまけ)
「お前、サーファーズ・ジャーナル誌に掲載されているぞ!」
という電話をフレディをはじめとして、友人たちから8件もいただき、
「ソレデハ」と空港街の本屋さんまで買いにいってきました。
それは、ジェイミー・ブリシックが書いた「日本のサーファー」という題の記事で、
やはり俺が写っていました。
うれしいのが、偶然にも掲載位置が敬愛する横山泰介さんの横で、その縁にもびっくりしました。
ジェイミーに取材された日もブログに書いてあるので、下にリンクしておきますね。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/2068
その日付を見ると「2008年06月30日(月)」とあり、
取材されてから約1年後に出版されるという気の長い記事もあるのだ、
とまた勉強になった。
それにしてもこの前日にブルータスの取材があったが、
その記事は見たが、掲載号がいまだに届いていなくてきちんと読んでいないことが残念。
何度か担当編集者には連絡を取っているのだが、
責任のなすりあいで、未だに号は届かず。
バックナンバーを送るだけなんだけどなあ。
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月曜日ですね。
みなさんもすばらしい週になりますように!
今日も色んなことに感謝です。
晴れにありがとう!
波にありがとう!
■
では、《ポイント・ブレイク》は日本と同じ意味なのでしょうか?
って、一緒ですよね。(笑)
僕も、いい波画像を見ると「巻かれてみたい」とM的発言をしますが
もちろんその場では誓ってその発言はしません。(笑)
休暇の件ですが、土日に一日足しただけの淋しい三日間です。
目指すは《サンデー・毎日》な生活ですね。
ぜひ?
クリスちゃんのはたしか彼女を乗り換えてましたが台本だったんですね(笑)
D大先生の日本ツアーはいつ放送ですか?
サーファーズジャーナルもぜひ拝見させていただきます!
Fgさん、
3日間の休暇も過ごし方によってはプライスレスですよね。
サンデー毎日な生活もいいですが、
毎日夏休みというのも最高ですね。
Fgさんはラジオ体操のスタンプもらった派ですか?
Toddさん、
はい、ダイホンでした。
D大先生の放映はまず企画会議に通ってから、
という遠大なプロジェクトのようです。
typePのTVCMを見ましたが、
「すばらしい」と思いました。
SJぜひです!
Nakiさん
はじめまして。
なお実です。
昨日までノースハワイにおりまして、
29日、とってもキュートな方にお会いしたんです
(あ、、、写真をお届けしようとおもったら、、、投稿の仕方がわかりませんー(笑))
キュートな方=マークさんです〃
日本からきたことを申し上げたら、
Nakiさん知ってるかって。
さっきまでここで入ってたんだよって。
おもわず、悲鳴をあげてしまいました。
お会いしたかったですぅぅぅ
また、きっといくので、
機会あれば束の間でも是非?です。
キュートなマークさんともまたお会いしたいです。是非?
なお実さん、
はじめまして!
コメントをありがとうございました。
ノースハワイにいたんですか!
すばらしい天候と波に恵まれて、幸運の持ち主ですね。
マークがキュートとは!?
あのマークですよね。
また来られるときはぜひ?!
では昨日の朝虹も見ましたか?
Nakiさん、
きっと あのマークです(笑)
細くてキュートな。。。プルプル笑顔で震えていてかわいかったです。
今回は色々な方に、ラッキーだったねと言われました。
ほんとそうだったんですね。
改めて実感〃
日本に3日にかえってきてしまいました。
ので、、、、朝虹みてないですぅ。
でもどこだったか虹みながら波乗りできました。
16日間毎日波乗りしたら、女子もマッチョになるのですね。
女らしさが戻った頃に
また近々にいきたいと願ってます。
どーぞNakiさんがノースハワイにいますようにっと願いながら予定をたてますね?
明日から種子島にいって、その後奄美いってきます!
奄美でNakiさんにニアピンしたこと相方に自慢してきます。