新品・中古サーフボード販売、カスタムオーダー、ウェットスーツ、サーフィン用品など。NAKISURFは、プロサーファー、フォトグラファー、ルポライターで知られるNAKIこと、船木三秀のコンセプトサーフショップです。

naki's blog

『ボードならなんでも乗れる派』新時代_タイラー・ウオーレン・シェイプス_それはめずらしいパーソナルボード記念放出_(2614文字)

最近、波に乗ることがさらに楽しくなった。

なぜだかを考えてみると、

乗るサーフボードの幅が拡がったことが一番にある。

トライショートボード、クアッドショート、

さまざまなミニボード、オールドボード、

モダンフィッシュ、レトロフィッシュ、

ビーター/キャッチサーフソフトボード、

フィンレス、シングルフィン、極小フィン、

ミッドレングス、ロングボード、ログボード。

こうして書いているだけで楽しくなってくる。

カリフォルニアというより、世界的な流行だろう。

昔、15年前はロングボーダーがショートボードに乗ると、

「なんだこんな波乗りか」と感じた。

ショートですごい人、

例えばケリーがロングに乗ると、

驚くほど下手だったりしたのを見て、

「そんなもの」だと思っていた。

ジョエル・チューダーの全盛期くらいから

乗るボードの幅が拡がっていったようにも思える。

そして17歳のクリスチャン・ワックが突然現れた。

サンクレメンテ高校に通っているクリスチャン少年は、

あのハービー・フレッチャー総督をして、

「ファー!あんなすげえサーファーはいないぞ。

浮くものならなんでも乗れるんだからな。

スタイルとフロウ、そして品もあって、

すでに人間もできているんだから新時代のサーファーだな。

わが息子クリスチャンがエア世界を創造したように、

あの子(クリスちゃん)は、

新しいサーフィングスタイルを構築するから必ず会いなさい」

そんなこともあった。

クリスちゃんを誘って新島に行った。

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Christian Wach 2009 @Niijima, Japan

今から5年も前の19歳のときのクリスちゃん。

https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/4569

それから時代はクリスチャン・ワックやハリソン・ローチ、

タイラー・ウオーレン、アレックス・ノスト、

ジャスティン・アダムスたちが率いる

『ボードならなんでも乗れる派』が発生して、

それまでの

「ある一定のボードサイズだけ、コンテスト技術重視派」

というプロサーファーのフィールドにもどんどん領域を増やしていった。

自分もーー抱井さんへの憧れもあってーー

『ボードならなんでも乗れる派』に転向したいと、転身を始めた。

で、現在はその途中ですが、

それが冒頭に書いた楽しさに結びついているのです。

ああ、すばらしい。

いままでは知らずに鎖につながれていたという思いです。

これは断ち切って良かったもののひとつです。

さて、ここはサンファン・キャピストラノ。

サンクレメンテの隣町で、

それは旧い歴史があるすてきな土地。

そこにタイラー・ウオーレンの拠点がある。

ご存じのようにタイラーは

『ボードならなんでも乗れる派』

若頭、頭領、首領、そんなところですね。

ショートボードだと、

コンテストプロがかすんでしまうようなロングラインと、

カービングで見るものを魅了し、ログに乗ると、

究極なまでに磨きぬかれたトリミングをして、

どこまでも乗っていく。

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Tyler Warren’s Hand-Shape Chamber

そのタイラー・ウオーレン、ハンドシェイプの間にやってきた。

今日の彼はデーン・ガダスカスにシェイプした

『タバルア・ボンザー』

のフィンセッティングをしていた。

https://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/

NAKISURFでは、

『タイラー・ウオーレン・シェイプ』

を渾身紹介をしております。

「彼を余すところなく表現し、

そのサーフボードのとてつもない良さを知っていただこう」

というプロジェクトです。

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気づいた方も多いのでしょうが、

各TWボードページには、

「タイラーからの乗り方アドバイス指南」があります。

これはこうしてタイラーが書いて、私が翻訳しております。

https://www.nakisurf.com/brand/tylerwarren/detail-thinmint.html

彼の視点でのサーフィングがわかり、

そしてスタイル構築にはこれ以上ないほどの教本テキストですので、

ぜひ各モデル紹介をチェックしてみてください。

「中古ボードの販売に力を入れ始めたんだよ」

「それは良いアイディアです。ビンテージも扱いますか?」

「もちろんです。将来的には博物館みたくしたいです」

「すばらしいことです」

そんな会話があって、

「ねえ、タイラー、ここにあるパーソナルボードって売る気ありますか?」

「うーん、自分のボードは基本的には、加えるだけで、減らさないのです」

「そうだったよね」

「でもNAKISURFの中古ボード記念に何本か出しましょうか?」

「ぜひお願いします」

ということで、

とっても珍しいタイラー・パーソナル中古ボードのご紹介となりました。

価格は shop@nakisurf.com までモデル名と共にお問い合わせください。

もちろんですが、各1本限りです。

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5’6″ Quadratic Egg / 5 FIN

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9’5.5″ Transition

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7’11” Jazz

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5’4″ Dream Fish #29(TW初期版)

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5’1″ Super Soap

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5’5.5″ Truster Fish 5 fin

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ボードマニアのきんちゃんがオーダーしてくださったトムカレンモデル。

TC-5’2″ 私も1本欲しいデス。

きんちゃん、シェイプが終わりましたよ。

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新型BMWがフリーウエイを走っていた。

かっこいい。でもなんだか昔のボンドカーみたい。

BMWもそうだけど、

欧州車がどんどんモダンになっているようです。

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デイブネイラースタジオに行き、

NAKISURFオーダー分のグラッシングを見学していました。

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特急オーダーのレースカー6’0″も見えます。

もうすぐですね。

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https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/53717

一昨日「めでたい」

というブログを書いたら紅白のハタを発見。

なんという名前かはわからないのだが、

クエにも見えます。

どちらにしてもスズキ目ですね。

これでおめでたき鍋としましょう。

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孤高のタイラー・ウオーレン。

シングルフィンのボックス位置を決めるのに、

こうして何度も何度もシングルフィンを合わせ、

記す位置を鉛筆で変更していたのが印象的だった。

サーフボードの世界も波乗りと同じで、

それは深い世界があるのでしょうね。

私ももっと研究していきます。

それではまた明日!