こんにちは、
あっという間に週末ですね。
先週までは千葉にいたので、
ノースタイガーの波がどうなのか気になっている本日。
昨夜はずっとデザイン仕事をしていました。
ショーちゃんこと杉本さんが、
「オリンピックのロゴデザインを公募してますよ。
応募してみてはいかがでしょうか?」
そう聞いて、鋭意作成したのがこれ。
内容を説明すると、
.
夜明けをイメージ
他民族ということ
様々な種目
スケール(枠=アイボリー)を超えて
そして日の丸を前に
押し出し、
暗にジャパンを応援しようというエンブレムデザインとしました。
総数14,599件もの応募があったようだが、
こうして自分のロゴデザインを応募できるのは、
もうオリンピックに参加したような気がしてじつに誇らしい。
ショーちゃん、ありがとうございました。
さて、こちらの西北西うねりはついに小さくなってしまった。
そこで、激しいロックビートのロッキーショアに寄せた気持ちを切り替え、
レゲエ系のディスコ(そんなのあるのか)とし、
サンオノフレから400m北の教会岬に向かった。
Canvas Arrowhead 9’4″
教会岬にはクリスちゃん(クリスチャン・ワック)がいて、
アローヘッドで自由自在にソフトな波を滑っていた。
ブラジルや日本で流行しているのは、
ロングで波の上をカシャカシャパンパンするハイパフォーマンス。
1990年に流行し、
今のトレンドはクラシックやオルタナティブなので、
まさかサーフィン先進国の日本やブラジルでそんなことはないと思っていた。
だが、ノースタイガーで何人か上手なロングボーダーを見たが、
全員が膝の上にリーシュをしていて、
波が崩れるとボードを蹴り出して強制終了していた。
私の思うロングボーディングは、
波が崩れてからが見せ場で、
いかにして弱いセクションをメイクして岸まで乗っていくかということ。
だが、波が崩れたからと、
ライディングを止められてしまうと、
ロングボーダーは例によってものすごい速いパドリングであるので、
常に沖で波を待たれるという脅威もあります。
キックアウト(プルアウト)は、
サーフィングのフィナーレとしてとても重要視されている。
リーシュを付けているからと、
そうしてボードだけ残してワイプアウトすることは忌み嫌われている。
もしフォードアーズでそんなことをしてしまうと、
せっかく仲良くなった仲間から冷ややかな目で見られてしまうほど、
「してはいけないこと」の一つとなっている。
ここでは同方向の前乗りは、
シェアライドと言って、たいていは歓迎されるが、
「ボードを波に残してサーファーだけ
“ジャンプしてライディングを終える”のは、
全裸で空港を歩くよりも恥ずかしいコトデス」
とは、オルタナティブ皇帝のタイラー・ウオーレン。
リーシュは「初心者がするもの」で、
どのロングボーダーも付けていない。
ハービー・フレッチャーによると、
両手両足、
時には歯まで使って根性でボードを流さないようにしているという。
日本だと、「リーシュはしなくてはならないもの」
となっている。
このことはずっとリーシュ協会の陰謀か広告かと、
訝(いぶか)しがったがそんな協会はないので、
どうしてそうなったかの経緯も不明である。
推測するに「ぶつかったら危ない」ということだろうが、
そこまで接近するほど混雑している場所に入ることが問題だと思う。
私は湘南に住んでいましたが、
混んでいるブレイクの横には必ず空いているピークがありました。
ただ、波情報の発達で、
名前の付いたピークに集まる傾向があります。
ここで膝腰波で装着するリーシュの何が正しいかを今日は論議しないし、
日本では多勢論に反すると、
「悪者」扱いされるので黙っていた。
ただ、ウネクネ老師でもある抱井さんのコラムを読んでいると、
「いつのまにかみんな(リーシュを)するようになってしまった。嘆かわしい」
と読めた。
私はこのNAKISURFでコミュニティもやっているので、
メールや質問箱でよく聞くのが、
「(リーシュが)切れてしまい、危うく(溺れて)死にそうになりました…」
その波のサイズは、たいていが胸だったり腰サイズという。
サーフビジネスが拡大して、
「リーシュがあれば泳げない人もサーフィンできますよ」
そう喧伝してきたサーフ業界だが、
ついにサーファーが自分でパドルアウトして、
リーシュが切れてしまい陸に戻れなくなる時代になったようだ。
抱井さんが深く嘆いているお顔が目に浮かぶ。
私は大波のときいつも気にしているのは、
「あのピークから波を喰らって、泳いで戻ってこられるか?」
ということ。
それを疑問に感じるときはパドルアウトしません。
安全第一です。
少し波のパワーがあれば、
リーシュはフィンの後ろやリーフで簡単に切れてしまうものです。
もし切れたときは、慌てずにゆっくりと波に巻かれていけば、
岸に近づいていくので、そこからさらに流れに逆らうことなく、
海を感じながらゆっくりと戻れば大丈夫です。
サーフィンの練習をしながらボディサーフの練習もしてみてください。
大波のときに乗って一発で戻れます。
ちなみにノースハワイ、カウアイ島は、
「リーシュをしていなければ、どのブレイクでもサーフしていい」
という不文律 (unwritten rules, unwritten codes) があります。
なので、ビジターである私は、
ボードを流すと、
猛烈な流れで一時間近く泳ぐことになるホワイトハウスであろうと、
イナリーズであろうと、ノーリーシュでサーフしていた。
こうしてハワイの波乗りを覚えていったのも事実です。
奄美のウオーターマンの緑くんもこのことはよく知っていて、
「サーファーは泳げないといけないねー」
いつもそう言っていて、
グッドサーファーは必ずすばらしいスイマーだということです。
さて、
そのリーシュ付きのハイパフォーマンスロングではなく、
クリスちゃんのはクラシカルなマニューバーの垂涎系。
彼のアクションのどこを切り撮っても絵になる。
波乗りトップから体重を載せて、
テイルを踏み付け、
さらには前足を軸に引きつける本格ターン。
そうこうしていたら
タイラー・ウオーレンのフィッシュに乗るダニエル・ジョンソンがやってきた。
彼は『サンオノフレ・サーフカンパニー』のマネジャーで、
数々の妖怪たちをテカテビールやペパロニ・ピザで手なずけているライオン使いならぬ、
妖怪使い(lion‐tamer)の一人である。
その妖怪使いは歴代の漢がいたが、
サーフィングもきちんとできないと、
妖怪たちはそっぽを向いてしまうのだが、
ダニエルは大波に乗れるという特技の他、
こうしてフィッシュも完全に乗りこなせるからその問題は皆無である。
こちらはダニエルのアシスタントのノア。
私の息子の船木ノアではなく、
双子のノア・カドーザが、
レースカー(ミニシモンズ)を乗ってのサーカス系。
グラブレイルカットバックも完全にこなして、
妖怪一味だと青年会長のクリスちゃんにアピールしていた。
だが、彼はおしゃべりに夢中だった。
今回もカメラを撮りながら、
サーフィン修行をするカイ小坂くん。
ミッドレングスに乗れるようになってきました。
9’4″をミッドレングスのように乗るクリスちゃん大先生。
日本での呼ばれ方をヒントに
『ミスター・クリスちゃんさん君』
とクアッド敬称で呼んでいます。(笑)
カイくんとカメラ係を交代し、
今日はひさしぶりにタイラー・ウオーレン皇帝のボンザー5’5″に。
https://www.nakisurf.com/blog/naki/archives/60445
動画を撮ってもらったので、
このページ下にポストしておきました。
やはりこういうソフトなクネクネ波にはラウンド系、
しかもボンザー風味が楽しいなぁ、
そう感じいったセッションでした。
教会岬はダラダラで崩れるのが速いのが特徴だが、
こうしてクネりながらセクションメイクしていくというのが楽しく、
ハッピーサーフィンを実感&実践した日です。
それと、この曲を聴いていただきたく。
一曲リピートを延々と繰り返し続け、
ついにムービーのBGMとしました。(笑)
□
私のカレンダーが完成し、
ものすごい数のオーダーをいただいております。
本当にありがとうございます。
このポスターも完成したので、
各販売店さんに送っておきますね。
日々ハッピーサーフィンをスローガンに過ごすために、
このカレンダーを毎年製作しております。
たっぷりのサーフハッピーを焼き付け、
作品の質にこだわり、
そのハッピーの本質なる思想が通じるように創り上げたカレンダーです。
どうぞみなさんのご家庭やオフィス、店舗に飾ってもらい、
ハッピーサーフィンにいつでも立ち戻れるような内容です。
2016年版もCDケースサイズの卓上用と、
B4という大判サイズの壁掛け用の2種類をご用意しました。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/2016002.html(壁掛け用)
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/2016001.html (卓上用)
もちろんお得なセットもございます。
https://www.nakisurfshop.com/SHOP/2016003.html(卓上+壁掛けセット)
来年もどうぞ、ハッピーサーフィンをよろしくお願いします。
それではすばらしい週末をお迎えください。
Hope you have a wonderful weekend!!
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