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とっさのスピン_最も感動した石器時代風のクリスマスディナー_(1359文字)

Nation The Connector 6’5″

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誰もいなかったブレイクだったが、

テイクオフしたら進行方向に人が見えた。

しかも女の子なので、

あちらから避けたり、

ダックダイブしないだろうと瞬時に感じ、

そこで、

ラインを変えるためにスピンをした。

切り立った斜面は、

もはや準バレル。

摂政瀧朗は、

「サバ」に続く流行語候補である

「ラカ〜」(ラッコ)と言いはじめ、

この後のラカ法王が誕生したとされている。

じつは千葉県一宮町にあるタマサキ地区に、

初代ラカ法王の墓とされるピラミッドがあるので、

歴史は浅いようで深いのだ。

日付が少し前後するが、

これはクリスマスの日。

今年のクリスマスは、

波乗りに人生を捧げるKCと一緒に過ごすことになりました。

コスタリカからFeliz Navidad!(メリークリスマス!)_(1593文字)

クリスマス・イブも同様に彼と一緒でした。

真面目なヘラルドが経営する

『ロス・パーゴス(Los Pargos)』

店名の意味は、

この地域名だ。

ここから1km半ほど離れた海岸をプラヤ・ネグラと呼ぶ。

彼の名前を知りたくスペルを聞いてみると、

Gerardoだと言う。

私の耳が悪いのか、

それともGをHと発音するのだろうか。

これがそのヘラルド。

ちょうど豚足スープを食べていた。

彼は敬虔なカトリック。

という理由でここにはビールを売っていない。

だが、海岸と反対方向にさらに2km歩けば、

ラス・テカスがあって、

そこでは冷凍みぞれビールが飲める。

でも、

2kmの砂利道は、

サーフ後には遠く、

しかも街灯がない&蚊だらけ。

部屋にも冷蔵庫などはない。

ここで車がないと軽く禁酒できます。(笑)

ヘラルドが勧めるのが、

この『アカダイ(オーシャンパーチ、Pargo Rojo)』。

絶品の白身魚で、

しかも安いと来ている。

こ、これはサバ!

私は前出した瀧朗に

『サバが好き』だとバレるほど好きだ。

この赤魚を3尾と、

明日食べるタマゴとか、

炭酸水、

ヨーグルトドリンク(やたらと濃い)を購入。

そのまま歩いて海岸に向かった。

およそ1.5kmくらいでしょうか。

Feliz Navidad!

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そんなクリスマス用のステージ。

絢爛にクリスマスを祝うUSAにくらべると、

何もかもがささやかで、

気持ちが温かくも微笑ましくなる。

いいなぁ。

海岸に着くと、

こんな車のケーキ屋さんがいた。

ローカル・フィッシャーマンであり、

サーファーであるマエストロがいたので、

しばし魚と波話をする。

赤魚(アカウオ)をアルミフォイルに包み、

タキビの上に置いて調理する石器時代方式。

(その時代にはアルミフォイルはなかったが)

トングも何もないので、

少し太めの枝を大きなお箸として、

食材を火から降ろしたりした。

夕陽をピルセンで乾杯し、

調理完成となりました。

もうすぐ完成。

サーフィンのために全てを犠牲にしているKCは、

「これこそが俺たちに最もふさわしいクリスマスディナーだ」

そんなアメリカ人ならではの言葉を発していた。

アメリカ人にとって、

クリスマスディナーとは、

日本人に当てはめると、

元日の食事と同等の重さと重要度がある。

この言葉こそが、

サーフィンに生きる私たちにふさわしい。

浜で焼いた白身魚と、

凍る寸前まで冷やしたピルセンビールのおいしさは、

これからも一生忘れないだろう。

エクセレントサーファーKC_世間からの逸脱_または波世界に没頭_(1520文字)

Pura Vida!!

純粋な人生を!!