Kona Wind, East Side, North Hawaii
Catch Surf Skipper Fish 6’6″
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ハワイは常にトレードウインドという風が吹いていて、
嵐が来たりして気象条件が変わると、
コナウインドという逆向きの風となる。
ちょうどハワイ諸島には嵐が近づいていて、
そのコナウインドとなっている。
コナは、
シェーン・ドリアン大師範が住む地であるので、
彼が私たちに向けて吹かしている大気であろうと想像すると、
なんだかうれしくなった。
上の画像はそのコナウインドがオフショアになる東側のものだが、
こうしてどんな風でもオフショアになるのは小さな島ならではのこと。
メネフネマートがセブンイレブンに買われたとは、
1年半前のこのポストで書いた。
ノースハワイ島の友人たち_さよならメネフネマート_NATIONランボルギーニ_CJネルソン・サーフボード_(1299文字)
で、今回来てみると、
そのセブンイレブンがオープンしていて、
どのくらい変わったのかをチェックしにきた。
大好きだったそれぞれのフードも様変わりし、
いわゆるセブンイレブンとなってしまっていた。
イナリーズの名の由来だったり、
大好きだった沖縄北部風いなり寿司もこんな普通の姿に。
『諸行無常』とあるが、まさにそんな気持ちになった。
ピーナッツバターモチとモチ団子も同じ姿だが、
ここで作られたものではなく、
工場生産のものとなり、
原型をとどめているクロロは、
なんと倍の値段となってしまった。
沖縄にもこのクロロと同様の「なんとぅ」があるので、
ハワイの食文化は沖縄から来たものが多いとわかる。
さて、その東側。
7年前に他界したアンディ・アイアンズを偲ぶ看板があって、
しばし彼のことを、
そして前出のイナリーズでサーフしたことを想いだしていた。
賑やかな東側。
人口が多いこの街にあっても、
このビーチは誰も来ないことで知られている。
このブログ初登場のコングビーチ。
こうして見ると、
無人の穏やかなビーチブレイクだが、
ハワイの冬の例に漏れず、
ものすごいほどの波パワーを誇る。
徒歩15分後、
ビーチで基地を作ってからのんびりしていると、
南西風だったのに上記した嵐が近づいたようで、
南風に向きを変えて、さらには強くなってきたので、
慌ててパドルアウトすると、それはそれはの圧縮波を味わった。
この写真でわかるようにショアブレイク系なので、
波の下部がグワリと切り立つ。
サンオノフレやトレッスルズでは100年かけても味わえないほどの圧力と、
水の粒が100倍にも感じられるほど重く、硬い斜面。
沖に特大セットが入ってきた。
わしわしと全力でパドルし、完全にダックダイブしたが、
波の壁が分厚すぎて、
突き抜けることができずにそのまま波内に吸い込まれてしまった。
大げさに言うならこれは地球爆発かと感じるほどであった。
このとき私が着ていたTシャツが足まで伸びて、
体を完全に包んだ。
まるで自分が繭(まゆ)の中にいるような感覚となり、
全く何が起きたかわからなかったが、
浮かんでくるとそれがTシャツだったことを知って愕然とした。
こんなサイズなのにそのくらいの驚愕的な波パワー。
【テクニック編(映像)】キャッチサーフ スキッパーフィッシュ6’6″_ミッドレングスでのダックダイブ(ドルフィンスルー)講座_(1449文字)
コスタリカで強い波を乗ったと思っていたが、
さすがハワイ、一枚も二枚も圧力が上だった。
そして日本の寒波から創り出された波は、
ものすごいと再確認した日であります。
無事に10数本のマンライ(満足ライディング)を得て帰陸。
フィンセッティングはボンザーサイドに、自作バックフィンのクアッド。
こんな波にも乗れてしまうのが新時代。
さすがキャッチサーフであり、
さらにはジェイミー・オブライアンによる過酷なテストというか、
遊び方も含めて、この日があるのだろう。
ハービー・フレッチャー始皇帝が、
「スリル・イズバック!」と仰せられたが、
まさにそんな感覚で、
アドレナリンが噴出するように体にみなぎった。
これも私の健康法であります。
めでたしめでたしであります。
それでは今日はここまでとして、明日に続きます。
日本はまた寒波だと、友人たちからのSMSでありました。
どうぞインフルエンザにお気をつけて。
手洗いをやたらマメにすると予防できると信じております。
それではHappy Surfing!!
◎