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爆風千葉と『アイアンズ・ブラザーズ・クラシック』にDFW魂は挽肉50gのトホホ_(1737文字)

ふう、ようやく風が止んだ。

ずいぶんと吹いた南風で、

アクアラインを通行止めにさせて、

いくつかの被害もあったほどの春の嵐。

Jeffry’s Ichinomiya, Chiba

.

爆風は、

ささやかなうねりまでも削り取るようで、

波はみるみると小さくなってしまった。

天気図はこんな感じで、

後述するケニーさんも

「低気圧とかはさ、沖合いに抜けないと波は出ないよな」

そう言っていたが、同感である。

でもこのあたりの地形が決まってきていて、

エックス、またはジェフリーズ、

たまに海水浴場という選択肢が出きつつある。

ウナクネ河合さんにこの写真を撮ってもらった後は、

さらに小さくなってしまったので、

風を避けるために太東岬に行くと、

後方の山々によって風はあまり強く感じなかったが、

うねりは膝からもも程度。

そして大混雑でありました。

しかもテイクオフするときに見えるのは、

インサイドで数人が陸に向けてパドリングを開始していて、

その人たちはまるで何も見ていないという状況。

テイクオフして、その後ろ向きの人たちをなんとか避けていくのだが、

TVゲームにようにどこかで誰かと交錯してしまう。

けれど、こんな波なので多くの人に波には乗ってもらいたい。

ケニー泉さんがいらしたので、ご挨拶すると、

「おー、14日ライブやるからよ!良かったら観に来てよ」

「まだ予定は未定ですが、千葉にいたら絶対に行きます!」

「あのよ、昔はさ”上手な人を見て学べ”と教わっただろ」

「はい」

「今の人は一生懸命にやっているのはわかるけど、

他の人のサーフィンは見ないようにしているのかな」

「本当ですね。誰も他の人を見ないので、こんな膝波でもかなり危険ですよね」

「そうなんだよ。見えなければ乗っても良いと思い込んでいるのかな」

「そんな感じですよね」

それでもなんとか、多くの人が楽しく波に乗れる方法を考えていると、

小波ダンパーのときは鵠沼方式というか、

まっすぐ滑る。

横に人がいるときは追いかけたり、そちらに行かない。

そんな方式がいいのだろう。

けれど、太東は3月から地形が良いらしく、

60m近く乗れる良い波がやってきていた。

さて、ノースハワイ(カウアイ島)では、

『アイアンズ・ブラザーズ・パインツリー・(ケイキ)クラシック』

が本日開催されていて、

それがすでに一七年目ということに驚きつつ、

ノアも今年成人する歳になってきたので、

さらには自分もそれだけ歳を重ねたのだと、

感慨深く、RVCAのIGポストをしみじみ眺めていた。

本日これに行っているのは、

先日ここに登場したライアン・グレイブス。

やはりいいなぁ。

懐かしい。

そのライアンは、

キャッチサーフのDFWに乗り、

私のブログポストになったが、

これをキャッチサーフ主宰のジョージ、

ナンバー2のジョエル・マナラスタスが見て、

大感激していた。

「一度、ジャパンでサーフしてみたかったのです」

という願いのライアンが藤沢駅にやってきて、

そこからNAKISURFバン&サバットで平塚ハッピービーチまで行き、

サーフする段となったら、

「サーフボードはなんでも良いよ」

そんなDFW(なんでも最高)魂だったことが一番うれしかった。

さすがであります。

このことは、

バリー・マッギー師匠に特記としてお伝えすることになりました。

こちらNAKISURF千葉のランチミーティング。

メニューを見ると、

デミグラなんたら950円と東京価格だったので、

これはおいしいハンバーグが一宮で食べられると思ったが、

実際はデミグラソースにまみれた挽肉50g程度と、

冷凍ギザギザフレンチフライで、

がっかりしながら撮った写真でもありました。

ちなみにナカガワは大盛り。

棚を探しに茂原まで出たが、

なかなか安くて良いモノはないなぁ。

中古でも1〜2万円は必ずする。

古本屋を見つけると、

埴谷雄高さんの(まだ見ぬ)著書を探すのはいつものことだが、

今回は『夢』という随筆集(作品社刊)を見つけた。

埴谷さんの著書は、

探すといくらでも出てきて、

さらにはあまり人気がないようで、

信じられないほど安いのがうれしい。

また中野の「古書うつつ」さんにも行こう。

あそこも宝の山です。

それではHappy Sunday!!