見渡す限り誰もいない海。
そしてあり余る波。
これがノースハワイの真骨頂。
ハワイ諸島の北端なので、やはり流れがすごい。
ボードを流してしまうと、かなり泳がされる。
こんな神話的要素を持つ海。
NATION The Connector 6’5″
Softsand South, North Hawaii .
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肋骨の下部が痛み、
肋間神経痛になってしまったとは先週書いたが、
キャッチサーフに乗っていたら治ってきた。
全快まではいかないにしてもかなり痛みは去った。
で、コネクターの軽快さ、
速度感覚と、操舵しやすさの愉楽に酔った。
今年は12月から雨が多いそうで、
ハワイ島の火山噴火が原因ではないかとは、識者。
大きな単位で考えるときっと合っているとすら思える。
噴火している火山はここから4島も先で、
直線距離でおよそ500km離れている。
成田空港から大阪以上の距離が、
カウアイ島からハワイ島まであるので、
遠きご近所だと思う。
日本に行っていたスパーキーとジェイミーが帰ってきた。
早速土産話を聞きにいくと、
トーキョーは信じられないほど食べものがおいしかったらしい。
スパーキーは来日五回目で、
ジェイミーは二回目だとあったので、
日本で何を食べても感動的においしかったと思ってしまったのは、
カウアイの食事情がそこまでということでもある。
というのは、ホテルレストランは名シェフが腕を競って、
それはおいしいのだが、庶民が行くには敷居が高すぎる。
けれど、庶民食堂は高くてまずい。
結果、「自炊する」というのが、
こちら、カウアイ島の食事情だということを思い出した。
ふたりに会いに行くと、
なんとこの旅最大の虹が出た。
虹はハワイ語でアヌエヌエ(’anuenue)と言います。
「神聖な雲」という意味としたアオ・アクア(ao akua)もあります。
虹色の笑顔のスパーキーはアロハ・エクスチェンジのオーナー。
デザインとアイディアの天才で、
カウアイのクリエーターの全員が、
スパーキーのことを最大限で賞賛するのは、
良いものを見分ける眼力が備わっているから。
アロハエクスチェンジは、
サーフショップに見えるが、
ローカルセレクトショップで、
開店時から大人気が止まることがなく続いている。
それはやはりスパーキーが掲げる商品作り、
例えばこのオリジナルTシャツは、
「ある素材にプリントする」
という良くある手法ではなく、
オリジナルで素材を選び、
その型を作り、自分たちで選んで染色し、
さらには、
数度ウオッシュをかけて縮まないようにするという念の入れ用。
だからセレクトショップなんですね。
私もアロハエクスチェンジTを数枚持っているが、
柔らかさについ手が伸びて着てしまうほどの素材と、
「Loose Shaka」
「Don’t Surf Club」
といった共感できるグラフィックに加えて、
カウアイ島というパワフルの地場が混ざり込んでいるからと思っている。
NAKISURFでも1度紹介したことがあって、
その人気さに驚いて、
「必要とされている」
そう思って、
今回はTシャツ3型と、
ステッカー多種を仕入れてきました。
夕方6時でお店は閉店したけど、
まだ虹が出ていた。
ショップスタッフのリエちゃん(日本→NY→カウアイ)が見とれていた。
ここまで長い虹というもの珍しい。
そろそろカウアイを離れます。
そして来週からバリです。
【お知らせ】
湘南は藤沢駅南口にスタイルビジネスホテル
『8ホテル』さんがあり、
そこで私はグルメガイドなる連載を持っている。
今回は神がかった話となる
『FUJISA WATABLE』で、
明治25年、江之島から手広を抜ける道が舞台の物語風です。
ぜひご覧になってください。
プリント版は8ホテルのフロントでバックナンバーと共に配布しております。
https://ameblo.jp/8hotel-foodie/entry-12381672792.html
Aloha and Happy Surfing!!
【巻末リンク】
肋骨痛については↓
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