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naki's blog

緑太陽とリーピ_(1584文字)

上限の月が海に溶けていった。

闇となり、

しばらくすると明るくなり、

緑色の太陽が昇ってきた。

グリーンフラッシュは見たことがあるが、

円周グリーンには、

はっきり言って電撃ショックを受けた。

気が触れたか、

目の錯覚かと思ったが、

ちゃんと写真に写っていた。

そんなことに安心した一幕までもあった。

平野サーフィンビーチで森ヤンとサーフし、

空海が観じたフダラクのことを考えていた。

(巻末にリンクしました)

不思議な感覚ではある。

でも確かなのは、

誰かからの「問いかけ」があり、

それに答える自分がいること。

そんな歳になったのか、

この地がそうさせるのか。

さて、BBQ。

横浪半島にあるがしらハウスでは、

河合さんと玉ちゃん、

ナッキーというメンバーがいた。

月は海面に溶け、

「焼けた」と聞こえ、

土佐の赤牛とか、

カレラと表記された三輪の酒が奉られていった。

(カレラについては巻末リンク*2を参照)

さて、

昨年の台風で、

どこかの計測所の風速記録を打ち立てた

『リーピ』という名のスゴウデ・タイフーンがあった。

これはブルードラゴンに多大なる波をもたらせた。

(巻末リンク*3)

しかも何日も。

来る日も来る日も、

またその次の日もグレイトが続いた。

やがては土佐清水からマナブくんまでやってきて、

その天変地異だったり、

閃き、飛び立ち、

「教え」を味わっていたら突然雨風が強くなってきた。

リーピの接近でありましょう。

すかさず翌波で上がり、

橋をくぐって、やや行ったところで子猫の声がした。

みー

ミーーー

ーーー

声のする方を見やると、

堤防の上に段ボール箱があり、

すぐにこれは台風の悪天に乗じた捨て猫だと気づいた。

カラスが箱の中を突いている。

自然はときに残酷だ。

泣いていた子猫は、

目が見えないようで堤防横に落ちていった。

さてさて、

ちょうどそこにやってきたのが玉ちゃん。

それから動物病院に行ったり、

猫の飼い方を勉強したりと大忙し。

そのネコにはこの台風にちなんでリーピと名付けられた。

リーピはすくすくと育ち、

近所のネコたちと遊び、

敵とも対峙し、とっても元気です。

めでたしめでたし。

現在の令和元年五月のリーピ。

リーピは、
「玉ちゃんありがとう」

そうやって生きているのかと思っていたが、

そうではなく、

とっても野性のようで、

こちらが手を出そうとすると、

「シャー」と瞬時に払われた。

野性系だったのは眼を見た瞬間に予測していた。

私は百戦錬磨である。

何の戦かというと、

猫パンチだ。

長年を見続けている。

だがリーピの、

あれほどまで速いアームスピードはトップクラスだ。

野球に例えると、

大谷翔平くんかマイク・トラウト、

古くは千葉秀作の「稲妻斬り」レベルのものであろう。

やはり高い生命力、

猫力の極みというものを感じて、

あの台風の魂がリーピに乗り移ったのだろうかと、

仮説を立てるのもアニミズムが根底にあるからこそである。

今日のウナクネ授業を終わります。

令和初のジグザグコーヒーは、

タマちゃんが渾身焙煎してくれた。

それは真剣にコーヒーを淹れてくれるタマちゃん。

講道館四天王の1人、

西郷四郎もこんな人だったのだろうか。

今度は明治時代に想いを馳せた令和元年初夏。

インターネットラジオから、

ニール・ヤングのハート・オブ・ゴールドがかかっている。

Keep me searching for a heart of gold and I’m getting old.

枯れた感じが良い。

【巻末リンク:空海のフダラクとは】

サーフィンも同行二人_太東岬と足摺岬_EAGLEもうすぐ完売です_(1331文字)

【巻末リンク*2:カレラワインについて】

【文藝短編】ジグザグ玉ちゃんとベンチュラ・セイジのワイナリー=(イコール)カレラワイン=三輪酒_(1836文字)

【巻末リンク*3:高知台風日の一例】

【特大号:台風15号によるやや文藝】四国の冷やい風と波の磁力_海賊料理店の花火_(4400文字)

Happy Surfing!!