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naki's blog

【特大号】トロちゃん&法王_ヘアカリフォルニア_Foodie Guide Around 8hotel by NAKI_サーファーズ岬_泰介さん_(2844文字)

Tyler Warren Big Dream Fish 6’7″

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バックサイドの画を得るのは珍しい。

これにはふたつの理由がある。

一番大きな理由としては、

膝を痛めていて曲げられないので、

上のようなポーズはできないのだが、

青龍泉を中心として、

単発だったが桑田山温泉とか、

中村温泉等の効果があって、

後半にはこんな奇跡のバックサイドとなった。

怪我をしたのは、

コスタリカの後だったので、

じつに17か月もかかって快方に向かったのです。

(4割治ったという感)

良くなればもっと曲げられる。

こんな解読書が出ていた。

「カムパネルラから見た解説書」

そんな内容であります。

銀河鉄道の夜の謎が解ける解ける。

宮鯖賢治先生のうれしそうな顔が浮かんだ。

世間は大谷翔平くんフィーバーで、

よってエンジェルスチームも人気が出ている。

トラウトとかプホルス。

そしてこの新人キャッチャーとかも。

新時代であります。

さて、

千葉に着いて荷下ろしをし、

サーフしてタキビナイトをして、

都内に向かった。

今回の令和初のタキビナイトは、

食事だけの記憶となったのは、

後半はいつものように倒れ込むように寝てしまったからだろう。

都内はトロちゃんと打ち合わせがあり、

この昭和クラシックな喫茶店で、

こちらの案件1〜4までについて熱く語らった。

トロちゃんは本名をトロピカル松村さんと言い、

BLUE誌から反時計回りに巻き上がった新進気鋭の編集者でありつつ、

昭和クラシック主義のグッドサーファーです。

ドラグラ・プロダクションズの一員でもあり、

常に眼を光らせてブルータスやポパイ方面から、

同人誌の果てまでペンを走らせては、

昭和に眼を細める天才型のやさしいのファミリーマン。

トロちゃんは、

自身が提唱する昭和歌謡館で加山さんのアルバムを得ていた。

多羅尾伴内(大瀧詠一さん)のアルバム『楽園Vol.2』を発見した。

値段がすでに5桁もすることに驚いたが、

タキローに伝えると、

「当然です」

そんなことらしい。

ニコンサロンでカメラの点検&清掃。

修理が必要な項目が5つもあった。

あれだけ使えば仕方がない。

ぼんやりと外を見ると、

こんなコンクリートジャングル。

人間というのはすごい。

そのまま一風堂エクスプレス経由で鎌倉に向かい、

umi cafeに行くと、

席の横にドラえもん38巻があったので、

天才バリスタ一平くんを背景に記念写真を撮った。

彼もまたドラグラの一員であります。

さて、

ドラグラのエースであるラカ法王と合流し、

江ノ電で終点藤沢を目指した。

サーフィン研究所前を通り、

峰波をチェックするもフラット。

友人たちの顔が思い浮かんだ。

法王のうれしそうなこと。

8ホテルに着くと、

フーディガイドの最新号が刷られ発行されていた。

この正式名称は

『Foodie Guide Around 8hotel by NAKI』

という。

意訳すると、

『8ホテル周辺の食べものガイド—NAKI』となる。

最近藤沢界隈では人気らしく、

8ホテル付近にいると、

「次はどこですか?」

「いつも読んでいます」

「うちも取材してください」

そう声をかけられることが多くなった。

(巻末リンク参照)

予約時間に聖式カルちゃんがやってきた。

彼はヘア・カリフォルニア主宰で、

ファッションリーダーでもあり、

ドラグラ・プロダクションズの随一のヘア・アーティストでもある。

そんな彼に聖式カットを施していただいた。

待ちに待ったので、ついにという感がある。

なぜか遠慮してしまう私は、

今までヘアスタイルをどうして欲しいとか、

こうしていただきたいとはあまり言えずに、

ここがふくらまないように

とか、

ギザギザでボサボサ感を出して欲しい

と言うだけだったが、

最近は

ここがいらない

とか、

もっと切って

と言えるようになった。

ヘアカリは法王御用達であるので、

椅子に座れば全てをカルちゃんが心得る。

3Dサイクロンシャンプーとか、

バハマブラスト等のテクニックで整髪されて、

夜勤明けの法王の胸にフレッシュな風が吹いたと言う。

みんなで記念撮影。

法王や聖式といるのがうれしい。

そのままキタグチにランチに行き、

ハードオフ経由で藤沢駅に戻る。

小田急線で鵠沼海岸まで行き、

名医ショア整骨院で、

電気ビリビリ・エレキングを施していただいた。

ナオキ先生には、

膝の報告と今後のトレーニング方法などを教えてもらった。

#mycatchsurf の話とか。

法王は腰が張っていたらしく、

夜勤明けということもあってネオチされていた。

それからヨギーニの憧れであるヨガマスターのチコさんと、

森井さんたちと室戸岬方面の打ち合わせをする。

彼らとは足摺楽園海岸(大岐の浜)で偶然お会いしたので、

四国旅はまだ続いているかのような錯覚に陥った。

また江ノ電で鎌倉に戻り、

法王が大好きな鮮魚店があり、

そこで食材を仕込んで、

竜滑庁大膳課の私は、

豆苗とパプリカを黒潮町の黒塩で炒め、

それをベッドとして、

佐島の生ダコを炙ってのせた。

感激味に高知を思いだし、

あれもこれもの記憶が蘇った。

徳島県産地鶏「阿波尾鶏(あわおどり)」

の鶏出汁が東急ストアにあったので、

白糸ネギをまぶすように鳥そばを作ってみた。

チャーシューは豚ロース薄切りを味醂と塩でさっと焼いたもので、

麺は冷や麦を使ってみた。

絶品認定。

夜勤明けの法王もいたので早めに就寝する。

未明、

4時くらいに電話があり、

その主はきんちゃんで、

「(サーファーズ岬に)波あるよ〜」

そんなことだったので法王を起こして向かうと、

まんまと波があり、

それはすばらしい波を得た。

Photo by Hakamada san

きんちゃんと私がボードを交換した画。

忘れられないシェアライド。

Photo by Hakamada san

一緒にサーフできた横山泰介さんと佐枝さん、

そして長男タイくん。

泰介さんは齢70となって、

いまだにバレルインを果たすウナクネ界の長老であり、

そしてドラグラ・プロダクションズでも長老であります。

四国の話をして、

オカモトさんとか森ヤン、

マナブくんやポイくんの話をし、

波のことについても話し込んだ。

タイくんは、

現在オーストラリアのマーガレットリバーに住んでいて、

現在一時帰国中なので会えてラッキーだった。

岸さん、別府さん、しょう寅さんたちに会えた。

たっぷりサーフして、

法王家で食べた朝昼食こそが絶品で、

この画を見ると、

もう一度食べたくなってしまった。

バターをのせたトースト、

煙が出るほど熱したオリーブオイルで、

片面を焦がし焼きにした目玉焼き。

カリフワの絶品に、

ヘアカリのカルちゃんの微笑を思いだした。

それから法王はウナクネ会館の庭師となり、

通路をキレイにされていたのでありました。

どこかの法王と違って庶民感覚たっぷりのウナクネ法王。

彼のことをみんなが大好きなのは、

優しく、おごらず、豊かだからだろう。

【巻末リンク:フーディガイド#9】

Happy Surfing!!