まるで夢で見たかのような朧気な記憶がある。
稀薄で、
ふとすると、
消失するように忘れてしまうようなこと。
波に乗ることは、
夢の中のことと似ていると感じたのは、
記憶がものすごい勢いで失せていくからだろうか。
そんな中でも忘れないこともあるのも夢と似ている。
これはそんな1本。
タイラーのビッグフィッシュでの滑走。
滑走はグライドだったり、
サーフィンと言うのだが、
ドラゴングライドと言い始めたのは、
浦ノ内下中山に住む片岡さんが由来だろう。
それまでは、
ひねって、ねじってウナギクネクネだったのだが、
「すばらしいものには、正当な光を浴びさせるべき」
そういう片岡さんのアイディアにしたがったら、
ドラグラ・プロダクションズが発足したり、
さらには、
片岡さんが人気エッセイをここに連載してくれるようになった。
(巻末にご案内します)
波側を加重することはサーフィンの基本で、
これによってチューブライドや全ての滑走(グライド)が具現化する。
こうして利き足でレイルを伝わって波壁を感じるのは、
ときに宇宙的な感覚となる。
夜明け前の青龍寺裏。
こんな色になる朝もある。
色彩の不思議、奇跡。
激流の中の「休みグライド」。
体力がないわけではないが、
休まずにそのまま乗る波もある。
これはキャッチサーフの6フィート。
スキッパーフィッシュであり、
先ほどのはタイラーのフィッシュが6’7″ 。
もしかすると、
エリック・クリステンソンの7’2″が、
一番良いチョイスだったのかもしれない。
片岡さんの親友タローマン。
このブログ内では、
いろいろあってタヌーマンとなっているのだが、
彼はマンガの主人公みたいに注目されたり、
各地で批判されたりしているが、
それもそのはず、
彼にタヌキが取り憑いたか、
人が狸の能力を手に入れた獣人ではないかと推察されている。
(巻末リンクを参照ください)
片岡さんはこれについて何も言わないのが気になるが、
もしかすると、
当たらずとも遠からずといったところだろう。
ということで、
沖縄までやってきました。
すばらしい天気です。
みなさんのすばらしい日となりますように。
□
【巻末リンク:タヌーマン!?】
【片岡鯖男作品索引】
【特大号】3.8フィートの週末1-2波 / 片岡鯖男〈ドラグラプロダクションズ製作〉_アパッチ_しんじょう君_ヘンプうどん_SO-AN_宇佐_11年前のBLUE誌_(2539文字)
Happy Surfing!!
◎