サントリーニ島に見えるが、
これは土佐横浪半島の景色だ。
不思議だけど、
他に建物がないので、
なんとも見事にマッチしている。
こういう建築の印象が土地の記憶となる。
さて、
台風12号ドルフィンは、
被害をほぼ出さずに北海上に抜けて行った。
元々は、
天気図にも出ない低い気圧のかたまりがあった。
それが突然熱帯低気圧となり、
威力を増しつつ台風となったのがこの12号だった。
さらに書くと、
12号は波堤防となる秋雨前線をも伴っていた。
そんな出生なので、
全くと言っていいほど、
良い波は期待していなかった。
だが、
結果的には、
「今年一番(*)」
のコンディションとなり、
各地に『夢波』をもたらした。
今日はその12号波の一覧を。
(*波サイズなら10号ハイシェンが最大だった。
巻末リンクをご覧ください)
Tyler Warren 2+1 / 6’5″
.
海がどれほど動いていたか、
波先の信じられないほどの速さ、
そしてうねりの威力とスケール感。
自分の無力さを知った波群だった。
サーフボードの速度というのは、
あれほどまでに上がるということも。
ROTPサーフスーツの新作でサーフした。
(巻末リンク*2を参照ください)で、
川からの水が冷たかったのと、
長時間波待ちをすると思って着た。
ひさしぶりのスーツだったけど、
5時間あまりも快適にサーフできたのは、
この超スーツにも由来していた。
Bonzer 1973 / 6’5″
.
シャッチョーとベンチュラ・セイジが、
「ここ(あそこ)はウニだらけです」
そんなことを教えてくれた。
「潜るとわかりますけど、
あそこは岩盤と岩の連なりです…」
そんな激烈なるサーフブレイクがWBPだ。
タヌくんが、
「前にあそこでワイプアウトしたらさ、
ウエットスーツが真ん中から全部裂けちゃったんだよ」
「えー!抵抗で?」
「そうです。あの威力はすごかったです」
そんなエピソードを持つWBPは、
満潮時ならいざ知らず、
サイズアップの干潮ならば、
完全無人というステージが出現する。
Catch Surf® Skipper Fish 6’0″
Tyler Stanaland model
Mega Quad Fins
.
ミドルタイド(満潮でも干潮でもないこと)は、
まさにノースショアにあるログ・キャビンそっくりの波質になる。
岩までの距離はもちろん、
位置を確かめながらテイクオフしていく。
岩の前なので大胆に見えるけど、
実際には、
かなり的確な状況判断は常にしている。
そしてこれはボンザー。
50年近く前のサーフボード・デザインでWBPは乗れるのか?
そんなことがテーマだった。
結果は最高速を更新することになった。
満潮近くなると、
このように豊満な斜面が出現する。
これが本来のWBPだけど、
私はひねって干潮を目指す。
NAKISURF初期のテーマがあって、
それは、
「逆もまた真なり」
だった。
そんな思想を掲げた
『逆真流発足の日(巻末リンク*3を参照ください)』
そんなことを思いだしたWBPでした。
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【巻末リンク:10号の最大波】
【巻末リンク*2:ROTPという超級スーツ】
【巻末リンク*3:逆真会(13年前)】
Happy Surfing and Happy Life style!!
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