高知から伊豆にまで到着し、
「ラカ法王が鎌倉からやってきて一緒にサーフした」
とまで昨日書いた。
ラカ法王は、
ハッピーサーフィンを布教するリーダーだ。
また私たちの心のよりどころであり、
不思議な力を宿す人である。
the RACA FAMILY
37〜39th and the Jiro
.
私たちが病いから逃れているのは、
法王のご加護だと真剣に信じている。
私はハッピーサーフィンの広報部であるので、
つまりは法王のことを広報、
プロモートする毎日でもある。
話は変わる。
私は「人気がない」ものが好きだ。
なので、
波乗りも誰もいないところを好む。
誰もいないサーフブレイクというのは、
たいていは岩があったり、
波情報には出てこないところであるが、
人気がないのは、
波が悪いわけではなく、
知られていないだけのサーフスポットがほとんどだ。
そこに法王とふたりでパドルアウトした。
聖式カルちゃんが登場したが、
自宅に電気工事の人が入っているようで、
コンセントの位置を電話で詳細に指示していたので、
私たちは先に着替えて海に向かったのだ。
スポーツ万能の法王は、
サーフ歴は短いが、
すでにグレイトサーファーだ。
いわゆるショアブレイクだけど、
これだけのサイズがあって、
強いオフショアによって波壁は切り立ってとなれば、
サーフィンの醍醐味がたっぷりと味わえた。
カルちゃんが着替えた。
このヘッドキャップについて聞いてみると、
「かぶると信じられないほど温かいですよ」
そんなことらしく、
サーフ時間が短い私は、
防寒よりも動きやすさを欲するので、
あまり必要ないかと考えていたが、
この風ですっかりと冷えてしまった。
カルちゃんのダウンザラインは、
品があって美しい。
彼はホノルルでヘアサロンをオープンし、
それから湘南で二軒のサロンを作った。
『ヘアカリ』(『ヘア・カリフォルニア』)は、
ファッション・フリークや、
サーフ・マニアなどの間で多くの熱狂的な信奉者を生み、
一気にドラグラ・カルチャーのアイコンとなった。
現在は海のそばの、
藤沢市東海岸でプライベート・ヘアサロン
『ヘア・カリフォルニア・スタジオ』をオープンさせて、
ほぼ予約が取れないほど忙しいと聞こえてきた。
ビンテージ系のファッションや、
最新スタイルに精通しているカルちゃん。
波乗りのラインが彼の挙措を表現しているようにも映った。
Nacky on
Catch Surf® Heritage Collection Nose-rider 8’6″
.
こちらナッキー。
風が強い日にサーフするのが苦手なのだと告白されたので、
コクハクというキーワードから、
「仮面の告白(1949:三島由紀夫)」だねと言うと、
世代的に、
文学スタイル的に全くわからない彼女は?マークを浮かべていた。
「漕いで漕いで漕いでからテイクオフするように」
そんなアドバイスをすると、
「思っていたより乗れる。おもしろい!」
そう言って目を輝かせていた。
Catch Surf® X Nakisurf Special Skipper Fish ⅥI 6’0″
Nakisurf Original Twin + Vektor VMK (rear) + VT
.
ただ、
北東への流れがすごいので、
数本乗ると上流に歩いていくのだが、
のんびり歩くと冷えてしまうので走ることがほとんどだった。
私がサーフィンを始めたころは、
ほぼどんなコンディションでもサーフしていたので、
茅ヶ崎チサンでサーフしていて西風に流されて、
隣町の辻堂まで行ってしまったこともあり、
そんないろいろの38年も前のことを思いだしていた。
法王の御料車はホンダ・サバット。
ドラグラ・プロダクションズ内では憧れの車だ。
私たちはサバットでスシロー・ミーティングに行き、
渾身の寿司をいただき、
すばらしい伊豆トリップの総括をしたのだった。
法王の前世はラッコ(摂政瀧朗調べ)らしいので、
やはり魚介類がお好きなようでありました。
すばらしい土曜日をお過ごしください〜。
□
【巻末リンク:伊豆】
Happy Surfing and Happy Lifestyles!!
◎